猫町フミヲの文房具日記
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2012年 05月 08日 ( 1 )

100円ボールペンの宇宙・PILOT・スーパーグリップノック。

先日は長い長いジムノックの記事をお読みくださりありがとうございました。
早速たくさんのコメントをいただき、本当にこのブログはボールペンや替芯が好きな方たちに愛されているなあと感じました。
ありがとうございます。

ここで少し訂正と補足を。
ジムノックの替芯であるK-0.7を50本近く使ったという話ですが、正確には47本であります。
あと3本というところでタプリクリップに乗り換え、こちらの替芯であるH-0.7を3本使いました。

が、タプリクリップは芯が長く(そもそも「インクたっぷりのタプリクリップ」ですから)、芯を入れ替えるのだけが楽しみの小生には少々刺激が足りないボールペンでした。
またこれは本題からずれるので別の機会にしたいと思いますが、書き味もジムノックとは違い、ジムノックほどのめり込むことができずに終わったといういきさつがあります。

さて、今夜は「100円ボールペンの宇宙」の第2弾。
今回取り上げるのは「ザ・100円ボールペントリオ」のうちのPILOT・スーパーグリップノック。
一番上のペンです。
f0220714_1985127.jpg

が、正直100円ボールペンについて書きたいことはほとんど前回書いてしまったんですよね。
かつての100円ボールペンの立ち位置とか、100円ボールペンをあれこれ比較検討するときのポイントとかそういったことは全部。

それに皆さんはもうお気づきでやれやれ(´_ゝ`)と思っておられると思うのですが、「100円ボールペンの宇宙」などとたいそうに言ってみたものの、所詮これは個人史なわけです。
「猫町フミヲの100円ボールペン遍歴」みたいな感じで。

しかし、そもそも4年前に「100円ボールペンの宇宙についてはいつか私が著すのだ」と思ったのは(過去の記事参照)、たとえそれが個人史であろうとなかろうと、100円ボールペンにだってたくさん語られることはあるはずなのに軽く扱わないでほしいという怒りからだったはずなので、このまま突っ走ることにします。

というわけでPILOTのスーパーグリップノック。

このボールペンについて語るにはまず、このペンと出会った頃の小生のメーカー観のようなものから語る必要があるように思います。
メーカー観などというと堅苦しいですが、要するにメーカーへの印象というか偏見というか好みというか思い込みというか。
この頃はまだ文具業界とはまったく関係のない業界にいたので、誰にもお世話になっておらず、何の内部事情も知らず、純粋にユーザーとしてメーカーに対する思いのようなものがあったわけです。

端的に申し上げてこの頃の小生はPILOTが嫌いでした。
なぜか。
それはDr.グリップとHI-TEC-Cが苦手だったから。
苦手なのにやけに推してくるから(当時新聞に文房具が載るとたいていこの二者。なんでやねん!と思いながらスクラップした記憶が)

これは本当におもしろいというか、今なら「それしか見てなかったからやろ!」とつっこめるのですが、今ほど文房具を取り巻く環境がめぐまれていなかったのは確か。
文具店に行っても、いわゆる定番商品がひっそりとあり、その他はなぜかPILOTの商品ばかり。
それが小生の手には全然合わないDr.グリップやHI-TEC-Cばかりとくればちゃぶ台を引っくり返してもしょうがないような状況ではありました。

もちろんその頃とて舐め回すように棚を見て回れば、Dr.グリップやHI-TEC-C以外のPILOTのいろんな筆記具に出会えたはずなのですが、まだマニアというにはひょろひょろの小生。
あふれる情報をすべて意味のあるものとして捉えるにはまだまだ修行が足りなかったのだと思います。
まさに「見えども見えず」状態。

そんな未熟さゆえになぜか毛嫌いされてしまった不憫なPILOT。
代わりに小生の寵愛を受けたメーカーはぺんてるとZEBRA。
ぺんてるはそれこそティーンのころからハイブリッドや修正液、シャープ芯等で小生のハートをがっちりとつかんでおり、ZEBRAには「キング」ジムノックが。
三菱はそこそこシグノ等でお世話になっていたはずですが、なんというかPILOTにしろ三菱にしろメジャーどころを避けていたようなところがありました。

この心理を分かりやすくいうと…
例えば巨人ファンだ阪神ファンだと盛り上がっているのに興ざめして中日やヤクルトを好きになってしまう気持ち。
あるいは「きのこの山」か?「たけのこの里」か?と激しく争っている横で「きこりの切株」を愛してしまう気持ち。
なんかそんな感じではなかったかと思います。
今思うとなんとも青臭い限りですが。

まあそんなこんなでPILOTに対しては今でいう「アンチ」的な気持ちで接していた小生。
もうコレトが出ようがパティントが出ようがなんだかPILOTはいけ好かん。
そんな残念な感じになっておりました。

そんな小生がなぜスーパーグリップノックを?

長年の間違った思い込みが崩れ去るときが来たのです。
もう実にあっさりとしたものでした。

かっこいい人が使っていた。

まあそんなもんですよね…(´_ゝ`)

あるときくだんの人物と近距離で接する機会があり、その人物が胸元からボールペンを取り出した瞬間。
目に飛び込んできたペンのクリップのデザインでそれがPILOTのスーパーグリップノックだと分かった瞬間。
今でも鮮明に覚えております。

(PILOTかあ…)

ちぇ…と思いながらそれでもすぐにスーパーグリップノックを買いに行った小生。
こんなことでいつも満足してしまう小生。
単純で安上がりでおめでたい感じです。

さて、ハイダーの認知的バランス理論を持ち出すまでもなく、「かっこいい人」が使っていたボールペンはすんなりと小生の世界に入ってきてくれました。
そして最初こそふわふわした理由でやって来たペンに、まだすぐがっちりと心をつかまれていきます。

これは…いいペンだな。

まずZEBRAのときにさんざん苦しめられたぷちぷちとした細かいダマからの解放。
油性ボールペンでもこんなにきれいに字が書けるんだなと初めて思ったのがスーパーグリップノックだったように思います。
当時は事務員をしており、いわゆるリサイクルペーパー的なあまり紙質のよくない紙に文字を書く機会が多かったのですが、それだけにジムノックでは油性ボールペンのもそもそ感がMAX。

それに加えて、この頃にはかつてはあんなにこだわったインク色のさりげなさであるとか、ノックやグリップのひかえめさのようなものを重要視しなくなっておりました。
創作から離れたのが大きかったです。
ペンへのこだわりは本当にユーザーの置かれている状況次第だなと強く思います。

そんなこんなで、いろんなさりげなさを最優先したジムノック時代はいつしか静かに終焉を迎え、くっきりと安定して書ける油性ボールペンが普通に必要に求められる時代が到来。
加えてその出会いがちょっとわくわくしたものだったので、このスーパーグリップノック時代というのはとにかく楽しい時代だったように思います。
ジムノック時代がデリケートさやストイックさに満ちていた分、余計そう思えたのかもしれませんが。

使うのがとにかく楽しい。
インクが減るのがとにかく楽しい。
印鑑シール代わりに貼られている猫がピンク色をしているのがなんだか象徴的。

それに何十本も替芯を入れ替えつつ使った傷だらけのジムノックに慣れていた身としては、まだ新しいスーパーグリップノックのボディはそれはきれいに見えたものです。
透明部分がこんなに透き通ってるんだ、とか、黒のグリップが映えてきれいなあ、とか。
もともと100円ボールペンのボディはどのメーカーのものもとてもきれいと思う小生ですが(これは文具店員になったあともずっと変わらない気持ち。凝ったデザインのものよりよほど良い)、とにかく毎日うっとり軸を眺め回したことを懐かしく思い出します。

青臭い気持ちからなんだか毛嫌いしていたPILOT。
業界の事情も詳しく知らないうちからきっと文具業界のドンなんだろうと警戒していたPILOTはやはりそのとおりの実力者であり、Dr.グリップでもHI-TEC-Cでもなく、あるいは万年筆でもなく、ただの100円ボールペンであるスーパーグリップノックから小生のPILOT道は始まりました。

ちなみに今の小生には特にどのメーカーがどうこうという気持ちはありません。
このブログを読んでくださっている皆さんはお分かりのことと思いますが、特定のメーカーをひいきにしたりすることが一切ないのがこの「無罫フォント」。
ある商品についてはこのメーカーが素晴らしい、でもこの商品についてはこっちのメーカーのほうが素晴らしい。
そうやって凸凹がありながら、どのメーカーもみんな素敵だなと思いながら書いております。

もちろんそれは文具業界に入っていろんな人や商品に出会えたことが大きいですが、たとえ業界に入らなくても変な偏見や思い込みさえなければもっと早く文房具を楽しめたなと思います。
もちろん偏見や思い込みは小さな経験を積み重ねて個人が作っていく価値観の一つではありますが、その際もできるだけメーカー単位でざっくり一括りにしてしまうのではなく、一つ一つのモノを見ていくのがいいと思います。

なんだかえらそうな話になっていますが、PILOTの呪縛を見事に解き放ち、のびのびと油性ボールペンの楽しさを教えてくれたスーパーグリップノックの話でした。
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by mukei_font | 2012-05-08 21:48 | 筆記具・油性ボールペン | Comments(6)