ペンだこ養成ギプス。
2015年 06月 28日
何度か書いたと思いますが、自分にはペンだこが2つあります。
1つめはよくある中指の第一関節で、2つめは人差し指の先。
これはもちろん悪い持ち方をしているからですが、2つめのペンだこはまさに指紋が乱れていて時々まじまじと眺めます。
さて、タイトルの「ペンだこ養成ギプス」ですが、それは鉛筆ではないでしょうか。
例の六角形の鉛筆。
最近鉛筆をよく使うようになり、そのたびに指にぐいぐい食い込んでくる彼らを感じながら、(ペンだこが育っていくなあ)と思うのです。
もし、世の中に六角鉛筆がなかったら、人間のペンだこってもっと違う感じになるんじゃないかしら。
そんなこともない?
でもシャープペンやボールペンの軸のバリエーションはあまりにも多いから、なんかこう今頭に浮かんでいる「ザ・ペンだこ」的なやつとは違う感じになりそうな気がします。
不可能でしょうが、一度も鉛筆を使わず、鉛筆よりも太くて丸みを帯びた軸のシャープペンだけを使って育った群と、鉛筆だけで育った群とでペンだこを比較してみたいですね。
当然鉛筆の持ち方や筆圧、使用頻度で差が出てくるでしょうが、そこは何千何万というデータがあれば…
どうなるんだろう?
自分自身の感覚としては、やはり指を具体的に刺激してくるという意味でも六角鉛筆の影響は小さくはないという気がしますね。
いや、やっぱりこれは持ち方によるな。
自分が二人いたら試せるのに…
ということで、最近なんだかペンだこが小さくなってさみしい、文房具を使っていないみたいで焦る、という方には鉛筆をおすすめします。
特にHBよりも硬い鉛筆、あるいは海外の鉛筆がおすすめ。
ペンだこに影響が出たらぜひご報告を。
ちなみに養成ギブスはシャーペンでした。
ペン枕再販リクエストします(≧∇≦)
あと筆圧の高さから上手く付き合えない筆記具が万年筆。
猫町さんの万年筆孝お聞かせ下さい。
ペン枕は近々再販いたします。
今回は大量生産する予定ですので、もうしばらくお待ちください。
筆圧の高い方の万年筆ですが、いきなり万年筆を手にしても筆圧のことばかり気になって楽しむどころではないと思います。
まずは筆圧を弱める練習から始めてみてはいかがでしょう。
例えば昔ながらの油性ボールペンオンリーの方はなめらか系油性ボールペンを使ってみるとか、鉛筆やシャープペンユーザーの方はやわらかい芯を使って力を抜いて書いてみるとか。
おそらく初めは「いつもの字じゃない!」とストレスになると思うのですが、ある程度力を抜いて書く練習をしておいたほうが、万年筆に入っていきやすいかもしれません。
また、万年筆を買う際は、いきなり金ペンの万年筆を買う前にステンレスのペン先のもの(LAMYのサファリやPILOTのカクノやプレラなど。一万円未満のものはだいたいステンレスのペン先)を試して感触をつかむといいかもしれません。
これは硬めのペン先がボールペン感覚で使える点と、価格がお手頃で余計なプレッシャーを感じずにすむ点が大きいと思うからです。
間違えても筆圧が弱い人用(=慣れた人用)のエラボーなどにいきなり手を出してはいけません。
いずれにしても万年筆は使っているうちに手が学習して、筆圧が弱くなっていきます。
そんなに力を入れなくてもインクが出ることを学ぶからです。
あとはペン先の太さですが、筆圧が強くて心配であればMくらいから始めてみては?
Mの万年筆なら筆圧が強くても安心感があると思います。
もっともペン先の太さの選択は、どれくらいの大きさの字を書きたいかにもよるので、これらのことを頭においてあとは店頭で試筆してみてください。