筆箱拝見!〜男子中学生篇〜
2012年 05月 29日
当日の朝にいきなり思いついて少年に筆箱を持って来てもらった小生。
この4月から中学校に通い始めたばかりの少年の筆箱なんて興味津々に決まってる。
まずこちらが筆箱。
中学生らしいですよね。
もうにやにやしてしまいます。
昼食を終えた天ぷら屋の机にハアハアと中身を並べ始める小生をあたたかく見守る親子。
一番最初に目に飛び込んで来たのはコクヨのミリケシ。
なんと使ってある!
いちびって(関西弁で「調子に乗って」の意)持っている中学生は多いと思うけど、実際に使ってあるとは!
猫町「なんこれ!減ってるやん!使ってるやん!使いやすいん?」
少年「細かいとこ消すときとか…」
猫町「うわあ…使う人おるんや…」
友人「買うたんあたしやで。いちびって買うたった」
いちびっていると思っているのは大人だけなのか。
続いて学生の定番、シャープペンシルに注目。
ちなみにこの筆箱は学校用のものらしい。
もう一つ塾用の筆箱もあるとのことで、そちらのメンツも気になるが、とりあえずこの人たちが少年が選んだ精鋭たちといったところ。
ほうほう。
これは楽しい。
左から三菱のクルトガハイグレードモデル、ぺんてるのグラフギア500、ZEBRAのエアーフィットライト、三菱のクリフター、PILOTのレックスグリップ。
価格は100円から1000円まで、なかなかいいチョイス。
猫町「ええクルトガ持ってるなあ…クルトガってやっぱすごいなーって思う?」
少年「うん」
猫町「うわあ…三菱の人うれしいやろなー…あ、ぺんてるもちゃんとある。ぺんてるは文具マニアが最後に行き着くとされるメーカーやからなふむふむ(勝手な私見)」
友人「そんなんあるんや…(´_ゝ`)」
猫町「なあこれどんな風に使い分けるん?」
少年「その時の気分とか、疲れたら替えたりとか」
猫町「買う時はどうやって?」
少年「実際に握ってみて、これはええな、とかそんなん」
写真をご覧いただければお分かりのとおり、これらのシャープペンはなかなかどれも個性的なグリップをしています。
クルトガはさらっとした金属グリップ。
グラフギア500はザリザリしたローレット加工。
エアーフィットライトはニチニチしたシリコンラバーグリップ。
クリフターは標準的なラバーグリップ。
レックスグリップは薄皮状のラバーグリップ。
どれも似ていないのは素晴らしい。
おそらく触感のみで選び取っているであろう少年の感覚の鋭さよ。
珍しいスタイルフィットの名入れ軸。
安心してください。
少年はこの中学校に行っているわけではありません。
もらいものだそうです。
でもこれどういう形でのもらいものだったんだろう。
軸とセットされていないリフィルを一緒に?
それともリフィルがセットされた軸をそのまま?
どちらにしてもこういうのが一番もらってうれしいし、使うかも。
その他、やはり中学生ということで黒ボールペンの類いはゼロ。
赤ボールペンはZEBRAのスラリを愛用とのこと。
ZEBRAのおなまえマッキーがあるのは教材に名前を書くのに使うらしい。
まだ5月ですもんね。
それにしてもテープのりとかノック式消しゴムとか、もうすでにかなり楽しいものが筆箱に入っていることに驚く。
いいなあ…
とりあえず今から10年近くは「勉強に使う」という大義名分のもと、文房具使い放題だもんなあ…
こんな感じで楽しい時間を過ごしました。
次会うときも快く筆箱を見せてくれる少年であってほしい。
追記:
続篇あります。
筆箱拝見!〜その後の男子中学生篇・上〜
筆箱拝見!〜その後の男子中学生篇・中〜
筆箱拝見!〜その後の男子中学生篇・下〜