ルーズリーフを使う時。
2016年 01月 26日
さて、今回はルーズリーフを使う時について考えてみたいと思います。
ルーズリーフの魅力って何でしょうか。
いや、その前に「ルーズリーフ」という曲をご存じですか?
Hilcrhyme(ヒルクライム)という歌手の2010年頃の歌で、猫町が文具店員時代にしばしば店内で流れていました(今でも聴くと店頭のコピー用紙を補充しないといけないような気がしてしまうほどには刷り込まれている)。
で、気になってネットで歌詞を見てみたのですが、ざっと読んだ感じ、別にルーズリーフでなくてもいいんじゃ…という気がしてしまいました。
無罫のリングノートでもいいんじゃないか、的な。
が、そんなはずはない、何かもっとメッセージが隠されているはず、と丁寧に読み返し、「何度でもやり直せるこのノート」というあたりにルーズリーフらしさを見出したしだいです。
この「何度でもやり直せる」というのは、もちろんルーズリーフ&バインダーの差し替え可能な点を指しているのでしょう。
それこそがルーズリーフの最大の魅力です。
われわれがノートではなく、あえてルーズリーフを手にする時というのは、だいたいがこの「差し替え可能な点」に心惹かれているのではないでしょうか。
実際自分自身、いろいろなページから問題集を解いても最終的にはページ順にノートを見られるようにしたい、という思いがあってルーズリーフを選択したといういきさつがあります。
さらにもう1つ、ルーズリーフを手にする理由として、「ノートを作るまでもないような気がするから」というものがあるように思います。
ノートを作っても余ってしまうであろうページが最初から頭にちらつき、それならばルーズリーフで、となる場合のことです。
こういう場合、ノートを前からと後ろからと使おうと考える人もいると思いますが(というか、自分もよくしましたが)、その場合真ん中付近のページだけが余ってしまい、逆モヒカン状態のノートを前に呆然とするはめになってしまいます。
そう考え、数学に加えて歴史や地理もルーズリーフにしてしまいました。
自分の場合は問題を解くだけでいいので、そんなにページもいらないんですよ。
こんな感じで使ってみて思うのは、やっぱりルーズリーフは非常に便利だということです。
前回は「味気ない」と書きましたし、実際むちゃくちゃ味気ないのですが、いつでもどんな風にでも並べ替えられるという安心感から、気が向いたページから問題集を解けるのは気楽でいいです。
歴史などはもちろん古代から順に解いていくのが理想的ですが、「近世の文化史が分からん」と言われると、近世の文化史だけを先回りして解いておくことも可能です。
しかし、使っているエトランジェの無罫のリーフがもったいないくらいいい紙で、なんかごめんよ…と思いながら使っています。
おそらくスクラップかなにかをしたくて買ったと思うのですが、まさかまさかこんな使われ方をするとは思ってもみなかったことでしょう。
人間万事塞翁が馬。
願わくは彼らののどもごろごろ鳴っていればいいのですが(ノートがのどを鳴らせたら。参照)。