汗ばむ季節と文房具。
2013年 08月 02日
そのどさくさにまぎれて、今夜はノートについてぶちまけてみましょう。
といってもいつものぼやき。
ボヤいてばっかりマン。
話は貧乏さんと高級ノート。の続きから。
新たに仕事用のノートにしたツバメリングノートがあまりにも素晴らしいのでサクサク使うのがもったいなく、普段は片面使いのところを両面使いにしたり、1日1ページ使うところを1ページを3分割したりしてケチケチ使おうとしたのが前回までの話。
これアカンわ。
早速不具合が生じたというか、やはり行き過ぎたMOTTAINAIには落とし穴がありますな。
一番ダメだったのは万年筆で書いていたこと。
次にダメだったのはページの端までぎちぎちに書いていたこと。
それと同じくらいダメだったのは両面のページに書いていたこと。
汗です。
手汗でページをめくるたびに字があああああなことになってしまっていたんです。
これはショック。
今までなぜこんなことにならなかったかと考えると、まず仕事用のノートで万年筆を使ったことがなかったということ。
万年筆を使う際はノートを片面使いし、ページの端まで書くこともなかったということ。
つまりそういうノートは激しくめくる必要のないノートだったということ。
そもそも高級ノートはA5サイズ以下を使うことが多く、MOTTAINAI感もB5サイズほどは感じなかったということ。
自分ではそれなりにノートもあれこれ使ってきたと思っていましたが、まだまだ甘ちゃんでした。
本当にいろいろな経験がよりタフな自分を作っていくのを感じます。
とはいえ、どうしてもこのノートは万年筆で書きたいので、いきなりすべてをやめるのではなく、ページをめくる際に指のふれそうな部分にまでぎちぎち字を書くのはやめることにしました。
と、言うのは簡単なんですが、これが結構あちこちさわるものなんですよ。
さわるのも一瞬のことじゃないですしね。
ぺらっとページを持ち上げてじーっと考え込むことだってあるわけで。
ふれそうなところをあらかじめ避けるってなかなか難しい。
余談ですが、サスペンスドラマ等で犯人が指紋を拭き取って立ち去るシーンがありますよね。
あれ、自分は絶対に無理だと思うんですよね。
どこどこさわったかとか覚えてないし、逃げたい気持ちで焦りながら指紋を完璧に拭き取るとか絶対に無理。
指紋を拭き取るくらいなら自首する!と見るたびに思うんですよ。
話はそれましたが、これはなんとなくサスペンスの指紋問題を彷彿とさせます。
指のふれるところを予測して文字を書くスペースを考えていると、なんでこんなことになってしまったのか…と犯罪者になったような気持ちになったり。
まったく貧乏性というのは厄介なものです。
もちろんここで万年筆のインクを顔料系にするという選択肢もありといえばありです。
でも、このノートの専属万年筆はあくまでもLAMY・サファリ(ブルー・EF)。
そして「朝顔」以外受け付けないLAMY・サファリ(ブルー・EF)に顔料インク(例えばセーラーの青墨)を入れるなんてことはできないわけで。
万年筆の書き心地の良さとと、どうしようもないもろさ。
自分なりの折り合いをつけていきたいと思います。
万年筆とノートの「素敵な関係」を損なわず、
手汗を回避できればOKならば、
インデックス・シールを貼って、それをつまんで捲るとか、
「めくりっこ」等の指サックを使用するなどの
「紙面に直接触れない工夫」をする事で、ストレスを回避出来ないでしょうか?
自分もよくお気に入りのチビた鉛筆をシコシコ削っていると「なんでここまで」といった顔で同僚に見荒れることが多いです
でもねぇ、貧乏性には貧乏性の楽しみってもんがあるじゃないですか
アドバイスありがとうございます。
指サックは親指に入るサイズがないのであきらめるとして、付箋などをマジックハンドがわりにするのはありかもしれませんね。
が、ページをめくるというのはもっと無意識的なものなんですよね…
ということで、確実に指の触れそうなところまでぎちぎちに文字を書くのをやめました。
これだけでだいぶ違います。
ぎちぎちに書きたいページにはゲルインクを使ったりもしています。
そうですね。
もし自分が貧乏性でなかったらこんなにも替芯を愛することもなかったでしょうし、一つ一つの文房具に立ち止まらなかったかもしれません。
制約があってこその創造だと思って楽しんでいますよ。