PILOT・ジュース使用感。
2013年 03月 11日
使用したのはPILOTのジュース0.38黒。
ジュースについては以前記事に取り上げたが、ノック式ゲル特有のチップスプリングの感触(ペン先が紙にあたって微妙にへこむ感じ)が苦手で、当初は敬遠しがちであった。
が、なんだかんだとしょっちゅう手にしていることに気づく。
最初は遠慮がちにペン立てに立っていたのが、最近はペンケースの中にちゃっかり収まっている。
きっちりした字を書かねば、という時にはぺんてるのハイブリッドテクニカをはじめとするキャップ式のゲルインクボールペンを選ぶのだが、パッと手に取る時はノック式の手軽さがどうしても勝つ。
加えて、ジュースはインクの乾きが速い。
愛用のハイブリッドテクニカはとにかくインクの乾きが遅く、こすらないよう注意深く吸取紙を使ったり、しばらく一呼吸おいたりする必要があるが、ぱーっと文字を書いて次の行に移ってもさして問題が生じないのは大きい。
週末から今日にかけて書いた手紙は結構文量があり、ここはスピード重視でジュースを選んだ。
ソフト下敷きを敷き、力を入れながら書いてもつるっつるペン先がすべるので字のかっちり感はだいぶ低いが、小生のような字でも流れるように書けるので速さがあり、疲れがない。
字の完成度にこだわらなければジュースも楽しい。
個人的に一番ジュースで書いていて気持ちいいのは、へろっへろの誰にも見せられないような文字で雑記帳にメモ書きする時。
それらはたいていネットで得た情報を画面を見ながら雑に書き写したりしているのだが、鉛筆だとスピーディに書けても薄く、油性ボールペンだと細い。
そこへくるとジュースはゲルインクボールペンの0.38でも一定の濃さと太さがあり、あとで見てもはっきり読めるし、インクの乾きも速いのでにょろにょろにょろにょろどんどん書ける。
しかもほとんど手に力を入れない状態で。
小生の場合、単なる自分の好みでかっちり止まったような字を書きたいがゆえに、ジュースのチップスプリングやなめらかさにもやもやするが、ジュースの軽やかさと相性が超ぴったりな人はきっとたくさんいると思う。
ところで、ジュースといえばジュース占いだが、前回のリベンジ!と選ぶ果物とスパイスを変えてやってみた。
よっしゃ!
やっとグレー出た!
最初からこう選べばよかったんや!
結果は読んでも相変わらずピンと来ないが、「女子アナ的女子」以外ならなんでもいいです…
私が軸で重視することの1つに「グリップ部からペン先までの長さ」があります。これが長いと、特に極細ペンではガリガリ感が大きくなる感じがするため、例えばテクニカノックの軸は私の中ではダメなんです。ジュースはこの点では理想的です。
そういえば、スリッチ0.3とテクニカ0.3の違いは、この「長さ」にもよるのかなと思います。
いろいろ分析しておられるのですね。
小生の場合は「ノック式のゲル」という時点である程度覚悟します。
なので、意外とよければうれしいですし、カクカクしたりガリガリしたら、ノック式だからしかたないと思うことにしています。
ジュースは最初はチップスプリングが気になったのですが、ハイブリッドテクニカで書く時のようながっちりした動かない文字を書こうとせず、気軽なメモに使うようになってからは非常に素敵な相棒になりました。