猫町フミヲの文房具日記
by 猫町フミヲ@無罫フォント
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カテゴリ:筆記具・万年筆( 62 )

サプライズ。

なんだかご心配をおかけしてしまって申し訳ありません。
あたたかいコメント、とてもうれしいです。
頑張ってきてよかったと心から思えました。

でも本当に大丈夫ですので。
辞める時は誰のことも恨まないと決めていましたし、実際心は穏やかです。
最後の最後まできらきらした気持ちでレジに立てた小生は幸せ者でした。

さて、最後の日、店長から贈り物をいただきました。

「これ俺と@@さんから…猫さん最後に万年筆買ってたやろ?かぶってるかもしれへん…かぶってたら交換するわ…今ここで開ける?」

なんと万年筆!
そんな高価なもの!
交換とかあほか!
そんな罰当たりなことするか!
かぶってても喜んで使わせてもらいます!

「インクもまだ選んでなくて…カートリッジがえんか色彩雫がえんか…」

そんな!
これ以上いただけないです!
それに家にはインクが山ほどありますし!

「ごめんな…俺のでよかったらこれ持って行って…」

ぬおー
色彩雫、持ってない色や…
うれしい…

というわけで、どきどきしたまま家に持って帰って来たわけですが…

どんな万年筆だろ…
まさかカスタムヘリテイジ912じゃないよな…
インクカートリッジはとか言ってたから吸入式のじゃないしな…

どきどきどきどき…
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こ、これは…
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ままままっとぶらっくやんか…
えらいこっちゃ…

神様…

最後の最後までカスタムヘリテイジ912と迷った、ノック式万年筆キャップレスマットブラック。
思い返せば何度も記事にしているキャップレスマットブラック(PILOT・キャップレスマットブラック。およびPILOT・キャップレスマットブラック入荷。参照)。

神様…

腰が抜けて床に這いつくばりながら急いで同僚の@@さんにメール。
メールを打ちながら涙。
わたしまだ全然こんな素敵な贈り物にふさわしい人間じゃないのに…

恋い焦がれたぬばたまの黒い鳥。
なんて利口そうなの。
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店長、山栗ありがとうございました。
茶系のインク、大好きです。
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とりあえず、マットブラックは鑑賞中。
ヘリテイジ912の君が降嫁されたばかりで、ただでさえ猫町源氏はてんやわんや。

ほんまにえらいこっちゃ!
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by mukei_font | 2012-04-04 21:48 | 筆記具・万年筆 | Comments(10)

PILOT・カスタムヘリテイジ912。

昨日は長々と個人的なことを書き綴ってしまい申し訳ありませんでした。
でもやっと書くことができてほっとしています。

単に文房具の情報のみを必要としている人にはまったく関係のない話だったと思いますが、どんなことを考えている人間がこのブログを書いているのかということを明らかにすることも時には必要かなと判断しました。

まあ今日からまたいつものブログであります。
このお気楽失業者が!と罵倒されるくらいの勢いで更新していけたらと思っております。

さて、辞めると決めた瞬間に小生が考えたことはただ一つ。

最後に何の万年筆を買うか。

おそらく当分万年筆を買うことなどなくなるだろうから、後悔のないように思い切った万年筆を最後に買うことにしよう。
さあどうする。

候補はPILOTのカスタムヘリテイジ912か、キャップレスマットブラック

カスタムヘリテイジ912は手に取るたびに電流が流れるみたいに欲しくなる魅惑のアイテム。
頼もしい大ぶりボディに堂々たるペン先の色気。
デザインは愛用のセーラーのプロフェッショナルギアスリムに瓜二つだが、「万年筆は黒に銀派」の小生はむしろ大歓迎。
ああ、カスタムヘリテイジ912…

一方、キャップレスマットブラックはまったく別の哲学を持ったぬばたまの黒い鳥。
お客さんにすすめるたびに(てゆうか自分が欲しんやけどな!)と何度思ったことか。
万年筆をノックして使えるってどんな感じだろう。
出先でも気軽に取り出して使えたりするんだろうか。
ああ、キャップレスマットブラック…

さんざん迷った末に選んだのはカスタムヘリテイジ912。
万年筆はやはり自室でゆったりと使うであろうと判断。
直前にキャップレスマットブラックの修理を受けたことも大きかった(落とされたようでペン先が激しく曲がってしまっていた)

ジャジャーン。
このオーラ。
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プロフェッショナルギアスリムやステラ90Sと大きさ比較。
なかなかの大きさ。
でも樹脂軸なので軽いんですよ。
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最後なので怖いものもなく(のわりにはこそこそ注文し、入荷するなり疾風のごとく購入したが)、念願の名入れを。
ずっとこの名前入りのものが欲しかった。
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うれしくてうれしくて気がつけば眺めている。
やっぱり万年筆は黒に銀で決まり。
何をも邪魔しない静かで知的なたたずまい。

どの筆記具も少なからずそうだが、万年筆は特にその持ち主の文字しか書かない特別な筆記具だと思う。
芯がすり減っていくシャープペンシルや替芯のあるボールペンとは違い、万年筆のペン先はずっと一つ。
たった一つのペン先で同じ人間の文字だけを綴っていく。

ああ、このカスタムヘリテイジ912はかわいそうに猫町フォントしか知らずにこれから何十年と生きていく。
こんな文字のために俺はPILOTの工場から運ばれてきたんじゃないと思うだろうか。

まあそんなもんだとあきらめなさい。
そのかわりたくさんの文字を書くから。
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by mukei_font | 2012-04-03 11:27 | 筆記具・万年筆 | Comments(10)

PILOT・キャップレス万年筆。

昨夜は日付が変わるまで居酒屋で飲んでおり、当然のように寝る時間が遅くなり、睡眠時間が短くなり…
今日は自業自得のくたびれっぷりで働いてきました(途中、@スパラドリンクによるドーピングあり)。
でも懐かしい知人に会って楽しかったから良しとする。

実は知人に頼まれて、知人のお友達へプレゼントする万年筆を選ぶという大役を仰せつかっておりました。
昨日はそれの受け渡し。

「友達の就職祝いに万年筆を贈りたいなあ→文具店員の猫町がいるじゃないか」という流れで思い出してもらえたうれしさ。
何年も会っていなかったのに、本当にありがたいことです。

さて、万年筆を選んでほしい云々のメールを受け取って小生がまず考えたことは、「絶対に使ってもらえるものを選びたい」ということ。
こういうことはもちろん贈り物をする人全員が考えることではあるのですが、万年筆に関しては「もらったけど使わない」というせつなすぎる「お約束」が幅をきかせており、もう絶対にそこから抜け出してみせる。

ということでリサーチ開始。

使う人の性別と年齢。
普段使用している筆記具。
万年筆は初めてかどうか。
普段はどれくらいの大きさの文字を書くか。
予算。

これについての回答。

23歳の男性(わりと大柄)。
普段はシャープペンシルを使用。
万年筆はおそらく初めて。
やや小さめの文字。
10000円以下。

うむ。

もうこれはノック式万年筆一択でしょう。
ということでPILOTのキャップレス万年筆(FCN-1MR-B)の細字をおすすめすることに。

ノック式万年筆は、いわゆるオーソドックスな万年筆に慣れた人からするとペン先にもの足りなさを感じたり、ペン先の割に高価な点に納得がいかなかったりするものですが、そういう先入観のない人からすると、今まで使っていた筆記具と一番似た感覚で使える万年筆なのではないかと思うわけです。

だってノックしたらペン先が出てきて、書くだけですよ。

このノック式というのは本当に浸透しておりまして、もうなんでもかんでもがノック式のこのご時世、気負わず万年筆デビューするにはなかなか良い手ではないかと思います。

そもそも万年筆をもらったけど使わなくさせてしまうのはキャップ式だからではないでしょうか。
とくにねじ込み式のキャップ(くるくる回しながら開け閉めするキャップ)の非日常感。
「フッフッフ…万年筆とはこういう贅沢なもの…若造にそれが分かるかな…」的な「大御所臭」。
あれが万年筆初心者を遠ざけてしまう一因である気がするんですね。

なぜそう言いきれるかと言えば、何を隠そうおそらくもう初心者ではないはずの小生もあのねじ込みキャップのハードルにいまだにやられるから。
体力が落ちているとき、気分が落ち込んでいるとき、どうしてもあのキャップを回すことができない。
そしてつい簡単に開け閉めできるLAMYのサファリに手がのびたり、極細サインペンやボールペンになってしまったり。

あ、もちろん、初心者=キャップレスと決めつけているわけではありません。
あくまでも今回のケースは普段小生が初心者の方におすすめする、PILOTのカスタム98路線ではないなと感じたまでです。

ということで、ノック式万年筆キャップレスをチョイス、知人にOKをもらって決定となりました。
猫町が代わりに購入し、ラッピングするということで、ついでに撮影させてもらうことに。

ご尊顔。
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画面右上がノック部分で、ノックするとペン先が出てきます。
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ご覧のとおり小さなペン先。
鳥のような外見がセクシー。

個人的に気になるのはクリップ部分。
ちょうどクリップ部分をはさんで握る形になります。
使っているうちに慣れそうですが、そもそもクリップはなかったら駄目なんでしょうか。

箱に入れたところ。
専用の化粧箱がまだ当店にありました。
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本のようになっているこの箱。
開くとこんな感じ。
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ちなみにこの底に説明書や保証書が入っています。
裏表紙を開いたところはこんな感じ。
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個人的にこういうのは大好きなので食い入るように読みました。
ペンの歴史…ハアハア…

どうか気負わずに使ってもらえますように。
23歳の男性(わりと大柄)、頼みますよ。
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by mukei_font | 2012-03-10 23:55 | 筆記具・万年筆 | Comments(3)

秋の夜長の猫町源氏。

満寿屋のMONOKAKIノートにあれこれ黒いこと(残念ながら現時点では全然黒くない)を書き綴るようになってから、万年筆とよろしくやっている。

使い続けてさえいれば機嫌良くしている万年筆というやつはつくづく人間ぽい。
人間ぽすぎて泣けてくる。

おまえもか。
おまえもなのか。
結局はかまってほしいのか。
そんなやつ人間ならとっくに願い下げだ。

万年筆でも小生のフォント字は変わらない。
でも経験値の差でまだ100%の猫町フォントじゃない。
それが嫌で悔しいので100%になるべくかまってちゃんのキャップを回す。
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いつでも美しいかまってちゃん。
セーラーのペンドクター川口氏によって猫町フォント仕様になっているペン先。
ペン先を真横に向けて持つ書き方はあまりほめられたものではないが、何も言わずに一番書きやすいようにペン先を調整してくれた。
だからセーラー派。

以前、店頭で万年筆の注文を受けた時、受注伝票を書く小生の字をじっと見ていたお客さんに「典型的なボールペン字。万年筆なんて使わないでしょう」みたいなことを言われたことがあった。

あなどるな。

書道の心得がないと万年筆を使っちゃいけないきまりなんてない。
フォント字しか書けない人間でも万年筆は楽しめる。
筆記具はそれぞれに特徴があるけど、その特徴に合わせてこちらが使い方を工夫すればいいだけの話。

つまらない先入観にひるむなかれ。
青がきれいとか、ペン先の形がかっこいいとか、そんなミーハーな気持ちでどんどん足を踏み入れるべき世界なのだから。

ただ、ボールペンに慣れてしまった後で初めて万年筆を使うとなると、書きたい線よりも太くなるのが気になったり、筆圧をかけるのが怖かったりすることはあると思う。
そこは納得のいくまで試筆を。
普段書く字の大きさで、紙もできたら使う予定のノートに書いてみるのが◎。
文具店員は万年筆のペン先を洗うために存在していると考えて、遠慮は無用。

生きた筆記具との油断ならないスリルな源氏ライフをあなたもぜひ。
大勢の女人をはべらせ、泣かせて、初めて源氏の気持ちが分かるというもの。

まあ最初は一人の女人からでいいと思います。
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by mukei_font | 2011-10-31 22:29 | 筆記具・万年筆 | Comments(3)

PILOT・キャップレスマットブラック入荷。

先日ご紹介したPILOTの新商品キャップレスマットブラックが昨日入荷。

やはり相当マックス(『レース鳩0777』に登場するカラスのようにでかくて黒い不気味な鳩)に似ていて、マックス!マックス!と興奮する。
そもそもキャップレス万年筆自体が「鳥系」の外見。
マックスを思い出すのも無理はない。

しかし炭のように静かにたたずむつや消しのブラックは本当に素敵。
今まで気になっていたノック部分やクリップ部分のメカメカしい違和感が完全に消え、見た目はほとんどボールペン感覚。
これは今すぐにでも胸元に差して使ってみたい。

わが店でもノック式万年筆は人気で、そもそもそんなに万年筆の売れる店じゃないことを考えるとよく売れているほうだと思う。
雑誌やムックに取り上げられたものを読んで知るのか、ビジネスマンからの問い合わせが圧倒的。
確かに仕事中に万年筆を使おうとするとどうしてもキャップ式では機動力に劣る。
これは文具王も先日お会いしたときそんなことを話していた気がする。

ところで万年筆を仕事に使う人というのは何に書く時に使っているのだろう。
万年筆のインクは紙を選ぶから、やはりここは安心な手帳あたりか。
もちろんどんな手帳でもいいわけではないが、自分でいい紙の手帳を選べばいいわけで、それならあれこれあるはずだ。

レイメイのダ・ヴィンチの紙もよかったはずだし、普通の横罫や方眼のリーフならLIFEからもノーブルノートやホワイトヴィンテージと同質の紙のリフィルが出ていたはず。
もともとシステム手帳のリフィルには高いイメージがあるが、キャップ式の万年筆を選んでいる段階でもう四の五の言っている場合ではない。
男なら黙ってハイクォリティ。

かく言う小生も最近では仕事中に万年筆を使ってみたりしているのだが(単なる放置プレイ対策)、なんというか非日常で楽しいです。
ボールペンで書くよりもずっと楽に字が書ける快感に気持ちがほぐれたり、インクの鮮やかなブルーが(まあインクは人それぞれですが)一服の清涼剤として効いたり。
眠気覚ましにちょっと何かを口に入れて気持ちを切り替えるのに似ているというか。

もちろんキャップレスなど持っていない小生は仕事中にはLAMYのサファリを愛用しているが、サファリを採用したのはキャップ式の中でもねじ込み式(ねじねじとねじってはめていくキャップ)ではなく、はめ込み式(パチンと締めるキャップ)だから。
それにサファリはでっかいクリップがしっかりエプロンのポケットにとまるのでそれも重宝。

個人的には万年筆のペン先はたっぷりと大きく色気があるのが好きなのだが、ねじ込み式キャップの万年筆を忙しい職場で使うのはちょっと無理。
もしものこと(例えばもたもたしていてキャップが間に合わないまま落としたりとか)があれば立ち直れない。
あれはやはり余裕のあるときに使いたい。

そう考えるとキャップレスってやっぱりすごいかも。
万年筆だからとわざわざオフに位置づける必要がなく、オンタイムにずっと一緒にいられるのは相当心ときめくことだからだ。

パパーーー
買ってーーー
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by mukei_font | 2011-09-25 18:57 | 筆記具・万年筆 | Comments(3)

PILOT・キャップレスマットブラック。

今、PILOTのHPを見たら、新製品情報が更新されていますね。
キャップレス万年筆、キャップレスマットブラック

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展示会で実物を見ましたが、これはかなりよかったです。
正直今までキャップレス万年筆だけには興味がなかったのですが、これは…!(額からぶっとい冷や汗)となりました。

ペン先が18Kになったこと以外はデザイン、メカニズムともに従来品と同じなのですが、ボディのマットブラックが静かな迫力。
ボディの色や質感が違っただけでここまで印象が変わるとは驚き。
欲しい。

小生が今までキャップレス万年筆を敬遠してきた理由というのはいくつかあって、例えば値段の割にペン先がしょぼい点であるとか(構造上仕方がない)、いざ持って書いてみると明らかにクリップ部分が邪魔すぎる点など(携帯性を重視するとクリップが重要なのは分かる)、けっしてイメージだけで嫌っているわけではないちゃんとした理由があるのですが、マットブラックになった途端、うん、それはそれとしてこれおいくらですのん?みたいな心境になったのは確か。

文房具も見た目が9割なのか…

おそらく分かる人はほとんどいないと思いつつあえて言わせていただくと、このマットブラック、飯森広一の不朽の名作『レース鳩0777』(秋田書店)のマックス号そっくり。
真っ黒でカラスのようにでっかく不気味なマックス。

ちなみに『レース鳩0777』では圧倒的に「マグナム」派の小生。
グレートピジョンの血を引いた超エリートなのになぜかいじめられて額に星型の傷が。
当然のようにあらゆるものを憎んでいる暗いキャラ。
このマンガのラスト、特にマグナムの最期を思い出すと今でも涙ぐんでしまう…

『レース鳩0777』は小生の中で『聖闘士星矢』と同じくらい重要なマンガで、文房具について考えるときもこれは「オフクロ」(鳩の名前)っぽいよなとか、こいつは「イナズマ」(同じく鳩の名前)タイプか…等しばしば頭に浮かぶのですが、まず誰にも分かってもらえないので今後も書くことはないでしょう。

万が一『レース鳩0777』が分かる文房具好きがいれば、光速でメールかコメントを。
どの文房具がどの鳩に似ているかという話を力つきるまでしてみたいです。

閑話休題。
展示会の話になったのでおまけをひとつ。

PILOTからは素敵な万年筆用箋が出ているのですが、いろんな筆記具で試筆が出来たのでハアハア堪能。
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縦書き苦手…
パンフレットを小脇に抱えて立ったまましかも人の目がある場所で書いたにしては上出来か…

一番書いていて心地よかったのは万年筆のエラボー。
アクロボールなどは罰が当たりそうなレベル。
わざわざこんなええ紙に書かんでええがな、みたいな。
せっかく旅行してるのにマックやファミレスはやめとこうや、みたいな(ちょっと違うか)。

とにかくさすがに万年筆用箋だなーという納得の紙質。
が、ここまで素晴らしいのに唯一にして最大の問題が小生の前に立ちはだかるのであった。
それは罫幅。
なんと13ミリ。

これはよっぽど字が綺麗じゃないとまず縦書きは無理。
別に罫幅に合わせて大きな字を書く必要はないが、太罫の縦書きの場合、罫の中心に真っすぐに字を書くことができなければ派手に蛇行してえらいことに。

じゃあ横書きにすればと思うのだが(横罫もちゃんとある)、横罫の場合は縦罫とは違い罫線にそって書く分、字がある程度大きくないとおかしい。
罫線にへばりついたようないつもの字を書くわけにはいかないのだ。

さようなら…
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by mukei_font | 2011-09-23 18:54 | 筆記具・万年筆 | Comments(4)

エラボーを選ぼう。

まだまだ寝苦しい夜が続いております。
昨夜は珍しくあまり眠れず、浅い眠りの中で早速「妄想ツアー」に向かっておりました(どうやら行き先は東京)。
本当にいつかそんな馬鹿馬鹿しいことをやってみたいものです。

とはいえ、文房具屋の店頭でのお客さんとのやりとりは常時「妄想ツアー」状態。
時には各々の好みを語り合い、時には各々の文房具をあれこれ取り出して見せ合いながら、運命の文房具に出会っていただくお手伝いをしております。

運命の文房具は何も高価な物とは限りません。
安価な物でも運命の文房具になりえます。
万年筆から替芯の1本まで熱弁は続きます。

さて、今日は珍しくPILOTのエラボーが売れました。
エラボーは普通の万年筆のペン先よりもやわらかいのが特徴の万年筆。
したがって普通の万年筆よりも弱い筆圧で書くことができます。

それだけにお客さんにおすすめする場合は、お客さんがある程度万年筆に慣れておられる方かどうか、あるいはやわらかな筆致で文字を書かれる方かどうか注意が必要。
今日のお客さんは前者のようで、とてもスムーズ。

お客さんが帰られた後、試筆された万年筆を洗う前に小生も久しぶりにエラボーで試筆。
万年筆は慣れれば慣れるほど筆圧が弱くなっていくもので、初心者の頃はペン先をつぶしてしまうのではないかと不安だった小生も、今やエラボーのやわらかさを心地よく感じる域に。
書く文字は相変わらずのフォント字ですが、確実に万年筆との距離は縮まっております。

しかし嗚呼、気づけばまた姫君(=万年筆)たちを放置しつつある猫町源氏。
万年筆には「まめさ」が必要です。
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by mukei_font | 2011-09-13 23:41 | 筆記具・万年筆 | Comments(5)

限定プレラの君、復活。

「これ、ねこまちさんの万年筆みたいですよ」
ばたばたと客注品の処理をしていると、PILOTから戻って来た修理品を確認していた同僚に声をかけられた。

長い鑑賞期間を経ていよいよ使おうとしたら虫の息だった限定プレラの君(光源氏再び。参照)。
PILOTの人に事情を話し、あれこれ二人でやってみたけれどもうまくいかず、結局修理に出したのだったが、それが戻って来たようだ。

休憩時間に早速「月夜」を吸い上げてみる。
よし。
濃くなってる。
ペン先は金ペンに比べると硬いしがりがりするが、手軽に使える万年筆ってありがたい。

いつの間にか9月。
最近仕事での疲れ方が半端じゃなく、なかなかじっくりと文房具について書くことができないが、秋の夜長に向けて万年筆のコンディションを整えておくのも大事なこと。

限定プレラの君が元気に戻って来てよかった。
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by mukei_font | 2011-09-01 23:49 | 筆記具・万年筆 | Comments(0)

光源氏再び。

夏に複数の万年筆を同時進行で使うのは難しいと書いたのは確か自分だったはずだが(夏の浮気にご用心。参照)、「摩耶ラピス」を吸い上げて以来すっかり万年筆のインク熱が再燃。
今日はガラスペンで青系インクを片っ端から試し、選びに選んで精鋭たちにインクを吸入。

はたして複数の女人を同時に愛せるのか。
夏の光源氏は放置プレイ厳禁なのに。
というわけで、本日あらたに戦線に加わることになったのは以下の2名。

一人目はLAMYサファリEF。
これはもう絶対、PILOTの「色彩雫iroshizuku」シリーズ「朝顔」。
違う色を入れたが最後「思てたんと違うーーー」の恐怖(PILOT・朝顔。参照)。

先日久しぶりに完全に洗ってしばらく休ませていたが、プロフェッショナルギアスリムだけではどうにもこうにもさみしい。
プロギアスリムとLAMYサファリEFだけは何があっても側にいてほしい。
だから復活。

二人目はなんと本日デビューのニューカマー。
昨秋に購入してずっと眺めてばかりいたPILOTの限定プレラ「色彩逢いiro-ai」
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汚れるのがもったいなくて長らく鑑賞用にしていたが、気軽に使える万年筆として活躍してもらうことにしてPILOTの「色彩雫iroshizuku」シリーズ「月夜」をチョイス。

が。

いきなり絶不調。
むちゃくちゃ薄い。
「月夜」ってこんな色じゃない。
圧をかければまあまあ濃くなるが、いくらプレラのペン先が安物だからってこんなに圧をかけないとインクが濃く出ないとか変だ。

インクの吸い上げ方が悪かったのかと思い、何度もやり直したが全然だめ。
持ち方が悪いのかとも思ったが、例えば職場の限定プレラ(サンプル)ではちゃんと濃く書ける。
ちなみに職場の限定プレラにインクを吸い上げているのも小生だ。
やり方は合っているはず。

おいおい…
ずっと鑑賞していたのがあかんかったんか。
私はお人形さんじゃない!と密かにキレてたんか。

とりあえず限定プレラの君はPILOTの人に相談。
場合によっては加持祈祷(=修理)。

ちょっと人格が宿りすぎな小生の万年筆たち。
光源氏前途多難。
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by mukei_font | 2011-08-21 23:53 | 筆記具・万年筆 | Comments(0)

夏の浮気にご用心。

筆記具の中でもっとも「かまってちゃん」なのは万年筆。
いや、「かまってちゃん」じゃないか。
「かまってちゃん」ならもっとなんかアピールしてくるか。
じゃあ、アピールしてこない「かまってちゃん」(困る)。

しばらくご無沙汰してたなーと思って手に取ると、ペン先はかさかさ。
インクは空っぽ。
常に使ってあげないと機嫌を損ねるどころか静かに息を引き取ってしまうのが万年筆。

特に夏。
夏はいけません。
冬なんかに比べるとあっという間にインクの水分が飛んでしまう気がする。
なんだか万年筆に申し訳ないので、最近は同時進行で複数本の万年筆を持ち歩くのをやめている。
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WATERMANのチャールストン、休眠中。
PILOTのSTELLA90Sナイトブルーマイカ、休眠中。
そしてついに相棒の一人、LAMYのサファリ(ブルー・EF)まで休眠に入った。
普段は光源氏気取りで大勢の女人(=万年筆)をはべらすことができても、真夏はちょっと難しい。

現役はセーラーのプロフェッショナルギアスリムと、先日購入したクリアーキャンディ万年筆のみ。
プロギアスリムには誕生日に新しいインクを入れるという野望があり、それまでにインクがなくなってくれるか微妙なところ。
誕生日までのカウントダウンを日記にしたためるしかない。

しかし夏は洗った万年筆がすぐに乾くのがいいですな。
あと、青々としたインクをコップに流しながら洗うのも涼を感じる瞬間だったり。
あんな青を見ること自体が非日常というか、大好きな瞬間であります。
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by mukei_font | 2011-08-07 19:32 | 筆記具・万年筆 | Comments(0)