猫町フミヲの文房具日記
by 猫町フミヲ@無罫フォント
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PILOT・アクロボール3。

仕事耕具:なめらか油性インキでグリグリ書ける——パイロットの3色ボールペン「アクロボール3」

気がつけば10月。
替芯と戯れたり、シャープ芯について妄想したり、サンプルを作ったり、POPを書いたり、愛用のペンをなくしたり、復活させたりしているうちにPILOTの展示会からはや一ヶ月。
三菱の展示会にいたっては8月の話。

いろんな楽しい話があるのになかなかうまくまとめられず、もたもたしているうちにそのときはまだ小生をはじめほんの一部の人間しか知らなかったきらきらした新製品があっさり店頭に入荷してしまい、あーもー何やってんだろ…

でもえんや。
ぴちぴちの情報を売りにしたブログじゃないし(キリッ)。
じゃあ何が売りかと言われると困るけど。
近視眼的分析と妄想かなあ…
ちぇ…(川に向かって小石)

というわけで、PILOTのアクロボール3も店頭に入荷して来てしまいました。
アクロボール派の皆さん待望の3色ペン。
ちなみに芯はBKRFと互換性あり。
つまりDr.グリップ4+1の中にアクロボールを入れることができます(緑色の替芯がないので、その部分は適当に好きな色の芯を入れるなどして)。

さて、それではこのアクロボールについて以下に述べていきましょう。

アクロボール誕生は今から約2年前。
明らかに三菱のジェットストリームに対抗してPILOTが出した油性ボールペン。

余計なお世話だが、小生からするとこのアクロボール、かなりせつない系ボールペンだ。
なぜせつないのかというと、ジェットストリームに対抗できなかったから。
ではなぜ対抗できなかったのかというと、それには「戦略的な失敗」と、「品質的なインパクト不足」があげられるのではないかと勝手に分析している。

まず、「戦略的な失敗」から。
ちょっとこちらを見ていただきたいのだが、これが最初に出たアクロボールのラインナップ。
軸のデザインがどうのこうのという話は後述したいが、¥150の0.7が6種類、¥150の1.0が3種類、¥250の0.7が3種類、¥250の1.0が3種類…

多すぎです。

もう入荷したときから訳が分からず、え、なんでこれ高いん?ああ、クリップが金属やから?え、これ0.7と1.0があんの?あー…水色の軸とピンクの軸と黄色の軸は中は黒インクなんや…と理解するのも一苦労。

さらに、これが水性ボールペンのノック式、VボールRTと一緒に出たからさあ大変。
什器もアクロボール、VボールRT一体型で、いくら「油性ッ!」とか「水性ッ!」とか書いてあったもあかんて話。
ほんまこれ店員から見ても、ごっちゃごっちゃして相当分かりにくかったんです。
当然お客さんから見ても分かりにくかったはず。

そしてこういうごちゃごちゃで分かりづらい感じというのは、確実に店員のやる気をそぐもの。
分かりにくいからもり上がりようもないというか。
スタッフの中にはアンチジェットストリーム派もいるわけで、ここで「よっしゃアクロボール売ったる」となれば、もう少し違う展開もあったかもしれないのに。
が、そうなりにくい要素が最初からありすぎました。

そう考えるとぺんてるのビクーニャはすっきりしているなあ。
ペン先は0.7のみ。
軸の色は色とりどりあれど、赤軸の赤インクと青軸の青インク以外は全部中が黒インクだと思えば理解も速い。
むう、戦略会議で「PILOTのアクロボールみたいにならんようにしよう」という話が出たに違いない…

次に「品質的なインパクト不足」。
要するに、ジェットストリームほどなめらかではない、と判断されたということだと思う。

お客さんというのは残酷なもので、試し書きのにょろにょろの瞬間によほどピンとこなければインクそのものにはさほど食いつかない。
インクはまあどれも普通で、あとはデザインや持ちやすさやノックの感じやオプション(例えばクリップがしっかりはさめるようになっている等)で決めているようなところがある。

ジェットストリームが飛び抜けてすごいのは、このにょろにょろの段階でもうお客さんを納得させてしまう圧倒的ななめらかさがあるところ。
今年出たぺんてるのビクーニャが手強いのも、このにょろにょろのインパクトが強烈だからだ。

その点アクロボールは弱かった。
確かに従来の油性ボールペンに比べるとずいぶんなめらかだが、ジェットストリームほどではない。
なので、ジェットストリームがすべりすぎだと感じていたユーザーには支持されたが、ジェットストリームのなめらかさに魅せられたユーザーたちを惑わせるほど、ジェットストリームと人気を二分する存在にはなれなかった。

ところで、アクロボールの売りは2つあって、1つめは「アクロボールインキ」、2つめは「タイヤパターングリップ」である。
前者は「書き出しが良くなめらかに濃く書ける」インク。
これは前述のごとくであるが、一つだけ言わせてもらうと、書き出しはけっして良くはない。
むしろ一発目はたいていかすれてしまう。

このことについてどうしても言いたくて、展示会のとき、アクロボールのブースにいたお兄さんに聞いてみたのである。

「書き出しかすれますよね」

とストレートに。
お兄さんは一瞬絶句したが、苦笑いでうなずいてくれました。
あれは、インクをなめらかにしたぶん、とばとば出ないよう、乾きやすいインクになっているかららしい。
その乾いたインクがかたまって書き出しに少しかすれてしまうのではないかとのこと。
ならば、接着剤のフタをするときの要領で、書き終わり(一日の終わり)にきれいにぬぐえば、次(翌日)書いた時にはかすれないのだろうか?(これは想像だが)

まあ、なんにせよ、こういうインクの説明をしてくれるお兄さんは、インクのだめな部分についてもきちんと隠さず話してくれるので大好きだ。
こういう話を聞くと、小生がSXR-5の不器用なエンジンを愛でるように、アクロボールとも上手に付き合っている人がいるのだろうと思うし、いてほしいと思うのだった。

以上、アクロボールがいまいちでせつない理由を戦略面や品質面からえんえん論じてきたが、最後にやはりデザインのことにも少しふれておきたい。

デザインには好みもあるし、小生は特にそのあたりにとんと疎いのでとやかく言う筋合いはないが、やはり最初に出たアクロボールのラインナップを眺めるにつけ、ちょっと垢抜けなさすぎたかなと。
とくに水色、ピンク、黄色の軸の発色の悪さ。
あれはいけません。

あと、グリップ。
これはアクロボールの2つめの売り(タイヤパターングリップ)なので悪く言いたくはないし、見た目がどんくさくても「これえらい握りやすいな!」というグリップは多々存在するので、グリップ自体はいいと思うのだが、軸のデザインとあいまって何か重いような、無骨な印象になってしまったのは確か。

せめて外見がもう少しシュッとしていれば、あるいはもう少し違う展開もあったかも。
デザインで飛びついて、あとでゆっくり品質に目覚めてくれるお客さんだっているのだから。
なんか…残念すぎる。

これらを総合して、小生の中ではアクロボールはせつない系ボールペンなのでした☆

でも大丈夫。
前置きが長くなったが(長すぎじゃ)、今度出たアクロボール3の外見を見てください。
このポップな感じ。
単色のアクロボールのあのぱっとしない感じからするとずいぶん…
本当に兄弟?みたいな…

写真もきれいけれど、実物もとてもいい色。
今まで述べて来たような、アクロボールをめぐる涙なしでは読めない物語など忘れて、いろんな人にぜひぜひキャッキャと手に取ってもらいたい。
そしてアクロボールの存在に気づいてほしい。

本当にそう思っているんです。
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by mukei_font | 2010-10-05 23:13 | 筆記具・多色、多機能 | Comments(0)
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