続・筆跡の話。
2015年 07月 06日
それは、統計の授業のレポートのことでした。
毎週難しい課題が出され、それに取り組んでいたわけですが、なかなかまめな先生でいつもレポートに感想を書いてくれるのが楽しみでした。
そのやりとりは文通のような感じで、その中に「いつも読みやすいレポートですね。しかし、あなたのような字は就職には不利だと思います」と書かれていたことがありました。
あらーと思いながら続きを読むと、「でも僕は好きです!!」と書かれていて、おおーと思いました。
結局、自分は履歴書やエントリーシートの筆跡がきっかけで最初の会社に採用され、そこから社会人生活がスタートしました。
人生何が起こるか分からないし、何が正しいことなのかも分かりません。
ただ、自分は筆跡について幼い頃から自覚的だったなと思います。
この字であることで失うものもあれば、得るものもあるだろうという認識で、自分の字を書き続けたなと思います。
そしてそれはこれからも変わることはありません。