筆箱拝見!~たまみさん篇(4回目)・下~
2015年 12月 21日
前回の記事はこちら。
1日目は赤穂をぶらぶら歩きまわりながら文房具について語り合いましたが、2日目は木琴堂に腰を据えてじっくりと語り合いました。
とはいえ、話は常に脱線気味で、相撲の話になったり、中学生の勉強の話になったり。
同世代なのでつい盛り上がってしまいます。
こちらはたまみさんのペンケース(猫町ロールペンケース!)を拝見しながらわいわいしているところ。
例によって青色筆記具比較カード(写真中央)を強制的に見てもらっています。
猫町文具店(仮)に来た人は興味がなくても見なければならないという…
幸いたまみさんも青好きなので、やれサラサの青がどうのエナージェルの青がどうのとキャッキャ盛り上がることができました。
こういう色味の話はブログでは難しく、実物を見ながら話せるのは本当に有意義でした。
さて、そんなたまみさんの心をとらえたのはこちらの鉛筆削り。
カールのエンゼル5 ロイヤル。
エンゼル5 ロイヤルの素晴らしさは実際に体験してもらわないと…ということで、新しい鉛筆を削っていただいたのですが、カラカラカラカラ…というごくごく軽い感触で削れていくことに驚きの表情のたまみさん。
だってわれわれの世代の鉛筆削りは、ゴガガガギガガガグガガガ…とかなりゴリゴリやるのが当たり前でしたから。
た「これは…いいですね!」
猫「でしょ!それに…」
た&猫「青がかっこいい!」
そう。
先ほども申し上げたようにたまみさんはかなりの青好き。
たまみさんに比べると、猫町なんてド素人。
より本格的に正しく青を愛しておられるのを感じます。
こちらはたまみさんの今回のペンケースの中身。
プラチナのプレピーがずらりと10本。
それぞれに異なる青色インクが入っています。
こうしてキャップの頭にシールを貼り、几帳面にインクの名前が書いてありました。
10本の内訳は以下の通り。
セーラー・ブルー
セーラー・ブルーブラック
セーラー・青墨
セーラー・蒼天
セーラー・山鳥
PILOT・ブルー
PILOT・ブルーブラック
プラチナ・顔料ブルー
プラチナ・ブルーブラック
混合インク
セーラーの蒼天や山鳥は初体験の青色だったのでとても楽しかったです。
どちらもいい色でした。
顔料だったらなあ…(顔料インク好きの話もしました)
ちなみに、より色の違いを楽しめるように、ということでこれらのプレピーはすべてM。
確かにペン先が細くなると色の違いがあまり楽しめませんよね。
今の自分の字にはMはまだまだ太い気がするのですが、そのうち小さな字も書けなくなるだろうし、その時は色の違いを楽しむポジティブな気持ちでMを手にしようと思います。
こうした「加齢と文房具」の話もたくさんしました。
視力だけでなく、筆圧が弱くなった話なども出て、最後は筆ペンを使いこなせるかも?などなど。
加齢も悪いことばかりじゃないはずですよね。
そんなこんなで、2日間文房具の話をたっぷりし、最後は塩ラーメンを食べてお開きとしました。
来年は猫町が上京しなくては。
数日寝込む覚悟で、東京文具旅と洒落込みたいと思います。