手書き文字のインパクト。
2017年 03月 03日
注文通りのものが入っていることを確認し、ふと納品書を見ると、手書きでメッセージが書かれていました。
「この度はご注文いただきありがとうございます。@@様に愛と美味しさをお届けします」
なんということのない文章ですが、いきなり手書きの文字を見たので、え、個人的な知り合い?知り合いがネットショップを?と考えてしまいました。
ネットで買い物をすることは多いですが、こうしたケースはなかったので。
おそらくサービスなのでしょう。
素晴らしいサービスだなと思いました。
インパクトもすごいし、一手間かけている感じもうれしく、非常にあたたかい気持ちになりました。
読みやすさや正確さで評価すると、手書きの文字は印刷された文字にはかないません。
が、それらはあまりにも見慣れているため、意味を持たないことがほとんどです。
上記のメッセージも印刷なら読み流していたでしょうし、心にも響かなかったと思います。
手書き文字は視覚的にインパクトがあります。
しかし、手書き文字による感動は単にそのインパクトによるものだけではありません。
手書きという行為にかけた手間にただちに思い至ること、これが大きいのではないでしょうか。
なぜなら手書きという行為は誰しもしたことがあり、それがどういうものか分かっているからです。
時間がかかること、間違えたらその書類は一から作り直さなければならないことなどを、意識的にせよ無意識的にせよ知っているからです。
単純な猫町は、すっかりこの店が気に入ってしまいました。
商品も美味しかったし、またきっと利用すると思います。
そして、木琴堂や猫町文具店(仮)の通販の際のメッセージもこれまで通り書き続けようと思いました。
もっとも、うちの場合は店の規模が小さいのであまりありがたみはありませんが。