猫町フミヲの文房具日記
by 猫町フミヲ@無罫フォント
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文房具の話をゆっくりたっぷりしたい方、お待ちいたしております。
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手帳脱落者の手帳、あるいはカオス。

あかん…
こたつを出すのがこんなに大変なことだったとは…

まだ途中までしか片付いていないのに、とりあえず出したこたつで猫もヒトも落ち着いてしまった…
やばい…

これ、このままずるずるずるっともぐりこんで、横になればとっても気持ちのいいやつじゃないですかい?
ならん…それだけはならんぞ…

こんなときじゃないと本気で部屋を片づけない小生。
今頃になってひょっこり出てきましたよ今年のダイアリー。

いや、分かってたんです。
部屋のどこかにあることは。
使わないから深追いしなかっただけで。

明日からシフトが変則的になる関係で、ほんのりと(さすがにこれは手帳がいるな)と思っていたところだった。
開いてみると3月にはもう真っ白…(´_ゝ`)
f0220714_18422616.jpg

これが手帳脱落者の現実です(キリッ)。

なお、以前の記事でふれた(フランクリン・プランナーに思うこと。参照)、大学時代に使っていたシステム手帳はこれ。
f0220714_18462330.jpg

池袋パルコのSAI(今もあるのだろうか)で1994年頃購入。
SAIは事務用品もファンシー文具も充実している素敵な文房具屋だった記憶。
東京時代の記憶は大半が抑圧されているが、文房具屋やファンシーショップ、書店周辺の記憶は健在だ。

サイズはミニ6穴。
内側に「Genuine Buffalo Leather」の刻印あり。
水牛の皮らしい。
当時から青色が好きだったらしく、特にこの青色は落ち着いていて今見てもきれい。

手帳のボタンは比較的初期に壊れ、がっくりしていたら母親が手帳に合ったボタンをつけてくれた。
本来はこんなに立体的なボタンではなかったが、とてもうれしかったことを覚えている。

ペンホルダーにはPILOTのバーディシャープ
おそらく細さのみで選んだのだろう。
今も昔もペンホルダーは苦手で、とにかくペンホルダーに負担の少ないものを、と思ってしまう。
それにしてもシャープペンシルというのが学生って感じ。
油性ボールペンに目覚めたのは社会人になってからだった。

中は空っぽ。
しばらくアドレスのリフィルを残してアドレス帳がわりに使っていたが、それも別のノートにまとめてしまった。
特に大学時代の友人たちの住所は移り変わりの激しいもの。

あれ?
ポケットに何か入っている?

取り出してみて文字通り愕然としてしまった…
こ、これは…

なぜか自身の証明写真のオンパレード…
中学時代、大学時代、大学院時代…なんでこんなところに…
また全員テロリストみたいな顔してるし…

それらに混じってなぜか芥川龍之介の切り抜きと、椎名桔平の切り抜き…
捨てられなかったのか…

極めつけは高校時代のものとおぼしき怪しげなメモ書き。

「第6回進研総合学力テスト
 『世界史』は絶対絶対50点未満であることを誓います。

 平成5年10月18日(月)
 P.M.3:13
 小春日和の午後に」

そこには古くからの友人の名前が…
指紋まで押されている…

何じゃこりゃーーーーーーーーーー
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by mukei_font | 2010-10-31 19:43 | 手帳・日記・家計簿 | Comments(0)

医者の手帳。

医者である友人に会っていた。
高校時代の同級生。

科学同好会という怪しげなクラブのメンバーで、同じように白衣を着てうごめいていたのに、かたや医者、かたやしがない文具店員…
まあお互い紆余曲折の人生ってことで。

閑話休題。
小生とは違い、手帳を使いこなしている友人におねだりして、手帳を見せてもらったのである。
手帳ユーザーはもう新しい手帳を買い、新しい手帳に移行し始める時期らしく、見せてもらった手帳はピカピカ。

友人の手帳は佐々木かをりのアクションプランナー
レイアウトは「見開き1週間バーチカルタイプ」。

その中身のキラキラ加減たるや…
誇張じゃなくハアハアが止まらないのだ…

外来、回診、手術…

まさに目がぁ〜目がぁ〜状態。
まぶしさMAX。

そりゃバーチカルいりますよね。
バーチカルあっての医者。
医者あってのバーチカル。
ああ、この手帳に生まれたかった…

ちなみに筆記具はキャップ式シグノの0.28のブルー。
そういえば昔から細い字を書く人だった。
手帳の中で知的な小さな字が躍っている。
懐かしい。

医者にかかるたびに医者の筆記具をガン見する、と話すと、医者の大半は製薬会社等にもらう3色ボールペンを使っているとのこと。
ですよね。

で、その友人が取り出したのをしばし観察。
セーラーのフェアラインの多色とふんだが、中を開けると三菱のS-7Sが…
くそーーー
三菱の「Ta-shock」とやらか?
あの病的にダサいネーミングセンスの「Ta-shock」なのか?
くやしーーー

今度会うときは手帳を激写させてくれ、と約束して別れた。
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by mukei_font | 2010-10-30 23:54 | 手帳・日記・家計簿 | Comments(2)

軽くOHTO祭。

「代わったところに球が飛んで来る」

これはプロ野球中継等でしばしば耳にするフレーズ。
代打や代走に入った選手がそのまま守備についたり、守備固めで新たに守備に入った選手のところに球が飛んで来たときの決まり文句だ。

実際はそんなケースばかりではないし、統計的にも誤差の範囲内であるはずだが、見ている方も一瞬ひやりとする瞬間だけに、アナウンサーにそう言われるとなんとなく刷り込まれてしまう。

そんな暗示めいたことが少し前からある。

「ブログに取り上げた文房具に問い合わせが殺到する」

このブログで取り上げた文房具について、取り上げた翌日に問い合わせを受けることが多い。
三菱のピュアカラーを取り上げた頃からの話なので、かれこれもう半年近く。

間違いなく気のせいである。
小生のブログにそんな影響力があるはずもない。
が、いつもなんとなく、「代わったところに球が飛んで来る」話を思い出すのだった。

というわけで昨日はOHTO祭。
普段はめったにないのにどうしたどうした。

今の店でOHTOの筆記具について接客できるのは小生だけだ。
店頭にOHTOの筆記具を置いていないのだから誰が悪いわけでもない。
小生とて前職場でなじみがあるだけの話。

なので、お客さんの持っている筆記具、あるいは探している筆記具がOHTOと分かるや否や、問い合わせは容赦なく猫町のところにやってくる。

一件目は替芯を探しているお客さん。
本体は京セラのものだったが、あるいは芯はOHTOのものかもしれなかった。
が、残念ながら芯が入っていない状態で持参。

実験しようにも店頭に置いているOHTOの芯は、水性のC-305と4C芯のR-4C7NP、パーカー芯と互換性のあるNo.P80-07NPのみ。
これとて小生の趣味判断で置いているのだ。
なんとなくNo.897NPあたりが入りそうな感じはあったが、これが入ったボールペンを私物でも持っていないのが運の尽き。
私物での実験もできず、断念。

かくなる上は、OHTOの替芯を置いていそうな文房具屋の紹介。
実際に売っていることを知っている店や、別のお客さんから「あそこで買った」みたいに教えてもらった店を案内。
行ってみます、とお客さんは去って行ったが、行った先でどうなっているのか。
いつも不安だ。
せめて芯の品番が分かれば行く前に在庫を確認することができるのだが。

さて、二件目はとあるノベルティぽいボールペンを持参のお客さん。
小生も慌ただしく接客中に隣のレジの同僚に話しかけられ、パッと見るや、油性のニードルポイント。
おそらくOHTOだろうと芯を取り出すと、No.807NPがコンニチハ。

むー替芯さえあればスピーディ解決なのに残念すぎるぜこの店は。

例えばキャラクターもののボールペンの替芯を探しているようなお客さんであれば、ボディが気に入っているのだから合う芯を探せばよい。
合う芯がない場合はそれこそ切ったり、軸を延長するのもいいだろう。

が、このお客さんはあくまでもOHTOのニードルポイントが好きなのだ。

当店には油性のニードルがないこと、OHTOの芯はほんの一部しかなく、置いている芯はこの本体には入らないことを説明。
インクの種類は違うが、ゲルインクなら、例えばぺんてるのハイブリッドテクニカやスリッチがニードルポイントであることを説明。

後半は自分でも余計なことだと思いつつの説明だった。
だって、油性とゲルは違うもん。
ゲルはやっぱり乾きが遅いし。
油性でニードルだからこそのときめきだもん。

でもお客さんはとてもいい人で、にっこり微笑みながら、ぺんてるをいろいろ試してみます、と言ってくださったのだった…
ほろり…

うわさでは例の見本市で社長がOHTOの筆記具を仕入れたとかなんとか。
小生が熱弁したことが社長の耳に入ったのだろうか(名乗らずに熱弁したからそれはないだろう←何やってんだ)。

本体さえあれば、替芯ももちろん置ける。
ファンがつけば本体の種類もじわじわと増やしていける。

そんな感じのOHTO祭。

履歴書に最適な筆記具について書こうとしながら、昨夜は燃え尽きて泥のように眠っておりましたとさ。
この週末にはなんとか。
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by mukei_font | 2010-10-30 16:35 | 文具屋日記 | Comments(2)

予告〜履歴書に最適な筆記具〜。

昨日の記事で250件目。
なんか結局芯の話ばっかりになってしまってすみません。

奇跡的に検索でたどり着いてくださった方がおられても、なんじゃこりゃ?ですよね。
筆記具本体(ボディ+芯)についてもっと語らないといけませんよね。

確かに芯は筆記具の心臓ではあるけれど、ボディによってまた違った顔を見せるもの。
同じ芯でも100円のボディに入っているボールペンと、1000円のボディに入っているボールペンでは、書き味や疲れ方が違う。

そのあたりのことも書きたいのですが、まあ心臓は大事ですから。

さて、そんな近視眼的な話はさておき、たまにはざっくりとした話をしてみたい。
例えば「履歴書に最適な筆記具」について。

これは楽しそう。

日々、履歴書を買って行く人の多さに驚くが、その人たちが手にする筆記具に一抹の不安を覚えることもしばしば。

大丈夫なのか。
本当にそれでいいのか。
まさかそれで書くつもりなのか。

時と場合によってはもちろんさりげなく最適な筆記具に誘導することもあるが、たいていはもやもやしたまま接客を終えてしまう小生。

そのあたりのことについて今夜は語ります。
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by mukei_font | 2010-10-29 09:01 | わたくしごと | Comments(2)

OHTOかく語りき。

今夜はOHTOの話。

OHTOのホームページを見ていただければ一目瞭然だが、OHTOとはあの「ガチャック」のOHTO。
OHTOの筆記具は知らなくてもガチャックをご存じの方はたくさんいるはず。

さて、OHTOの筆記具の特徴は何と言ってもニードルポイント。
先端が針のように細くなったペン先で、ボールの径は0.7と一般的な太さにもかかわらず、手もとが見やすいため細部まできっちりとした文字が書ける。

また、このニードルポイントは削り出し製法によって作られているため、見た目よりもずっとタフ。
例えばPILOTのHI-TECシリーズなとでは、強い筆圧でペン先が曲がってしまうことがしばしばあるが、それはおそらく2種類の部品を組み合わせて作られているから。

OHTOではまずそのようなことはない。
筆圧の強いことでは他の追随を許さなかった前職場の先輩が大のOHTOびいきだったのが何よりの証明だ。

さて、油性ボールペン、水性ボールペン、ゲルインクボールペンと3種類あるOHTOのニードルポイントだが、今語りたいのは油性ボールペンについて。

OHTOの油性インクの特徴は油性ソフトインク。
従来の油性インクよりも粘度の低いインク。
黒々とつやつやと書けるやわらかいインク。

この油性ソフトインクが、三菱のジェットストリームやPILOTのアクロボール、ぺんてるのビクーニャといったいわゆる「新油性インク」に分類されるのかどうかまでは分からないが、何の変哲もない従来の油性ボールペンのインクより濃くなめらかなのは確か。

そこで思い出したいのが、先日長々と熱く語った「新油性ボールペンの4C芯化・その実現可能性。」の記事。
新油性ボールペンの4C芯化はありえるかについての論考。
そしてそのコメント欄におけるTetzuoRさんとのやりとり。

まとめるとこうだ。

OHTO=油性ソフトインク=4C芯あり
∴油性ソフトインクがジェットストリーム級に進化すれば、新油性インクの4C芯化が期待できるのはOHTO

で、先日の見本市のOHTOのブースでどさくさにまぎれて聞いたみたのである。

猫町「今の油性インクも十分素晴らしいんですけど、さらにもっとなめらかに…要するにジェットストリームくらいなめらかなインクを作っていただければ、OHTOさんはすでに4C芯もあることですし、三菱さんやPILOTさんにないものを作れると思うんですけど」

OHTO「実はもうなってるんです」

なんと。
いつのまにか、油性ソフトインクが進化を遂げていた。
知らんかった。
OHTOの筆記具から離れて一年。
猫町愚かなり。

OHTOの人曰く、特に芯の品番は変えていないが、中のインクはそのなめらかさを増しているとのこと。
が、試し書いた感じでは確かになめらかだが、まだまだジェットストリームなどに比べると「OHTOの油性ソフトインク」の域を出ない感じではある。

OHTO「三菱さんのはね、あれはもう油性じゃないんです。うちは油性ですから」

こだわりとプライドが垣間見えた一言。
そうなんです。
ジェットストリームもビクーニャも、あれは油性であって油性にあらず。
成分的にはもうゲルインクなのだ。
その証拠に油性ボールペンのインクを消すガンジーのインク消しではジェットストリームは消えない。
もはや油性じゃないのだ。

猫町「でも、お客さんからの要望は多いんです。皆さん新油性の4C芯待ってはるんです。どうして三菱さんたちは作らないんでしょうか。値段が高くなるからでしょうか。あっという間になくなるからでしょうか」

OHTO「難しいからですよ」

なんと。
これまた意表をつかれた。

難しいらしい。
あの細さにあのインクをつめることが。
技術的にはできるものの、コストのことで二の足を踏んでいると思っていたが、普通にあれは難しいらしい。

「三菱さんのような大手は分かりませんが」との前置きで、少なくともOHTOでは試行錯誤に大変とのこと。
細いパイプに押し込めること、ボールとカシメとの兼ね合い。
すべてが難しいらしいのだ。

すみません。
何も分からずにおねだりするばっかりで。

猫町「でもせめてOHTOさんの芯、書き出しにかすれなければ…書き始めれば十分なめらかなんですけど…」

どこまでも歯に衣着せぬ猫町。

が、嫌な顔一つせず、OHTO氏はうなずくのであった。

OHTO「うちは初筆はだめなんです」

ああ、やっぱり分かってたんだ…

理由はPILOTのアクロボールがかすれるのと同じ。
要するにインクがやわらかい分、乾きやすくしているのだ。
そうでもしなければ、しまりの悪いことになってしまうのだろう。
その辺りの兼ね合いも非常に悩ましいところだ。

OHTOのボールペンを使ったことのある人は分かると思うが、書き出しは必ずそのへんのいらない紙にぐりぐりぐりと試し書きしてからじゃないと最初がかすれるのがOHTO。
この動作がいらないのは、最初からMAXの筆圧を発揮できる前職場の先輩くらいのものである。

OHTOは熱烈なファンの多いメーカーで、幾度も熱いファンの接客をしたことがあるが、その人たちも皆「いらない紙にぐりぐり」のステップは踏むと言っていたように思う。
それでもなお愛されているOHTOなのだ。

こんな感じの有意義なやりとり。
初対面だったにもかかわらず、本当にいろいろなことを教えてくださった素敵な方だった。

このやりとりで分かることは以下の2点。

OHTOが腰の低い、しかしプロ意識の高い魅力的な文具メーカーであるということ。
そして猫町という人間がすぐに仕事を忘れて趣味に夢中になってしまうということだ。
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by mukei_font | 2010-10-28 23:32 | 筆記具・油性ボールペン | Comments(6)

黒いノート・VISUAL EASE BLACK。

「猫町さん、お客さんが黒いノートを探してはります」

なんだかよく分からない問い合わせはたいてい小生のところにやってくる。
小生もちょうどペンを聞かれている真っ最中でばたばたしていたが、覚えがあった。
まさに脳内豆電球。

先日購入した「すごい文房具」に載っていた。
黒いノートに白い字で書いてみようみたいな特集のページ。
お客さんのメモを見せてもらうと、やはり「VISUAL EASE BLACK」とそこに。

うちには置いていないこと、おそらく置けないであろうこと、どこかには置いているかもしれないが、直販の可能性が高いことを説明。
手にはすでにシグノの1.0の白を握りしめられていたので申し訳なく思ったが、似たような商品もない。

まあ「すごい文房具」の同特集ページによれば、黒いノートはエトランジェからも出ているようなのでそちらをあたることもできるし、確かクレールフォンテーヌ社からも出ていたように思う。
全部真っ黒ではなく、左ページが真っ黒、右ページが横罫みたいな感じの横型のノートが。

ちなみに件の黒いノート、「VISUAL EASE BLACK」の問い合わせ先はこちら。
光の家栄光園という障害者施設。

こんな雑誌に載ってしまったら、さぞかし問い合わせが殺到していることだろうが、よかったのだろうか…
小生ももちろん欲しいが、忙しい職員さんがてんてこまいになっているのではないかと思うと、ちょっと気が引けてしまうのだった。

それにしても、黒い紙に白い字で書くという発想。
小生が「三菱・ポスカ。」の記事で書いたばかりだったので、かなりうれしかったです。

「白字はボールペンでもそうだが、何割増しかで字がかわいく見える気がする」
「白色のインクのボールペンだと、シグノの1.0がおすすめです」

でしょ?
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by mukei_font | 2010-10-28 09:36 | ノート | Comments(2)

予告に偽りあり。

寒さと眠さとの死闘にOHTOとエナージェルユーロの出番なし…

この週末はこたつを出さねば。
(こたつを出したらそこでぬくい死体と化すのでは…)

続きは明朝…
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by mukei_font | 2010-10-28 02:34 | わたくしごと | Comments(0)

予告。

昨日聞いたOHTOの話を書くか、それともぺんてるのエナージェルユーロの話を書くか迷っているうちに時間切れ。

今夜書けたらいいなと思います。
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by mukei_font | 2010-10-27 10:05 | 手のひらより愛をこめて | Comments(0)

見本市。

大手取次の見本市だった。

会場の広さに比して、小生の持ち時間の少なさはまったくお話にならないほどで、こんな中途半端なら来るんじゃなかったと苦々しい気持ちに。

スロットマシンみたいなスピードで見て回って何が分かる。
もっと舐め回すように見て回りながら、いろんなことを質問しまくりたいのだ。
聞きたいことは常に山のようにあるのだから。

でもまあ小生の趣味のためにある見本市じゃないですから。
なんといっても下っ端中の下っ端ですし。

唯一の収穫はOHTOのブースで替芯について担当者と語り合ったことくらい。
忘れないうちにまた書きます。

今宵はこれにてどろん。
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by mukei_font | 2010-10-26 23:54 | 文具屋日記 | Comments(0)

無知の罪。

なくした万年筆に再会する夢を見て目が覚めた。
せつない。

高校生のときに地元のさえない文房具屋で買った万年筆だった。
白の細軸に青い小花模様。
ぱちんとしまるキャップ。
金属のクリップ。
PILOT製。

ファンシーな外見に似合わずしっかりした作りで、万年筆のなんたるかが分かっていない高校生が使っても機嫌を損ねないタフさがあった。
PILOTのFだったから気持ちよく細字も書けたし(だからすんなり入っていけたのだろう)、カートリッジを何本も空にするほど文字を書いた。

それが行方不明になって久しい。

何度目かの引っ越しのときに捨てた可能性が一番高く、それはもう書けなくなった=壊れた、と思ったからだった。
愚かなり。
猫町愚かなり。

万年筆で一番やってはいけないのは、カートリッジを差したまま、使わずに放置することだ。
水分だけが蒸発して、ペン先にインクがこびりついてしまう。
久しぶりに取り出してみて、新しいカートリッジを差しても書けないのはそのせいだ。

こういう場合は、水に一晩つけるなどしてとにかくインク洗い流せばなんとか復活させることができるが(ひどいときは修理に出して分解して洗浄しないといけないこともある)、無知だった小生は「洗う」ということを知らなかった。

そんなことしてえんかな、と思っていたのだ。
怖々ペン先を少し水に濡らす程度で洗ったことにしていたのだ。
誰も何も教えてくれなかったから。

無知は罪だ。
ほんの少し知識があれば、簡単に甦らせることができただろうに。

もし今、あの小花模様の人がいたら、あの頃よりもっとずっと仲良く出来る。
コンバータを差して、いろんなインクを吸い上げることも(CON-20は入るだろう)。

片づけるのが下手なだけで、部屋のどこかや、実家のどこかでまだ埋もれていればと思う。
あんな可憐な万年筆は、もうどこのメーカーも出してはいない。

それより何より、高校生、そして大学生と、人生をともにした万年筆。
特に人生最大にくすぶっていた大学生の頃、図書館で立原道造の詩を書き写したりした万年筆。

もう一度君に会いたい。
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by mukei_font | 2010-10-26 09:35 | 筆記具・万年筆 | Comments(3)