ツバメリングノート専属万年筆。
2013年 07月 24日
そこへパソコン本体の熱。
なんでこんなに熱いものに向かわないといけないのかと泣きたくなる。
毎日がそれの繰り返し。
ノーエアコンでやっております。
こんな状態なのでペンを握ってノートに向かうのはなかなか難儀なこと。
それでもノートの魅力に負け、この真夏に万年筆のレギュラーを増やしてしまい、猫町源氏は大忙し。
あっちのノートでこっちの姫君の機嫌を取り、こっちのノートでまた別の姫君の機嫌を取り。
最近使い始めたツバメリングノート(無罫)専属の万年筆はLAMY・サファリ(ブルー・EF)に決定。
実に久しぶりの登場となりました。
別にいいノートだから万年筆を使わなくてはいけないというわけではありません。
でもせっかくだからやっぱり万年筆で書いてみたかったんです。
ただし仕事用のノートなのでできるだけ万年筆だということを忘れさせるような万年筆を選びたい。
キャップをあけるのに手間取るようなのは絶対だめ。
あと、ペン先が細すぎるのもだめ。
ペン先が細いときれいに書こうとしてしまう。
できたら細字のサインペンで書くくらいの軽いタッチで書けるのがうれしい。
ということでLAMY・サファリ(ブルー・EF)です。
上記の条件にこれ以上あてはまる万年筆はありません。
あえて「プラッチック」と呼んであげたくなるようなカジュアルな外見も、EFとは名ばかりで全然EFじゃない(国産なら最低でもFMくらいの)字幅も、ソフトで軽いタッチも。
あ、サファリのEFが全然EFじゃないのはたまたまこの万年筆がという話です。
LAMYのサファリに個体差があるのは確かですが、世の中にはちゃんとEFしてるEFもあると思うので。
でも自分の場合はEFがEFじゃなかったからこんなにこの万年筆を好きになったんだと思います。
最初から凸凹な出会いだったからこそ、気負わず一緒に転がって来られたというか。
万年筆をLAMY・サファリ(ブルー・EF)にしたということは自動的にインクはPILOTの色彩雫の朝顔。
この万年筆、気さくに見えて実はインクはこれしか受け付けないということになっている恐ろしい人なので。
ということで、また一人個性的な姫君が真夏の六条院に戻って来たというしだい。
それにしてもインクさえきちんと抜いて洗っておけばいつでも復活する万年筆ってやっぱりすごいですよね。
手入れさえ怠らなければこの姫君たちがはかなくなってしまうことはないのですから。
そのタフさに甘えてついついさみしい思いをさせてしまうわけですが。
このたびは心のこもったコメントをありがとうございます。
これまで自分なりに文房具に愛情を注いできたつもりでしたが、ご指摘のとおり研究不足なところも多々あり、ろくに研究せずに苦手と切り捨ててしまう文房具があることに関してはおっしゃるとおりだと思います。
しかし、苦手として放置したはずの文房具にひょんなことで再会し、良さを発見することもあれば、溺愛したはずの文房具に思わぬ欠点を見つけ、少し距離を置くことがあるように、それらは流動的なものだと思っています。
そしてそれがおもしろいところではないかと。
このような受動的な態度が文房具に真剣に向き合っていないようにうつるのかもしれませんね。
不愉快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。