進化するプレピー。
2010年 05月 30日
プラチナ萬年筆から、1年間キャップをしたまま使わなくてもインクが乾いてしまわない万年筆「プレジール」が発売になった。
その秘密はキャップ内部の構造にあるという。
ちょっと待ったーーーーー!
記事には一切ふれられていないが、これはプラチナからすでに発売されているシリーズ「プレピー」とまったく同じ構造を持つ万年筆である。
キャップの秘密はプレピーにもすでにあるし、ペン先もプレピーと同じ。
落ち着くんだ。
いわばプレジールはプレピーの進化パージョン。
プレピーがお手軽な値段でカラーインクを楽しめる万年筆であるのに対して、プレジールはボディを艶っぽく豪華に仕上げ、より万年筆らしい体裁にした万年筆。
ボディの色=インクの色というわけではない、「豪華なプレピー」みたいなものだ。
ちなみにこれはマイプレピー。
コンバータを入れて(そうなんです。プレピーにはコンバータが使えるんです)、PILOTの色彩雫「孔雀」を使用中。
ペン先が乾かないキャップの秘密はこちら。
キャップの先端にスプリングが入っているのが見えるでしょうか。
このスプリングのおかげでキャップ内の内鞘がよりペン先にフィットした状態でぱちんと閉まる。
まあプレピーもプレジールもプラチナの製品に変わりはないし、ボディが豪華になるのはいいことだと思う。
プレピーを愛用している中年男性は結構多いから。
が、それならペン先ももうちょっとなんとかしたらよかったのでは…
コンバータまで買って試して使っている私でも、プレピーはやっぱりプレピーだなと思ってしまうペン先。
それは万年筆ではなく、限りなくペンに近い。
200円のプレピーなら「お、わりといいやん」となっても、1000円でも同じままでは少々せつない。
個人的にプラチナ万年筆のブルーブラックが、もう少し黒い色がいいんだけどなー。
お久しぶりです。
確かにプラチナのブルーブラックはちょっと明るいですね。
私はそこが好きだったりもするのですが…
わかば84さんもコンバータで理想のブルーブラックを追究してみてください☆