あまりの忙しさに我を忘れ、青くて安い素敵な0.7mmシャープ「Three Starシャープペンシル」を衝動買いした猫町。
前回はチープ篇として「チープでキッチュな佇まい」について見てきました。
もちろんそういったことも織り込み済みで購入しているのですから、別にいちゃもんをつけているわけではないのです。
いいじゃないですか。
チープでキッチュなシャープペン。
しかしここからはそうも言ってはいられなくなってきます。
というわけで、今回はスリル篇。
まずはノックのスリル。
自分は普段シャープペンを使う時、2ノックくらいで書くのですが、この「Three Starシャープペンシル」は1ノック目はまあいいとして2ノック目で急に芯がずん!と出てくるのです。
下の写真でお分かりいただけるでしょうか…
比較のためにぺんてるのP205の写真も載せておきます。
上から1ノック、2ノックした時の写真です。
「Three Starシャープペンシル」を堪能すべく、実際に勉強に使ってみたのですが、一番困ったのがこの2ノック目で芯が急に出るという現象でした。
2ノック目というか、書いている途中の補充の1ノックでもずん!と出てくるので、おいおいこんな長い芯で書いたことないYO!と焦ってしまうのです。
なので、ノックしながらちょんちょんつついて芯の長さを調整する必要があり、しかもまだ不慣れなので一発で決まらず、これは相当面倒くさかったです。
次の落とし穴は「Three Starシャープペンシル」どうこうではなく、こうした細軸の軽いシャープペンシル一般に言えることかもしれないのですが、重心というものがまったくないがゆえに握りしめる必要性が生じ、その結果むちゃくちゃ手が疲れるということです。
以前、PILOTだったかの展示会で重心の位置がいろいろになっているシャープペンのどれが疲れるか、疲れないか、みたいな実験があったと記憶しているのですが、ああしたちょっとした実験の場ではピンとこなくても、まとまった時間使ってみると、こうしたただただ軽いだけのシャープペンはとても疲れるということがよく分かりました。
グリップ部分にラバーがあるだけでまた違うと思うのですが、君はステッドラーのホルダー芯の4本入りのケースかい?というくらい軽いプラスチックの筒みたいな軸なので、手の疲れもしゃれにならないものがありました。
ということで、「Three Starシャープペンシル」はどういった人におすすめかということをまとめるとずばり、
チープなスリルに身をまかせたい人
ということになると思います。
あるいは、
ペンだこを育てたい人
鉛筆の持ち方が悪い猫町は2つペンだこがあるのですが、30分ほどこのシャープペンを使っただけで、その2つのペンだこが成長したような気がしましたからね。
でも楽しい買い物だったし、見た目はかわいいからレギュラーチームに入れて使うつもりです。