続・PILOT・スーパーグリップGとGの話。
2017年 12月 12日
horenso39さんのコメントはこちらなんですが…(一部抜粋)
猫町さん、スーパーグリップGは新インキだそうですよ、、、
それからホームページによると「『スーパーグリップG』の、"G"は、GRIDGRIP(グリッドグリップ)、Global product、宇宙的なデザイン(銀河=Galaxy)の頭文字の"G"から取ったものです。」だそうです。
何が宇宙やねん。
ええ…
まさか宇宙を意識したかなり本気の新製品だったとは…
それがああなってしまうのが拍子抜けというか…
プレスリリースはこちら。
なんだろう、グリッドグリップがすごいのかな。
油性ボールペン『スーパーグリップG』(ノック式/キャップ式)発売
たとえすごいグリップだったとしても、Dr.グリップの時にもフリクションの時にも出てこなかった「宇宙」というどでかい概念になんだか少し戸惑ってしまいます。
加圧式ボールペンの「宇宙でも書ける」みたいなコピーだとなるほど、と思えるのですが。
そしてそんなことよりももっと大事なことがhorenso39さんの指摘で分かったのですが、「新インキ、新チップを採用」って…
替芯の品番は変わっていないから、三菱のUMR-83の時みたいにマイナーチェンジのすごいやつをするということなんでしょうか(シグノRT1が出たタイミングで芯がかなり改良された)。
アクロインキほどじゃないけどこれまでのBSRFに入っていた昔ながらの油性インクよりは粘度の低いインクにするってことなのかな。
えーーー
その微妙な書き味の違いだけ味わいたいーーー
芯だけ欲しい芯だけーーー
UMR-83が新しくなった時はしばらく替芯を買う時に緊張しました。
以前の替芯と品番が変わらず、今店頭に並んでいる替芯が改良後のUMR-83なのか、以前の在庫の残りなのかが分からなかったからです。
今回のBSRFもパッケージを見ただけでは分からない感じなのかな。
どの程度変わるんだろう。
従来の油性ボールペンファンの中にはがっかりする人もいるかもしれませんね。
それにしてもなんでもかんでもなめらかにする風潮!
グルメ番組の「あま~~~い」「やわらか~~~い」の連発にも似たものを感じますが、なんだかなーと若干鼻白んでしまう猫町です。
長文の為、複数に分けてコメントさせていただきますことをお許しください。
SuperGripGノック式を発売日の翌日から使い続けているところに猫町様の記事が目にとまったので書き込ませていただきます。
まず、スーパーグリップGと比較するペンを、「G」のついていないスーパーグリップではなく、軸の形状がとても似ていて価格の同じ同社の「RexGrip」で比較して感想を述べたいと思います。替え芯の型番も同じです。
まず本命でない軸ですが(笑)、RexGripより格段に進化していると思います。
RexGripから改善された点は
1.インクの残りが見えやすくなった。
SuperGripGも見えにくいのですが、RexGripよりは見やすくなりました。
2.替え芯が交換しやすくなった。
ノック部のユニットのツメを押して芯を交換するタイプだったのが、一般的なボールペンの交換方法と同じになりました。
3.ノック部がカチャカチャしなくなった。
急いでメモを取るときとか、ノック部がカチャカチャ音を立てていたのが改善されましたノック部が今までのボールペンより長く、かつ根元からゆるく弧を描いているせいか、相当音が出にくいです。
4.さらに持ちやすくなった。
RexGrip自体が私にとって持ちやすいペンだったのですが、よりペン先までゴムが装着されて持ちやすくなりました。
以上4点です。
そしてSuperGripGで駄目になったと思う点はただ一つ!
より持ちやすくなったと宣伝されている「グリッドグリップ」です。
この時期の厚手の服のポケットの中に潜むゴミを、いつの間にか集めてきます。
そして溝に挟まった埃や糸くずがとても取りにくいです。
アクロボールのタイヤグリップみたいなのでも良かったと思います。
廃盤になるなら、スーパーグリップよりRexGripが先かなと思いました。
また、最近廃盤になったPentelのRallyが、スーパーグリップのノック式とよく似ているので、スーパーグリップのノック式もいずれ無くなりそうな予感がします。
インクの型番上では両ペンともBSRF-6F(0.7ミリ)ですが、今までのインクの書き始めるときの「ぬと~~ぉ~」というヌメヌメ感がかなり改善されています。
擬音にすると「ぬ?スラ~~」でしょうか(汗
ただ画数の多い漢字を小さく書いたときに、今までつぶれたことのなかった文字が少し潰れて見えた事が何度かあるので、0.5ミリと使い分けた方がいいかもしれません。
油性インクなので匂いもあるのですが、新インクの方は従来品よりは匂いません。
発色は従来の品と同じぐらいの濃さ(0.7ミリ黒)ですが、アクロボール0.7ミリと比べると、アクロボールの方が黒く感じます。
青色インクですが、今は無きハイブリッドテクニカの深みある青とは違い「明るい青」色をしています。
SignoRT1の濃青(2015年)とSignoRT(2017年)の薄青の丁度中間ぐらいでしょうか?
<脱線>
SignoRT1とSignoRTの青でインクの色が違うのはインクの年代のせいでしょうか…
そして猫町様なら当然お気づきだとは思いますが、BSRF-6FはS-7L互換なのです!
買った次の日に追加で0.5ミリのノック式を購入し、三菱のNo.460に入れ替えて細字用ペンとして使っています。
それまではNo,460の軸には多色ノックのVicuna0.5ミリ芯を入れていたのですが、
今まで使っていたVicuna0.5黒よりBSRF-8EF(0.5ミリ)はしっくりきました。
ノック部にテープを巻かずともそのまま使えるBSRF-8EF芯はかなり好みです。
0.5ミリには油性とは思えない書きやすさがあり、私の一押しは0.7ミリより0.5ミリ芯です。
キャップ式は購入していないのですが、キャップ式の芯は同社のPATINTやデスクボールペン、他社だと三菱のクリフターやペンテルの.e-ballと互換があり色々と妄想を掻き立てられます。(0.5ミリ油性でクリップ付き単色ボールペンだと!?等w)
私の購入したSuperGripGの軸に入っていた芯は、どれも(0.5と0.7)芯の末尾に「17 10」と記載されていましたので、替え芯のみのご購入をお考えの際は、「17年 11月」以降の製造品を目安にされてはいかがでしょうか?
長文にお付き合いくださりありがとうございます。
そして最後に、「体感には個人差があります。」という事と、
私はPILOTからの刺客ではなく、PentelのHybridTechnicaノック0.35青を廃盤前に100本購入し今でも使い続けている変わり者です。という事を告げて締めさせていただきます。
今年の猫町様にはご不幸があったと存じておりますが、良いお年をお迎えください。
詳細なレポートありがとうございます。
おそらく多くの読者の方々がGBさんのコメントに興味をひかれたことでしょう。
軸についてはレックスグリップと比較されていますが、自分はレックスグリップの芯をGBさんのやり方で替えたことがなく、口金付近を開閉する通常のやり方でやっておりました…あれ?
グリップにゴミが…というのはいかにもありそうな話ですね。
ちょっと笑ってしまいました。
インクのレポートもありがとうございます。
今は真冬なので一番油性ボールペンのインクの硬い時期ですが、新しいインクはそうでもないようですね。
これはちょっと興味があります。
いつか試してみたいと思います。
笑いました!
でもいろいろと勉強になりました。
GBさんのコメントを最初に読んだ時は(自分の知らないレックスグリップがあるんだろう)と思いました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。