LIFE・ホワイトヴィンテージ(蛇足)。
2010年 09月 24日
そもそも今までずっとLIFEの紙製品にPOPもサンプルも書いてこなかったのは、LIFEの紙製品がそれだけでもう十分に完成されているからだ。
誰があの素敵な表紙にPOPを貼れるというのか。
少なくとも小生の文字でみちみちした手作り感満載のPOPは無理だ。
それは中のページにしても同じ。
何を書いてもLIFEの雰囲気を損ねる気がして、何も書くことができなかった。
もちろんそんなことを言えば、MDノートだって、他のノートだって、デザインした人はBUUUUU!と思っているに違いない。
ノートの表紙にPOPを貼り付けるなど考えてみたら乱暴なことだ。
サンプルにしても、あたりさわりのないさわやかなものを書ければまだ許される気もするが、残念ながらひとたび小生がノートを使うと、何を書いても何やらあやしげでおかしいことになってしまう。
もはや自分ではどうしようもないとはいえ、その危険性については十分に自覚し、認識する必要があった。
だから恐る恐る、あくまでも文房具を損ねないよう、慎重にPOPやサンプルを作ってきた。
これは許されるかな、これはアウトだろう。
慎重に慎重に。
LIFEのノートは小生の中ではずっとアウトだった。
ブランド品がそれだけで完結しているように、LIFEのノートはもうそれだけで多くを語る。
だから何もしなくても良いのではないかと。
が、以前の職場とは事情が違った。
紙製品好きの人間にとってはすっかりおなじみのLIFEでも、ノートといえばコクヨのキャンパスノート、LIFE?何それ?という人がほとんどの客層。
上司に熱弁して仕入れてもらったものの、数ヶ月間実はまったく売れていなかった。
かろうじて先輩格のノーブルノートはちらほら売れるものの、ホワイトヴィンテージは大苦戦。
今回のサンプルはその苦肉の策だった。
しかしホワイトヴィンテージを家に持ち帰り、手に取って眺めるも、どうしても表紙に何かを貼る勇気はなし。
同様にいつもの猫町流サンプルを書く勇気もなし。
ということで、普段はPOPに書くようなことを中のページに書いたというわけ。
ハッツ。
もしかしてサンプルってそういうものなのか。
今までの小生が愚かすぎたのか。
これは新書サイズの方眼。
サンプルは長いので一部。
今回はにじまずに書けてます。
こちらは文庫サイズの横罫。
やっぱり横罫は真面目なことを書いてしまう。
そしてこれがわれらの無罫。
ポケットサイズ。
相変わらず無罫は素晴らしいが、このサイズ使いにくい…
一番使いやすかったのは新書サイズ。
買うんなら新書サイズの無罫かな。
こうして載せるのも本当はつらい…
字がきれいなわけでもなんでもないし。
でも、字がきれいじゃない人にもノートを楽しんでほしいから。
そしておかげさまで昨日、ようやく1冊売れました。
これからもずっと、誰も不快にならないサンプルでありますように。
私も文房具大好きですが、猫町さんの文具好きっぷりが
なんだか微笑ましくって楽しく拝見してます。
猫町さんがいるお店にいけるお客さんは楽しいだろうな~。
もっといろんなpop見てみたいです。
こんなん見ちゃったら、私も間違いなくLIFE買っちゃいますよ^^
はじめまして。
ようこそ無罫フォントへ。
POPにコメントどうもありがとうございます。
nunoさんみたいなお客さんがいたら本当にうれしいですし、そう思っていただけるようコツコツと書いていこうと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。