猫町ペンスタンド~筆記具を分類する楽しみ~
2014年 02月 04日
理由はおいおい書いていくことにして、まずは小生のペンスタンドから見ていきたいと思います。
こちらなんですが…
非常にごっちゃりしています。
よく見なくてもごっちゃりしていますが、よく見てもやっぱりごっちゃりしています。
が、こう見えて実は自分なりに使いやすく分類されており、その分類が楽しいという話を書きたかったのでした。
そもそもこのペンスタンドは筆記具を分類しまくるためにオーダーメイドで作ってもらったもの(オーダーメイドペン立て。参照)。
ペンスタンドに最適な深さと、几帳面に仕切られた14のマスを持つ猫町の相棒です。
空っぽだとこんな感じ。
これは分類欲をそそる!
さて、この分類というのが楽しくてですね、何が楽しいって正解がないところなんですよ。
最初は暫定的にこういう分類でいこうと思っても、使っているうちに一つのマスが異常に混み始め、再考を余儀なくされる。
しかたなく隣接しているマスを開放するとまたたくまに侵食されていく。
期せずして自分の中で今何が熱いかが浮き彫りになったりするおもしろさがあります。
あるいは、分類不能の微妙なペンをなんとなく集めるマスを作っていると、迷った時にそこにペンを入れるようになり、気がつけば分類自体があやふやになっていく。
そうすると自分なりの筆記具の分類の基準みたいなものを考えざるを得なくなり、「微妙」でひとくくりにされていた筆記具の顔が見えてきたりします。
とはいえ、かなりがっちり持ち場が決まっているものあり、例えば底にフェルトが敷いてある2マスは刃物類とシャープペンの場所。
これは不動。
あとは、どこかに必ず「故障者ゾーン」を設けることにしています。
芯を使い切ったペンや、バネを提供して使い物にならなくなったペンたちに敬意を表して。
こうして分類してペンスタンドに立てているうちは使用頻度に関係なく自分のペンという気がします。
ペンを見ただけで入手した経緯や、使用感、使わなくなった理由なんかが思い浮かび、だから今はここで休んでなさいね、と思うというか、それらは小生の世界を構成する重要なパーツであることには変わりがないんです。
今回ペンスタンドを撮影するためにペンを取り出して数えてみると166本入っていました。
ご覧のようにほとんどが安い筆記具。
でも小生が愛してやまない筆記具たちです。
もっともここにいるのは過去と現在を行ったり来たりしている人たちで、現在進行形の人たちはペンケースに入れて持ち歩いているので、ペンスタンドの人たちはちょっとしたOBみたいな立ち位置でしょうか。
いつでもペンケースの人たちと入れ替わる可能性を秘めた人たちではありますが。
ペンスタンドのいいところの一つは、自分が持っている筆記具をまとめて視界に入れておけるということではないかと思います。
もちろんコレクターの人たちはこんな本数ではすまないでしょうし、もっとシステマティックなレターケースなりに分類したほうがいいのかもしれません。
でも、手におえる本数をお持ちの方はこうしてすべてをペンスタンドに立ててみるのも楽しいはず。
ペンたちにとってペンスタンドというのはそれがどのようなものであれ、居心地よく誇らしい場所であるように思えるからです。
とはいえ、小生とてここにすべての筆記具を収納しているわけではありません。
筆記具の性質上、どうしても立てて収納することに向かないものもありますし、万年筆のように高級なものは別の箱に収納していたりします。
先ほど「故障者ゾーン」について書きましたが、部品を取りすぎていよいよばらばらになってしまった筆記具や替芯の大群はまた別の居場所があります(壊れたペンの行方、あるいは続・パンドラのなんとか。参照)。
だからこそそれ以外はできるだけペンスタンドに立ててあげたいと思っています。
一線を退いたからといってしまいこんでしまっては本当に世界から消えてしまいます。
久しぶり!とたまに手に取ったり、あったよなーと懐かしんだりした瞬間に、そのものは再び息を吹き返すような気がしています。
ハァハァ。いいものみせてもらいました。
自分はペンも多いですがハサミが多すぎるなと少し反省していたので、猫町さんのハサミの数を見て自分だけじゃないと安心しました!
なんかこう、威厳が……ww
ところで少し気になったのですが、
持ち手の穴の片方がかなり大きくて青いハサミが、画像の左上にあるじゃないですか?
あれってどこが出してる、何でいうハサミですか?
教えていただけると嬉しいです……w
たいしたペンは見当たらなかったでしょう(笑)。
友人にも「しょーもないペンばっかりでペン立てが台無しやん」とよくからかわれました。
ハサミは多いように見えますが、髪を切るハサミだったり、ぎざぎざに切るハサミだったりで、普通のハサミは少ないのですよ。