来るか、ユニボールファントム。
2010年 03月 17日
新規商品導入の決定権はもちろん店長にあるのだが、現場の人間に担当を持たせることで売り場の活性化がはかれると考えているのか、現場の声をメーカーに届ける必要があると考えているのかはいまいちよく分からない。
よく分からないが、各メーカーの新商品の話を聞くのはおもしろいに決まっている。
三菱のサイトにアップされているからもう書いていいのだろう。
もうすぐ発売される商品、ゲルインクボールペンuni-ball FANTHOM(ユニボールファントム)に大注目だ。
こすって消せるゲルインクボールペン…つまり「世界累計販売本数2億本突破」のPILOTのフリクションにあえて戦いを挑もうという勇気あるボールペンの登場である。
勝算はあるのか。
開発チームはもりあがっているのか、やけっぱちなのか。
プレスリリースでは、従来の消しゴムで消すタイプのゲル「ユニボールシグノイレイサブル」に言及しているが、意識しているのは明らかにフリクション。
他人事で申し訳ないが、本当に楽しみで楽しみでしかたがない。
もうにやにやしてしまう。
余談になるがこのペンについてはちょっと予想していたところもある。
先日三菱にもらった替芯カタログ(私のもっとも愛するものの一つ。聖典と呼びたい)に見たことのない芯が載っていて、そこにユニボールファントムとあったのだ。
名前から想像するにもしや消えるペンを…
恐ろしい想像は当たってしまった。
しかしこれ…
新商品の話を持ってきた担当者に遠慮なくがんがん言ってしまったが、大丈夫なのかというポイントが少なくとも2つある。
ペンのおしりについているラバーで消すフリクションとは対照的に、キャップ全体で消せるようにしたのはいいとして、でもあのラバー、汚れたらかなりやっかいですよ。
フリクションを使ってみてまず思ったのが、新品のときはおもしろいように消えるが、ラバーが汚れてきたらその汚れごとこすってしまい、最初のようにはきれいに消えないものなんだなというもの。
ラバーの面積をそんなに広くしてしまって大丈夫なのか。
それとプレスリリースには書かれていないが、フリクションとの差別化をはかるため、インクの消える温度をフリクションよりも低く、インクの復活する温度をフリクションよりも高くしたと聞いた。
消える方の温度は似たり寄ったりなのでまだしも、問題は復活する温度。
フリクションはマイナス20度で復活するところを、ファントムは0度で復活するらしい。
うーん…冷凍庫に入れなくても復活する温度というのが気になる。
極寒地域はもちろん、大阪でもうんと寒い日には消したはずの文字がわらわらと浮いて来たりして。
ま☆
それもこれも使ってみてから。
早く早くう。