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無罫フォント

猫町フミヲの文房具日記

風が吹けば桶屋が儲かる的物欲によって手にしたもの。

PILOTのS30の新製品情報を見ていたはずが物欲が脱線し、全然関係のない0.7と0.9のシャープペンを買ってしまった猫町。
さて、そのシャープペンとは…

パソコンでもスマートフォンでもすでに見出しの横に写真が出てしまいネタバレしてしまっておりますが、順を追って説明したいと思います。

猫町が買ってしまったシャープペンはいったい何なのか、というクイズに対して8名の方にご参加いただきました。
本当にありがとうございました。

以下に回答をご紹介していきます。

・輪音さん…コクヨの鉛筆シャープ

・ナツキさん…新しくなったコクヨの鉛筆シャープ

・あるけみさん…最近出たコクヨの細い方の新デザインの鉛筆シャープ

・日本海沿いのSさん…コクヨのえんぴつシャープ(PS-PE10シリーズ)の0.7と0.9

・たまみさん…コクヨの鉛筆シャープで白のタイプと黒のタイプのもの

・さくらんぼさん…ぺんてるのTUFF〈理由は、猫町さんはぺんてるが好きそうだし、最初から濃い芯が入っているからです。ネックといえば、グリップの段差とグリップの主張かなぁと思いますが…〉

この時点で5人がコクヨの鉛筆シャープだろうと予想しており(最近出た白と黒のやつですよね)、これには苦笑せざるを得ませんでした。
完全に読まれてるなあ…
でもそうじゃないんですよね。

この段階で一度記事にし、それ以降にコメントをくださったのがこちらのお二人。

・たすさん…プラチナのプレスマン

・藤沢かなたさん…グラフ1000フォープロ

そしてこちらの方々は2度目のトライです。

・あるけみさん…ぺんてるのシャープレット2、ファーバーカステルのFE3000・3010、TK-FINE製図用シャープ9717・9719、ステッドラー製図用シャープ925-15又は925-75

・たまみさん…Faber-Castell製図用シャープ FE 3000-07 FE 3000-09

・日本海沿いのSさん…ゼブラのドラフィックス

・ナツキさん…ぺんてるのタフ〈「学生時代に出会っていたら使っていた」というようなことをおっしゃっていましたし、最初から猫町さんのお好きな2Bのシュタイン芯が入っていると知ったので、これではないかと思いました〉

さくらんぼさんとナツキさんの理由がリアルすぎる…
お二人ともこのブログを熟読しすぎです…
自分の分身がしゃべっているのかと思いました。

あるけみさん、たまみさんがあげてくださったファーバーカステルのFE3000-07は猫町の大好きなぺんてるのP200シリーズのシャープペンとほぼ同型なので確かにそれも好き!であります。
グラフ1000も名品ですが衝動買いにはちょっと…(笑)

本当にうれしいコメントをたくさんありがとうございました。

ということで、ついに正解者が出ました。
日本海沿いのSさん、お見事でした。
正解はZEBRAのドラフィックス0.7、0.9でした。
風が吹けば桶屋が儲かる的物欲によって手にしたもの。_f0220714_19012223.jpg
ZEBRAのドラフィックスは同名のシャープ芯のラインナップがどんどん減らされた頃から廃番になっているのではないかと勝手に思い込み、深追いせずに来てしまいました。
実はまだ手に入ると知り、光速で注文してしまったという次第です。

パイプがスッと伸びた製図用シャープであること、グリップがザリザリしたローレット加工ではないこと、そして安価であること。
これらが決め手となりました。
風が吹けば桶屋が儲かる的物欲によって手にしたもの。_f0220714_19012530.jpg
風が吹けば桶屋が儲かる的物欲によって手にしたもの。_f0220714_19012890.jpg
早速使っているのですが、最初はHBの芯が入っているので薄くて閉口しています。
最初に入っている1本くらいは使ってあげないと、と使っているのですが、これはいったい何の芯が入っているのでしょうか。

在りし日のドラフィックス芯?
それともデルガード芯?
でもデルガード芯には0.7はあるけれど0.9はありません。

Who are you?

猫町の感覚としてはHBのシャープ芯が快適に使えるのは乾燥した季節である今、であるはずです。
おそらく夏などは話にならないくらい薄く感じてしまうでしょう(真夏はたとえ2Bのシャープ芯でも書いていてくぐもった筆記線になってしまう…鉛筆じゃないと…)。

ということでまずは0.9を楽しく使っているところです。
芯が硬くて薄い以外は軸の長さもいいし、何の抵抗もなく握れるし、いい感じです。
見た目より軽いのはちょっと驚きましたが。

こういうのでいいんだよ
こういうので

ということで、風が吹けば桶屋が儲かる的物欲によって手にしたのはZEBRAのドラフィックスだったというわけでした。
長い話にお付き合いくださりありがとうございました。

Commented at 2021-03-08 00:24 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by alchemie0629_a20 at 2021-03-08 01:26
そういえばゼブラのホームページでドラフィックスの芯(ケース)を画像で見て、子供の頃に一時だけ使っていたのを思い出しました。
ゼブラは大穴でした。(爆)
ネットで買うことを念頭には置いていたものの、まさかのそっちかーっていう感じで。
Commented by mukei_font at 2021-03-10 09:23
>非公開コメントさん
このたびはおめでとうございます。
正解者が出て本当にほっとしています。
近いうちに「『おしゃれ目隠しーる』付きの葉書レター」をお送りします(ってほんまにいらんな…)。
Commented by mukei_font at 2021-03-10 09:23
>あるけみさん
今回はご参加いただきありがとうございました。
無駄に良問すぎたというか(笑)自分でも驚いています。
ドラフィックス、芯は好きで使っていたのですが同名のシャープペンがあるというのはだいぶ後で知りました(店頭でなかなか見ないし)。
Commented by pitasumin at 2021-03-12 21:51 x
こんばんは。pitasuminです。今回のシャーペン当てコンテストにはエントリーしなかったんですが、エントリーしなくて良かったです。まず当てることは出来なかったでしょうから。
 シャーペンといえば、最近、中高生が製図用から木軸のものに比重を移していて、ほとんど木軸バブルといった様相を呈してて、ちょっと辟易ぎみです。やっぱり0.5㎜芯ばかりですけど…。万年筆マニアまで木軸に色目使ってる有様なのは、ちょっとね…。
 それで最近ユーロボックスの芯の話しが出てましたけど、説明まで。ユーロボックスは銀座にある中古万年筆屋さんのこと。そこで昔の作り方(今の日本のポリを混ぜるものでなく、粘土と黒鉛で作ったもの)で作った1.15㎜くらいの太い芯を売ってる。モンブランのヴィンテージとかヤードOレットとかのシャーペンに使う芯のことです。ポリマー芯革命以前の感じで柔らかい。フランスの粘度芯と日本のグラファイト芯の中間くらいの書き味です。
Commented by pitasumin at 2021-03-13 09:30 x
 猫町さん、おはようございます。昨晩、記憶を頼りにユーロボックスの4B芯について書いたんですが、今朝時間があったのでちゃんと調べてみたら、ポリマー芯でした。「ハイポリマー芯」と明記されているので、作ってるのはぺんてるですね。でも、軟らかいので、粘土芯かと思っちゃってましたね。芯径も1.18㎜だけじゃなくて、0.9㎜もありました。ま、いずれにせよ万年筆愛好家に使用頻度の多い芯径であることに変わりはなかったようです(というより、芯の強度が弱い頃に開発されたシャーペン用に作ったものと言った方が正しいかな)。
Commented by mukei_font at 2021-04-29 22:12
>pitasuminさん
最近の中高生は木軸のシャープを使っているのですか?
数年前は高校に合格した生徒への贈り物にPILOTのS20を選んでいたのですが、流行を先取りしすぎましたね…

ユーロボックスの芯について教えてくださってありがとうございます。
自分はPILOTのグラファイトの2Bでも少ししんどい時があるので(季節にもよりますが)、その柔らかさを御することができるだろうかと思ってしまいます。
使う筆記具や入れる芯によって完璧に筆圧をコントロールできればいいのですが…
by mukei_font | 2021-03-07 19:19 | 筆記具・シャープペンシル | Comments(7)

by 猫町フミヲ@無罫フォント
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