猫町と中学生9(単色か多色か)。
2015年 01月 16日
老化の一途をたどっていた脳みそを程よく刺激されるだけでなく、疎遠になっていた文房具とも仲良くできるのは本当にありがたいですね。
おっかなびっくりでも引き受けてよかったというか、この縁を大事にして一生懸命頑張ろうと思う日々です。
中学生とは今や文房具の話を普通にしています。
中学生にとって文房具は生活に密着した身近な道具であり、特に文房具好きでなくても関心が高いんですね。
それにうまく水を向けながら、息抜きに文房具トークを楽しんでいるというわけです。
さて、中学生が使っている文房具を見ていてどうしても気になるのは、カスタマイズ系筆記具の中のゲルインクリフィル。
中学生の場合はスタイルフィットなんですが、選んでいるリフィルはほとんどがゲルインク。
そして当然のことながらインクの減りが速い。
はらはらしてしまいます。
もともとインクの減りが速いゲルインクで多色芯というのは、びっくりするくらいあっという間にインクがなくなるものです。
ちょっと使うくらいならいいのですが、がっつり使用した場合には。
あれだけ芯が細いわけですから、インクもちょっとしか入っていないので仕方ありません。
これで替芯が100円(税抜)だもんなあ。
自分は「コスパ」という言葉が好きではなく、できるだけ使わないようにしていますが(言っていることは理解できるのですが、小賢しい感じのする語感が好きではない)、これはコスパと言わざるを得ないなあと思ったりもします。
その使用頻度でその替芯は高いよ!
もう単色軸にしなよ!
で、言ってみたんです。
シグノRT1にしたら?と。
愛用の0.28もあるし、ライトブルーやグリーンなどの色もある。
どれだけ替芯が太いかを自分のRT1を見せながら説明し、多色よりも書き味がいいことなども説明。
が、反応はNO。
大量のペンを持ち歩けないので、やはりスタイルフィットがいいと言うんですね。
くそう、三菱め…
こういう事情につけこんでいるんだな…
でも、例えばスタイルフィットは学校だけにして、家で勉強する時は単色軸のRT1を使うのはどうだろう。
RT1の0.28は黒と赤しか替芯がありませんが、150円(税抜)の本体を1本使い切る間に、スタイルフィットの100円のリフィルを何本使うことになるのかとか思ってしまいます。
まさか1.5本ってことはないですよね。
もちろん、替芯がなく使い捨てにされる運命のRT1を思うと可哀そうでもありますが、軸を捨てずに置いておけば、将来的にジェットストリームの芯を入れたりしていろいろ使えます。
じっくり勉強するのは家なわけだし、単色軸のほうが何かといいと思うんだけど…
というようなことも言ってみたのですが、答えはNO。
ディズニーが好きだし、スタイルフィットが気に入っているからとのこと。
三菱め…
スタイルフィット ゲルインクボールペン(シグノ) リフィル
0.28mm UMR-109-28 約200m
0.38mm UMR-109-38 約150m
0.5mm UMR-109-05 約100m
ユニボール シグノRT1
0.28mm UMR-82 約380m
0.38mm UMR-83 約700m
0.5mm UMR-85N 約800-900m
ということなので, 0.28ならスタイルフィット用リフィルを買ってもRT1本体を買ってもそんなに変わらないんですよね.
なるほど、例の替芯ドーナツのトリックですね。
http://mukeifont.exblog.jp/22394731/
http://mukeifont.exblog.jp/22395444/
手元にあるシグノRT1の0.38のリフィルのドーナツを見ながら考えてしまいました。
中学生には0.38を使うようにすすめるところからですかね…
かなり回り道になりそうです。
コスパもわかるんだけど、普段学校で使っている筆記具に手が「慣れて」しまっていると、家で違う筆記具を使うととっても違和感があるんです!!
だから、勉強中は場所を問わず、同じ筆記具をつかいたいんじゃないかな~~と。
そんなワタクシも持ち歩き用の複合ペンをおうちでも使ってます・・・スタイルフィットとシグノ単色ペン(もしくはRT1)だと、軸の感触が太さや感触が違うから・・・と。
家のペン立てには単色ペンがやまもりなんですけどね・・・(笑)
使い切ることで達成感…というのもあるのですけど、まだ自分でお金を稼ぐことのない学生にとっては「買う」という行為は非日常で、「買いに行くこと」は特別なことだったような気がします。
しかも学校で使うものなら親がお金出してくれますし、コスパは考えたことがなかったかもです^_^;
インクなくなっちゃったからお小遣いちょうだい、と、親からもらったお金持ってお買い物に行く楽しみがあるのかも…?と考えてしまいました。
ちなみに私は忘れ物しやすかったので学校用・塾用で、同じものか柄違いで2セットずつ持ってました。
ペンケース内のスペースの問題だけじゃなかったんですね。
手が慣れてしまっているというのは完全に盲点でした。
なるほど、確かにスタイルフィットを握っている時間が圧倒的に長いわけだし、家でだけ単色を使うというのもやりにくいかもしれませんね。
確かにインクは早くなくなるほうがうれしかったです。
文房具を買うのを許してくれるシメシメという気持ちも分かります。
そうですよね、まさに中学生なんですもんね。
リアルに覚えているようで、忘れてしまっていますね…