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猫町フミヲの文房具日記

100円ボールペンの宇宙・ZEBRA・ジムノック。

さて、ずいぶん間隔があいてしまいましたが、「100円ボールペンの宇宙」の続きを書きたいと思います。

今回取り上げるのは「ザ・100円ボールペントリオ」のうちのZEBRA・ジムノック。
一番下のペンです。
どうしてこの3本になったのかについては上記リンクの前回の記事をご参照ください。
100円ボールペンの宇宙・ZEBRA・ジムノック。_f0220714_18272391.jpg

さて、ZEBRAのジムノック。
実は小生はこのペンこそが「キング・オブ・100円ボールペン」だと信じていたようなところがありました。
今から10年くらい前の話です。

「信じていた」と過去形にするとなんだか今は違うペンが「キング」のようですが、後述のように時代とともに100円ボールペン、あるいはボールペンと小生の関係が変化し、そこに新油性ボールペンなるものが台頭し、簡単に「キング」を決めがたい状況になってしまい、「キング」そのものの定義づけがうやむやになってしまったというのが正確なところです

が、10年くらい前というのは今よりも100円ボールペンが各社横並びだった時代。
言わば「キング」をもっとも純粋に追究することができた時代。
そんなピュアな時代に出会い、小生をとりこにしたボールペンがこのジムノックだったというわけです。

さて、「100円ボールペンが各社横並びだった時代」にあって、今の時代にないものはなんでしょうか。
小生はそれをボールペンに対する感度の高さであると考えます。

昔の有名なCMのフレーズで言うところの「違いがわかる」というあれ。
インクに対する感度しかり、グリップに対する、あるいはノックの感触に関する感度しかり、ユーザー一人一人の感性が今の比ではなかったと小生は思います。
というのもそれくらい各社の商品が横並びで顕著な差がなかったため、自然とそれらの差異をつかむ感覚が磨かれたのではないかと思うわけです。

少々難解な言葉を用いるとそれは「閾値」という言葉で説明できるかと思うのですが、油性ボールペン時代はボールペンのあれこれに対する閾値が低かったと言えます。
少しの違いにも気づくことができたのです。
が、この閾値を一気に跳ね上げてしまったのが新油性ボールペンの参入です。
ちょっと試しただけで明らかになめらかで黒々としていて書きやすいことが分かる。
この明らかに分かる感じというのは閾値のきわめて高い状態です。

例えばコーヒーと砂糖の関係で言うと、閾値が低いというのは砂糖がほんの少ししか入っていないのに甘い、と感じる感覚です。
一方で、閾値が高いというのは砂糖がとばとば入って初めて甘い、と感じる感覚です。
「違いが分かる」のはどちらか。
それは前者です。
ボールペンの世界でもこのようなことが起こっていると小生は考えます。

まあこのように考えてはみたものの、小生はインクの開発者ではありませんから、油性ボールペン時代のインクがどうして横並びにならざるをえず、新油性インクになったとたんにそれぞれの特徴がより分かりやすいものになったのか(新油性インク同士の比較は油性インク同士の比較よりも分かりやすいという意味で)ということについては分かりません。
素人考えでざっくりと分析したという点をご了承いただきたく思います。

さて、このように油性ボールペン界に「油性時代」と「新油性時代」があり、それぞれでユーザーの感度が違ってきているという点をふまえて、以下に見ていきましょう。

先ほども少し述べましたが、ボールペンに対する閾値がきわめて低い時代、すなわち細かな違いが分かりまくる感性ビンビンの時代、小生がボールペンを判断する上で重要視したポイントがいくつかありました。

まずインク。
これは次の「新油性時代」では要になってくる部分であり、「新油性時代」ほどそこに明らかな差がなかったと思われるにもかかわらず、やはり最重要ポイントでありました。
ボタができにくいか。
糸を引いてべたべたしないか。
安定感はあるか。

次にノック。
やけに跳ね返りの強いノックではないか。
ノック音はうるさすぎないか。
ノックが指になじむか。

あるいはグリップ。
持ちやすいか。
疲れにくくはないか。
やりすぎた工夫はないか。

あとは全体的なデザイン。
クリップやグリップの形。
クリップの強度。
汚れにくさ。

こんな風に列挙していくと、新油性ボールペン全盛期の今がいかにインクそのものにのみ関心が集中している時代かということが分かると思います。
欲を言えば今でもジェットストリームのグリップについて、あるいはアクロボールのノックの感触についていろいろユーザーは思っているのでしょうが、まずはインクありき。
他の要素はあくまでもインクで選んだ後のオプション的な位置づけで、選ぶときに全要素がほぼ等しい価値を持っていた頃とは時代が変わっているのを感じます。

で、こんな厳しいチェック項目をすべてクリアしたのがジムノックだったのはなぜかという話ですが、まあ今よりも閾値は低かったとはいえ、同時に経験値も低かった若き猫町。
たいしたサンプル数の中から選んだわけではないので参考になるかどうかは分かりませんが、高評価だったのは以下の4要素。

すなわち、

主張しすぎないインク色
ノック音の静かさ
ノック感のやさしさ
一番地味なグリップ

まあこんなものは主観の世界です。
それぞれの要素についての感じ方にしてもそうですし、そもそも何を優先したいのか、それはなぜなのかということについてもそうです。

少なくとも若き猫町は、PILOTのスーパーグリップノックや三菱の楽ノックと比べてZEBRAのジムノックの、

主張しすぎないインク色
ノック音の静かさ
ノック感のやさしさ
一番地味なグリップ

に惹かれたという話です。

それぞれについて見ていくと、まずインク色については当時は黒々としたものが好きではなかったということがあります。
今やマニアの中では定説となりつつある「ZEBRAの油性黒インクは薄い」というあれですが、当時の小生にはこれが不可欠だったのです。
とにかくNO黒々。
静かでマットな感じの文字色ウェルカムだったのです。

これは当時ボールペンを仕事以外にも創作で使うなどなどしておりまして、下書きの段階からあまり黒々キンキンした感じになるのに非常に強い抵抗があったためです。
それに一度ZEBRAの油性黒インクの色味に慣れてしまうと、PILOTと三菱は特に濃く感じ、PILOTは濃さあまって糸を引くようなところもあり、それもNOでした。
まさに人それぞれ。

小生はジムノックをだいたい50本くらい使ったので(替芯を入れ替えたり、本体をいろいろ買ったりしながら)、替芯であるK-0.7とは旧友のような間柄であります。
なので、今はすっかりご無沙汰してしまってはいますが、K-0.7のことはある程度は分かるというか、おそらくそれの親戚であるタプリクリップのH-0.7であるとか、多色のSK-0.7であるとかもなんとなく分かるわけです。
文房具屋で替芯を売っていると、いろんな方がいろんなことを言っていかれるのですが、ZEBRA好きの方というのが確実におられまして、K-0.7やSK-0.7を「これがホント書きやすいのよ」とおっしゃるのを何度も耳にしたことがあります。

小生はこれを聞くたびに、(この方も小生と同じような理由で主張しすぎない静かな文字色が好きなのかも)と思ったり、(全体的にひかえめなマット感というのがPILOTや三菱とは一線を画してるからかな)と思ったりしたものですが、良い悪いは別として、ZEBRAがPILOTと三菱とはちょっと違うというのはあると思いました。
もし仮に油性ボールペンのインク比べを覆面調査で行った場合でも、ZEBRAだけは分かるのではないかというくらい、ちょっと特徴のあるインクだと小生は思います。

とはいえ、ZEBRAのインクには薄さだけではなく欠点もいっぱいあり、他の2社と違うから良いとか悪いとかではないのです。
例えばこれは小生がいろいろなボールペンにどんどんのめりこんでいく中で実感したことですが、ZEBRAのインクは薄くてひかえめでマットではありますが、不安定でプチプチと細切れにダマができやすく、かすれも多く、筆記感は不安定です。
なので、ユーザーがそのとき何を優先させるかということになってくるかと思います。

インクの部分だけでずいぶん話が長くなってしまいましたが、次はノック音とノック感について。
おそらく今は全体的に商品のレベルが上がり、もうそんなことに苦労しなくなったのだと思うのですが、一昔前はノック音というのもペンを選ぶ時に重要な要素だったように思います。
今でも真剣にカチカチノックしながら商品を選んでおられる方をたまに見かけますよね。

このノック音、ノック感は、ペンを選ぶ時にかなり血眼になって追究した記憶があります。
ノック式ボールペンを選んでいる時点で、すでに仕事中にカチカチ何度もノックする運命のボールペンですから、そのノックがなんか好きじゃない感じだと嫌なわけです。
小生がここでも重要視したのはやっぱり主張しすぎないこと。
やけに音が大きいとか、甲高いとか、ノックの感触が強すぎるとか、そういうのは思考を妨げると思っていました。

この感覚は今でも残っていて、例えばパーカーのジョッターやIMなどはノック感が強すぎて、小生の中では「病気」認定されております。
これも人それぞれ。

余談ですが、ZEBRAにはノック音を調整できる「クリップオンマナー」というシリーズの商品がありましたよね。
会議のときなどにノック音を小さくできるみたいな商品だったと思うのですが、現在は廃番。
やはり一昔前は今よりもノック音に関心が高かったのかもしれません。

最後はグリップですが、ここでも小生が重要視したのは主張しすぎないこと。
もうこればっかりですみません。
NO主張。
なんというかひっそりとかたわらにいて、まるでボールペンを使っていることを忘れるくらいさりげない感触で筆記できるものを当時は求めていたのだと思います。

今ならそれなら鉛筆があるやんとか太芯のシャープペンもあるやんとか思うのですが、いかんせん経験値の低い若き猫町。
ボールペンだけでなんとかしようと思っていたのでしょう。
なんというか仕事はともかく創作しているときというのはデリケートだったようで、ノック音ひとつ、ノック感ひとつで夢から覚めてしまうような感覚を恐れていました。

もっともグリップはそういうデリケートな事情とは関係なく、自分のペンの持ち方が悪いせいで普通に相性の悪いグリップというのが存在しており、それを慎重に避けることも重要なことでした。

一番上の「ザ・100円ボールペントリオ」の写真をご覧いただけるとお分かりになると思いますが、グリップに一番何の工夫もこらしていないのがZEBRAのジムノック。
あとの2つはドットが打ってあったり、縞縞が入っていたり。
できるだけ何もないのが好みだったのでジムノックの地味グリップがありがたかったのです。
これまた人それぞれ。

こんな感じで若干インクの不安定さに問題はあるものの、ノック音、ノック感、グリップで小生の心をわしづかみにしたジムノックはまさに数年間、小生の寵愛を受け、「キング・オブ・100円ボールペン」の名前をほしいままにし、猫町王国(しょぼい)に君臨し続けました。

全盛期のジムノックオールスターズ。
100円ボールペンの宇宙・ZEBRA・ジムノック。_f0220714_18275648.jpg

下3本はアスクル限定のジムノックパレットというシリーズで(何色かあったが人にあげたりして今はこの3本しかない)、こういう限定ものにまで手を出すほどの熱の入れよう。
まさに蜜月というやつでした。

前述のように、これは「キング」が分かりやすかった時代の話。
その後、小生の興味はスーパーグリップノックや楽ノックへと移り、やがて新油性ボールペンに出会うことになるわけですが、今でもジムノックを思うとき、まさにこの時代にしかない感度でめぐりあい、幸せな時間を共に歩むことができたことに感謝する気持ちでいっぱいになる小生であります。

繰り返しになりますが、50本近くのK-0.7芯と生きたことは小生の誇りであり、すべてのボールペン愛の原点であり、今はいろんなペンに浮気したり、改造したりといろいろやってはいますが、ジムノックが今でも一番古い大切な友達であるということをここに記しておきます。
Commented by 明野 立佳 at 2012-05-06 21:11 x
猫町さん、ごきげんよう。

ワタクシも、常にジムノックを5本くらい、替芯を2本くらい
所持していた頃がありました。
ウキウキもイライラもジムノックのノック音で表現していた
頃が。

今はジェットストリームを使い、さらに人の使うボールペンを
こっそり観察していたりしますが。

安心して頼れるジムノックがあったから、ほかのペンに
興味がもてたのかなと思います。
今でも、複写伝票を書く身分であったならジムノックを友と
しているはずです・・・。
懐かしい旧友。
Commented by むじっち at 2012-05-06 23:29 x
50本近くのK-0.7芯、って単純にすごい量ですね!!やはり猫町さんはこれまで非常に沢山、「書く」事を楽しんでいらしたのですね~。
一般には、替え芯を買うのではなく、同じペンを買いなおすとか、てきとーに同額のペンを買う人の方が多いんじゃないか思います。だから、「これまで何本使ってきた」事も分からない人が多いと思うし、家計簿を細かく付けてる人などでなければ、「文具好き」以外は、考えてもみない事かもしれませんが。
私はダースで取り寄せた替え芯を使いきる前に、そのペンに飽きてしまって、また、別のペンにハマることがあって以来(熱しやすく冷めやすいタイプ!)、替え芯はこまめに数本づつ買ってます(^_^;)。
昔のお気に入りをどの程度使ったかもうあまり思い出せないのですが、せいぜい1ダース程度だったかと。50本ってほんとに凄いです(い
や、私が移り気すぎるのか)。
特にここ数年、さらに文具熱が上がってから、なおさら、移り気になってしまったようで、お気に入りが変わりやすいのですが、最近はどのペンをいつから使ったか、替え芯、インクの交換時期を記録することにしたので、のちのち、見返すのがちょっと楽しみです。
Commented by Mu at 2012-05-06 23:39 x
私はジョッターの大げさ?なノックが好きなんですよ〜
家で使っているときは無駄にガチャンガチャンさせてしまいます(^_^;
Commented by あび at 2012-05-07 11:16 x
今更ながらジムノックにはまってます。
元々0.5ミリが好きなのでずーっと圏外だったジムノックですが
BSRF-8EFを入れて使っていた所、その持ちやすさにはまり
じゃあって事でK-0.7に戻してみたらこれまた書き易い。
私の筆記癖にぴったりな書き心地でした。
NO黒々は私も同じで手帳にびーっしりと細かい文字で書く為、黒が濃いとひたすらうるさい。
なので新油性系は無理。
ジムノックって地味だけど私の中ではパーフェクトなボールペンだと思うようになりました。
他の油性リフィルに比べてインクの減りが若干早いような気もしますが
インクを使い切った時の達成感がより多く味わえるのも嬉しい所。
それにしてもK-0.7が50本ってホントに頭が下がります。
Commented by 輪音 at 2012-05-07 13:16 x
油性系では三菱やパイロットの鞘式をよく使っていましたが、ここまで深い愛は注げていませんでした。
以前はさほど考えないで使っていましたし。
『深愛』というものをこの記事から強く感じました。
五〇本も使われたらジムノックも本望ではないかと存じます。
『書きやすさと使いやすさを求めて~Ⅲ』という記事で幾つかお言葉を引用させていただきました。
不適切な場合削除しますので、その場合はお手数ですがお知らせくださいませ。
Commented by 優煌海 at 2012-05-07 21:07 x
ZEBRAの黒インクは薄い、と言われているのですね。
全然知りませんでした。
私も、薄いな~、とは思っていて、書き心地はいいもののインク色NGでほとんど使ったことがありません。
多分、色褪せたときにセピア系になる黒が好きで、青味が少ない方が好みに合っている、という面もあったと思います。
薄い、以外に。
本当に、人それぞれですよね。
S-7Sというか、三菱の油性はある時から色味が変わりましたか??
替芯のプラスチックの透明度が変わったな~、というのと、赤や青のインク色が「黒」っぽくなくそのものの色っぽくなったころから、黒も変わったように感じているのですが...。
「手垢」(笑)にも、さらに弱くなった気がして遠のいてしまいました。
紙を手で押さえていた部分に、インクのりが悪い傾向があるように思うのですよね。
ノックに関しては、気にしたことがありませんでした。
私は、緩くなければ特に問題にならない感じなので、いたく感心いたしました。
続きも楽しみです。
Commented by mukei_font at 2012-07-05 19:03
>明野 立佳さん
明野さんにとってもジムノックはなつかしい友だったのですね。
本当にあの頃は地味な油性ボールペンとひたすら戯れるだけの、ある意味幸福な時代でした。
PILOTのスーパーグリップ、三菱の楽ノックともにそれぞれ素敵なのですが、今考えてもジムノックのグリップとノック感は小生の好みにぴったりです。
Commented by mukei_font at 2012-07-06 17:01
>むじっちさん
いやいや、移り気という点では小生も負けてはいません。
ジムノックに関しては記事中にも書いたように、ただただめぐり合わせがよかったのだと思います。
相性的にも、時期的にも。
替芯の数のチェックは高校生の時から習慣のようになっていました。
一人で「替芯レース」みたいなのをやっておりましたので(当時はぺんてるのハイブリッドの黒・赤・青での争い)。
いや、替芯に限らず、数を数えるのが好きな性分なのだと思います。
調味料などにも開封日や通し番号を付けてしまいます。
飽きるかもしれないからという理由だけではなく、常にピチピチと新鮮な替芯を使うほうがいいという点から、替芯はバラ買いするほうがいいように小生は思います。
もちろんどんどん使われる方はダース買いでいいと思うのですが。
ダース買いのほうが値段が安くなる場合もありますしね。
Commented by mukei_font at 2012-07-06 17:02
>Muさん
なるほどー
もちろんそういう方もおられますよね。
ジョッターはノック感が強すぎて、小生の中では逆に目立った存在です。
Commented by mukei_font at 2012-07-06 17:03
>あびさん
お読みいただき、ありがとうございます。
ジムノックのさりげない優秀さがとても好きでした。
どんなにたくさんのボールペンが世の中にあふれても、ZEBRAの中でさえサラサやスラリがやんややんや盛り上がるようなご時世でも、それでも油性ボールペンのかわいらしいドンであり続けてほしいと(そこはけっしてタプリクリップに負けてほしくないと)ひそかに願っています。
Commented by mukei_font at 2012-07-06 17:04
>輪音さん
お礼が遅くなり、大変失礼いたしました。
素晴らしい記事にあれこれ駄文を引用していただき、恐縮です。
暑苦しい記事を最後までお読みいただいただけでも感謝なのに、本当にありがとうございました。
100円ボールペンについてやっとまとまった記事を書くことができて、失業したかいがあったなと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
Commented by mukei_font at 2012-07-06 17:05
>優煌海さん
長い記事をお読みいただきありがとうございます。
できるだけ分かりやすく…と思いましたが、基本的に主観に基づいた記事ですので、猫町はそう感じたんだなーくらいでお願いします(このシリーズ全部)。
優煌海さんはボールペンに対する感受性の鋭い、まさに「違いがわかる」方だと思いますので、優煌海さんなりのボールペン道を究めていかれたらと思いますよ。
「手垢」は「手脂」と業界では言っていたように思います。
あれはみんなそうなりますよね。
脂のせいで書けなくなるのを紙のせいにされることが多いらしく、紙製品メーカーさんがクレームに嘆いているのを何度も耳にしたことがあります。
Commented by 優煌海 at 2012-07-09 21:25 x
いやいやいやいや...。
私は好みに偏りがありすぎるので、単に偏屈なのではないかと(爆)。
は、色の違いとか気にしたことないし、という方が殆どなので、話すこともありませんでしたから、ここでちょろっと話せて嬉しかったです。
あ、業界での専門用語??があるものなのですね...手脂。
乾燥するのでクリームが手放せず、手垢が酷いからインクが乗らないのだろう、と思っていましたが、紙のせいにされることが多いのですか。
でも、間違っていなかったんだ、と嬉しくなりました。
ありがとうございます。
Commented by mukei_font at 2012-07-14 20:32
>優煌海さん
もともとの手脂もハンドクリームも、インクがうまく乗らない要因になりえます。
ひどい場合はあらかじめ紙等でガードする方法もあります。
Commented by 為廣哲夫 at 2020-08-28 10:52 x
ボールペンのインクが流れおち、ワイシャツ、制服など洗濯色落ちせず大問題、そういった議論もしてほしい
by mukei_font | 2012-05-06 20:17 | 筆記具・油性ボールペン | Comments(15)

by 猫町フミヲ@無罫フォント
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