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無罫フォント

猫町フミヲの文房具日記

文紙MESSE2013・修正用品部門。

文紙MESSEの記事もひとまず今回で一段落。
全体的な感想なども書きたいですが、各論は今回で終わりとします。

これまでの記事はこちら。

文紙MESSE2013・筆記具部門。
文紙MESSE2013・ノート部門(その1)。
文紙MESSE2013・ノート部門(その2)。
文紙MESSE2013・接着用品部門。

こうして見てみると、あんなに大量に文房具を見たのに、印象に残ったものって案外少ないんですね。
というか、小生のフィルターを通して見ている時点でかなりかたよっているわけですが…

何はともあれ最終回は修正用品。
シードから発売予定の消しゴムです。
こちらもHP等にはまだ載っておらず、正式な商品名もよく覚えていないのですが、なんでも「6Bの鉛筆を消す消しゴム」といったものだったと思います。

なぜこんなに曖昧なのかと言えば、他社比較に夢中になっていたから。
出ましたよ他社比較。
学習ノートと6Bの鉛筆が置いてあり、新商品であるシードの消しゴムの他に他社の消しゴム(もちろん覆面)が3つほど。
筆記具に比べると経験値も赤子並みの小生、比較なんかしても違いに気づくのか?と思ったのですが、結構個性的なメンバーで楽しめました。

担当者によれば、覆面消しゴムは各社の「濃い鉛筆用」に作られた消しゴムだとか。
うーんどこのだろう。
鉛筆を作っているメーカーが作ってそうだから、三菱やトンボ?
ぺんてるにもあったっけ?
いやあれは違うか…
コクヨにもあったか?

何しろ消しゴム素人なので消しゴムを見ただけで分からないのが悲しいところ。
スリーブこそ覆面ですが、大きさは切りそろえられてはいなかったので、消しゴム玄人が見ればおそらく見当はついたはず。
ぐやじい。

まあこの「消しゴム当て」については後述するとして、シードの新商品ですが、これがなかなか優秀な消しゴムでした。

こういう展示会での他社比較ではつい意地悪慎重な評価をしてしまう小生ですが、なるほど比較してみると確かにシードの新商品がいい感じです。
消しゴム自体がかっちりしていて、大きさも握りやすい。
シードはレーダーのぐにぐにした感じがどうにも苦手でまず積極的に買うことはないのですが、この商品はレーダーとは違いかっちり系。
濃い字を消すということで、いつものHBを消すのとはまた違った消し方が求められたわけですが、消している最中も消した後も納得の一品でした。

ちなみに他社消しゴムはA、C、Dの3種類。
シードも入れた好みは
シード≧A>D>C
Aもシードと同じくかっちり系で、小ぶりで握りやすい感じ。
Cはちょっとむにゅむにゅ系で汚れがいったん大きくのびてから回収させられるようなところがあり、DはCよりましだったもののAには劣るように思いました(CとDの記憶が逆かも…もう思い出せない)。

それにしても他社比較は熱い…
覆面のA社B社C社というのを見ると、もう目の中に炎が燃え始めるというか、ギラギラしてしまいます。
今は消しゴム素人でもいつかは消しゴムプロジェクトもやってみたい小生としては、A、C、Dの正体が知りたいところでしたが、シードの担当者は「ネットで調べたらすぐに分かりますよ。私の口からはとても(笑)」の1点ばり。

どうにもとまらない猫町は文紙MESSEの後、文房具屋に行き、消しゴム売り場を徘徊するのですが、どうもさっき手にした消しゴムとは違うようなものばかり。
そうこうしているうちに大きさの記憶も薄れてしまい…

しかたなく帰宅した後、文具メーカーのカタログを引っぱり出し、それらしき消しゴムをノートに書き出し…

Aは三菱のかきかた消しゴムかトンボのippo!濃いえんぴつ用
Cはコクヨのキャンパス消しゴム〈小学生用〉濃い鉛筆用
DはPLUSのオムニ消しゴム2B~6Bタイプ

かなあと思ったりもしたのですが、消しゴムって1種類につき2つ大きさがあったりするじゃないですか。
大きいほうが採用されたのか、小さいほうが採用されたのかは本当に分かりません。
というか、今となってはAが小さかったことしか覚えていないという…

往生際の悪い猫町…
文紙MESSE2013・修正用品部門。_f0220714_23153283.jpg

でも、サクラのラビット小学生学習字消しはなかった…と思うんですよね。
毎日使っているサクラが分からないとか恥ずかしすぎるし。
いくらフォームイレーザーWとラビット小学生学習字消し云々が違うとはいえ、サクラなら分かる気がするんですよ。
いや、これも含めて自信ないです…
あえて大きなサイズのラビットだったら手に合わずに…?

とにかくいきなり消しゴムの他社比較を体験しての感想は、

自分のベストの大きさで比較してみたい

というもの。

それがそれぞれの商品の特徴だからしかたがないですが、消しゴムの大きさや厚みというのは馬鹿にならない要素です。
よかれと考えられた長さや厚みがことごとく自分の手に合わない場合、自分がその消しゴムの良さを最大限に引き出している自信がないんですよ。

それなら自分好みの大きさに切りそろえて比較してみたい。
ついそんなことを思いました。

また、素人ながら自分が消しゴムをとらえるためのポイントが2つあって、1つは「かっちり系か、むにむに系か」ということ、もう1つは「汚れをいったん伸ばしてからカスになるか、いきなりカスになるか」ということ。
前者は消しゴム自体の強度とも無縁ではなく、むにむにしているうちに消しゴムにヒビが入ってもげるということになってしまう。
また、後者に関しては、汚れが伸びるものは消す面積が広く必要となり、小回りがきかない。

どちらにしても、消しゴムに関しては小生は素人であり、これらのポイントについても妥当なものなのかどうかはまったく分かりません。
いつか消しゴムプロジェクト(消しプロ)をする時にじっくり考えてみたいと思います。

あれこれ書きましたが、シードの6B用の消しゴムは確かにとてもよく、それだけに子ども用の商品にとどめておくのはもったいないように思いました。
現段階では子ども(というか保護者)のみをターゲットにしており、クマやウサギのイラストが描いてあったり、名前を書く欄があったりするスリーブの消しゴムをなかなか大人が使わないだろうなと思います。

ここはぜひレーダーの中に「濃い鉛筆バージョン」なるものを作り、レーダーの中で用途別に選ぶ楽しみを作ってほしいなと思ったり。
その際は「大人バージョン」ということで、エレガントな濃紺スリーブでお願いします(単なる好み)。
Commented by Mu at 2013-08-23 11:49 x
こんにちは。
久々にコメントします(暑さで瀕死状態だったもので)(^_^;

私の住んでいるあたりでは、フォームイレーザーWが売っていないので小学生学習字消し(これはスーパーでも文房具店でも100円ショップでもあるのです)を愛用しているのですが、やっぱり別物なのでしょうか?
小学生学習字消しの性能に不満はないのですが、違いがあるなら気になります~

消しゴムといえば学生の頃は消しゴム=MONOのイメージが強くて、特にこだわりもなくMONOを使っていました。
あとはホシヤのkeepでしょうか。
Commented by きよら at 2013-08-23 18:24 x
猫町さん、おひさしぶりです。そしてお疲れ様です!ものすごい情報ですねこれは…これは拝読せねば…
そして突然で申し訳ないのですが、猫町さんしか頼れる人がいなくて…ブログのコメント欄にてこのような質問をして本当に恐縮しますが、お心あたりがあればお教え下さい…!

ニードルポイントのボールペンを探しているのです。
今まで使っていたパイロット ハイテック V4はだいぶ前に廃番になったようなのですが、でもリニューアルされたハイテックの書き心地は好みにあわないのです。
ニードルポイントで、細い文字や絵がかけて、でも詰まりやすくなく…インクが水性かゲルで滑りがよいもの…ご存じでしたらお教え下さいませんでしょうか。

ステッドラーのピグメントライナーなどそんな感じなのかなと勝手に思いつつ、近くに売ってはいないし。手軽に手に入れられないものは私の中で文房具とは思いづらく…
猫町さんが今までお使いになったボールペン達の中に、思い当たるタイプはありませんか?

毎日手紙(連絡帳みたいなものですが)を書く当方には全く日常のことで…なのにペンに見当がつかないなんて恥ずかしいのですが。どうかどうか。
Commented by amazonok at 2013-08-28 12:21 x
はじめまして
いつも楽しく読ませていただいてます。
濃い鉛筆用の消しゴムといえばオムニの茶色が真っ先に思い浮かびますね。
ガッチリしてて消しカスが小さくパラパラしてて割れやすい、など
覆面ではちょっと自信はないかな(・・;)
Commented by mukei_font at 2013-09-05 19:41
>Muさん
ようやく涼しくなりましたね。
確かにフォームイレーザーWよりもラビット小学生学習字消しのほうをよく見かけますね。
違いは…今後の展開(「消しゴムプロジェクト」をやるかどうか)によっては分かるようになるかもしれませんが、今はまったく分かりません…(泣)
ホシヤのkeepは初めて聞く消しゴムです。
Commented by mukei_font at 2013-09-05 19:43
>きよらさん
お返事が大変遅くなってしまい申し訳ありません。
どれくらいのペン先をお探しか分かりませんが、現行品だとぺんてるのスリッチやハイブリッドテクニカ、エナージェル、エナージェルユーロなどが思い浮かびます。
ペン先の太さはスリッチが0.25/0.3/0.4/0.5、ハイブリッドテクニカが0.3/0.4/0.5、エナージェルが0.5、エナージェルユーロが0.35/0.5です。
インクはすべてゲルインクですが、ハイブリッドテクニカが水性顔料インク、それ以外は水性染料インクという違いがあります。
耐水性や耐光性があり長期保存にむくのは水性顔料のハイブリッドテクニカですが、書き味が軽くインクの乾きが早いのは水性染料だと思います。
なお、替芯があるのはハイブリッドテクニカとエナージェルで、スリッチとエナージェルユーロは使い切りです。
Commented by mukei_font at 2013-09-05 19:46
>amazonokさん
はじめまして。
ようこそ無罫フォントへ。
恥ずかしながらオムニさえ使ったことがないのです。
まず各社の普通の消しゴムで比較して、それから濃い鉛筆用をやってみないと…
ちょっとクラクラしますが…
by mukei_font | 2013-08-22 23:27 | イベント感想 | Comments(6)

by 猫町フミヲ@無罫フォント
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