三菱展示会・どきどき替芯篇〜ジェットストリームの巻〜。
2010年 08月 27日
が、それをいったいどのように記述するのが分かりやすいのか、ずっと考えあぐねていた。
何しろ商品は多岐に渡り、あれこれ質問した小生のせいで話があっちにとび、こっちにとびしてしまったからだ。
悩んだ末、以下のように分類してみる。
どきどき替芯篇
なるほど雑学篇
わくわく新商品篇
というわけで、まずはどきどき(ハアハアの間違いじゃないのか)替芯篇から。
替芯篇のラインナップは以下の通り。
ジェットストリームの巻。
パワータンクの巻。
シグノの巻。
それでは語らせていただきます(キラーン)。
まずは当ブログですっかりおなじみ、小生の相棒、ジェットストリーム0.5の替芯SXR-5から。
展示会場に足を踏み入れた数分後にはもう「ジェットストリームのインクに詳しい方はどちらに」などと勝手に趣味に走り始めた小生。
この機会を逃してたまるかよニャロメ。
質問の末、分かったことは以下の通り。
1)SXR-5はスロースターター。
2)替芯は季節に左右される。
3)ジェットストリームの4C芯は当面出ない。
1)!
キタコレ!
もうこれだけでお腹いっぱいでござった。
ミュージカルみたいに飛んだり跳ねたりしたかったほど。
ほらあ。
ほらほらほらほらあ。
やっぱりそうでした。
奴らスロースターターなんですよ(三菱・SXR-5。参照)。
一般にボールの径が小さいほど、インクが回ってボールがスムーズに回転するまで時間がかかるのだとか。
もちろん普通の油性ボールペンの0.5の芯、例えば楽ノックの0.5(SA-5CN)等に比べるとずいぶんインクの回りがよいらしいが(非常によく分かります)、それでもジェットストリーム0.7や1.0に比べると最初からなめらかに、とはいかない様子。
最初はがりがり引っかかってよそよそしい感じがするが、使って行くうちにどんどんおもしろいほどなめらかに書けるようになる…という小生の経験からのSXR-5観、正しかったです。
ああ、ダルビッシュのようにマウンドで吼えたい。
そしてそのインクの回りに影響する要因として、小生が考えていたのは気温。
夏のほうがSXRエンジンのかかりが明らかに速いことに気づいていて、これは何もジェットストリームに限ったことではないが、お客さんにも気温の影響については実際よく聞かれるので併せて聞いてみたところ、やはりそれは「ある」とのこと。
2)の話になるわけです。
気温が高い方がインクの回りがよくなるらしい。
ふむふむやっぱり。
これには思い当たるふしがある。
そもそもジェットストリームの0.5が世に出たときのこと。
こぞって店頭スタッフが0.5に手を出し、1本目のインクを使い切り、替芯を入れ替えるや否やぶーぶーいう声が上がり始めたのだ。
最初はつるつるすらすら書けたのに、芯を入れ替えたらがりがりして全然あかん、と。
もしかすると出始めの頃と今とではボールやインクがマイナーチェンジされ、最初の頃のものはさらにイマイチだったのかもしれないが(このへんは想像)、本体が出始めた時期が9月、芯を入れ替えた時期が初冬だっとことを思えば、あるいは外気温の影響はあるのかもしれないなと思う。
SXR-5のなめらか感に不満があると、クレームが数件発生したのも真冬のことだった。
本当はこんなことではいけないのかもしれないが、SXR-5はそんな人です。
実際に自分が使ってみて得た感覚でこっそりお客さんとはトークしていたが、その道のプロもそう言うのだから、ほぼ間違いのないところなのだろう。
適当なこと言ってたんじゃなかった。
それが何より。
マニアの五感、侮りがたし。
しかし、こういう疑問が年に一回しか解決しないのはいかがなものか。
だって、営業さんに聞いたら1)も2)も「ないと思います」って言われたもんーーーーー
メーカーとしては「きっちり品質管理してます」って言いたいのは分かるけど、こっちは責めてるわけじゃなく、真実が知りたいだけなんだから。
多少の欠点があっても嫌いになんてなるもんか。
真実が分かれば対処法だって分かるんだし、そういうこと込みでお客さんに説明できればいいんだから。
くー…
常時技術者レベルの人と話せたらなあ…
仕事にならないかしらん…
そして3)。
展示会では疑問だけでなく、希望も容赦なくがんがんにアピールしまくりの小生。
ジェットストリームの4C芯化。
おそらくこれはジェットストリーム愛好家の悲願ではないでしょうか。
きっとあっという間にインクは減ってなくなるのだろうけれど、晴れて高級軸に入れることができ、ボディへの不満も一気に解消。
これは後述する予定だが、こんなに売れっ子で、新油性の中では他の追随を許さないクオリティのインクを誇るジェットストリームが、デザインにはあまりにも無頓着すぎる気がするのである。
¥150軸の限定カラーとかばっかり出すんじゃなくて、なんかもっとこう、スーツの胸元から取り出してさまになるような…
言いたいことは山ほどあるが、とにかく今はジェットストリームの4C芯化は当面ないとのこと。
残念すぎるぜ。
まだまだ続くが、今日もお仕事。
そうです、私もついに0.5に目覚めてしまいました。
手帳で裏写りしないところがとてもいいですね。
ついに目覚めましたか!
少々難しいところのある0.5ですが、はまればきっと手放せなくなるはず。
「スタイルフィット用の替芯にジェットストリームの0.5」ももちろん力説いたしました。
が、当面は予定なしだそうです…(>_<)
相当要望があるような口調でしたので、いずれは…と信じています。
小生の感触ではSXRー38はSXR-5に比べて最初からある程度ゆるい感じがしました。
その証拠に書いた文字の後じまいが悪いですし(ボテ的なもの)、筆記線も0.5とほとんど変わらない印象さえ受けました。
0.38のジェットストリームを開発するにあたってインクをさらに改良したのだと予想しています。