PILOT・HI-TEC-Cコレト1000/500。
2014年 10月 10日
その名もHI-TEC-Cコレト1000/500。
でもこれ、前に出ていたルミオとかミーの新バージョンじゃないの?
なんで名前が違うの?と思ったら、頭冠の開閉がルミオたちと違うんですね。
HI-TEC-Cコレトエヌの時に登場した「ポンデオープン式」なのがコレト500、さらに進化し「ボタンオープン式」になったのがコレト1000とのこと。
実はコレトエヌも未体験なので、サンプルがあれば開閉の具合を試してみたいですね。
しかし「ポンデ」と聞くとどうしてもドーナツが頭に浮かんでしまう…
というか前々から気になっていたのですが、PILOTのHP、なかなかルミオとミーにたどり着けませんね。
TOPから、「製品情報」→「筆記具」ときて、ここで「多機能ペン」を選ぶとルミオとミーにはなぜか出会えない。
コレトの他のボディはあるんですけどね。
そこで、「製品情報」→「筆記具」→「ボールペン」ときて、ここで「多色ボールペン」を選ぶとやっぱり出会えない。
同じくコレトの他のボディは出てきます。
ここでいつもサイト内検索をするはめになり、
「製品情報」→「筆記具」→「ボールペン」→「ゲルインキボールペン」
「製品情報」→「筆記具」→「ボールペン」→「多機能ボールペン」
とすると無事出会えることが分かるという…
これを何度も繰り返している小生(この点に関して、HPの改善があったようです。現在は見やすくなっています)。
閑話休題。
肝心のHI-TEC-Cコレト1000/500ですが、4色軸まででよくて、わりと落ち着いた感じの軸をお探しの方なんかはいいんじゃないかと思いますね。
ルミオやミーの一部は女性を意識した感じがしますが、コレト1000/500を見る限り、あまり性別を感じさせないような気がします。
これは他メーカーのカスタマイズボールペンにはあまりない特徴かもしれません。
正確な色味は実物を見てみないと分かりませんが、コレト1000のほうはなんとなくコクーンチックなカラー展開というか…
それを言うと、コレト500はアクロボール3の不透明軸にちょっと似ているかも…
しかし、そもそも高級軸というのは何なんでしょうね。
自分で書いていて思うのですが。
というか、逆に安っぽいというのは何?
軸の材質?
透明なところ?
もちろん軸全体が与える印象というやつでしょうが。
以前文具店で働いていた時、国産の文房具すべてを「ダサい、安っぽい」と否定する同僚がいました。
使いやすさは評価するけれど、使おうとは思わないと。
国産の安い筆記具をそのデザインごと愛している自分としては驚きつつも、それはそれでちょっと乱暴というか、さみしいなとも思ったりして。
自分としては見た目も大事なのですが、見た目のみを重視して使いにくいのは困ります。
例えば透明軸は嫌がられますが、自分としてはインクの残量がある程度見えるのはありがたいのです。
特に多色のゲルインクは減りが速いですし。
そんなことを言っていたら、軸から取り出してもインクの残量が分からない金属芯はどうなるという話ですが、今は安いカスタマイズボールペンの話。
要は、使いにくさを凌駕するような圧倒的なデザインの軸を求めているということなんでしょう。
いや、やっぱりそんなことより、コレトはリフィルの種類をなんとかすべきですね。
ノックの視認性は抜群なんだし、他メーカーよりも大人っぽいボディもあるんだし、あとは油性ボールペンリフィルと、HI-TEC-Cが苦手な人にも使ってもらえるジュースリフィルがあれば…
カスタマイズボールペンの先駆者として、まだまだコレト先輩には頑張ってほしいものです。
それでも中には(個人的に)ときめくものもありますし、そんな筆記具に出会えたときの感動もひとしおです(笑)。
でも人の好みはそれぞれ違いますから、そういう人もいるのでしょうね。
私はラバーグリップが苦手なので、それだけで選択肢が少なくなってしまって残念です。
それでも最近は、キャップ式のシグノやハイブリッドテクニカなどのキャップ式のラバーグリップは許容できるようになりました(笑)。
これはさすがに視野が狭いというか物を知らないというか,
カスタムシリーズや中屋万年筆を知らないということなのだろうか・・・
それとも知ってる上で嫌いなのか・・・
文具店員で知らないのはさすがに無いでしょうか
海外ブランド=高級、と思っているみたい。
国産でもカッコイイ万年筆とかたくさんあるのに、全否定はもったいないなぁ、とおもいます。
自分は、可愛くて安くて、書きやすくて(笑)カラフルな全色コンプしたい派なんで、(笑)女子文具も大好きですが、素敵軸の万年筆とかも憧れます!
油性ボールペンは苦手で使わないけど、みてるだけ、で満足しちゃいます!
【高級軸】
Ⅰ:他人に自慢するための最小単位のひとつ。
値段が高ければ高いほどよい。
Ⅱ:カタカナコトバを濫用するビジネスパーソンとやらに必須な、風格あるステーショナリー。
ドイツ製が基本で、イタリア製が加わることもある。
Ⅲ:買っても買っても次々に欲しくなる魔性の筆記具。
ファム・ファタールの遠戚。
自分の好みに敏感であることは重要だと思います。
それだけいろいろな体験をし、それらを分析した結果だと思うからです。
が、それが最終的な結論というわけでもないことも学びたいなと思うのです。
あれ?嫌いだったはずなのになぜこれが気になるの?
そんな風に思ったほうが楽しいこともまだまだあるからです。
文具店員時代の同僚でそういう発言をしていた人たちは皆、「美」というものに強い関心を持ち、そういう勉強をしていた人たちでした。
「なんとなく嫌い」という軽い意味で言っていたのではなかったようです。
自分はそういう方面には疎いので、そうなのかもしれないなあとは思ったのですが、実際に文房具を使う頻度は自分のほうが上だという自負があったので、ちょっとさみしくも感じたんですよね。
道具としての評価の話も聞いてほしいなと。
好みは人それぞれなのでどういう意見があってもいいとは思うのですが、個人的にはそこに自分自身の信念のようなものがあってほしいなと思います。
そして、その信念ができるだけ柔軟なものであるほうが楽しいのではないかと思っています。
なるほど、そんな感じなのかもしれませんね。
でも、おしゃれに疎い自分はおしゃれに敏感な人を尊敬しているので、自分が分からないというだけで判断しちゃいけないな、とも思うのです。
こだわる部分が違うということなんだと思います。