猫町フミヲの文房具日記
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PILOT・シルバーントク。

ボールペンの話をしたり、万年筆の話をしたりで忙しいですが、今日は万年筆の話。
手書き気分が高揚しているうちに、休眠中の万年筆を次々復活させているところです(大丈夫か)。

本日の主役はこちら。
PILOTのシルバーン。
f0220714_19514785.jpg

カタログによると、名入れ用のシルバーンは「シルバーントク」という名前とか。
これは高校生の頃、父親から譲り受けたものですが、ばっちり漢字で名前が入っております。

そうなんです。
実はこの万年筆こそが人生初万年筆。
以前、「万年筆ライフのスタートはPILOTでもセーラーでもなく、WATERMANからだった」と書いたことがありますが、正真正銘の人生初万年筆はPILOTのシルバーン。
高校生から大学生の頃まで愛用していたのですが、いつしか遠ざかってしまったのでした。

まだ高校生だった小生に父親がこれを譲ってくれたのは、当時からものを書くのが好きだった子を思ってのこと。
「作家になれ」と無造作に渡されましたが、当時の小生には万年筆など少々荷が重すぎるもの。
気に入っているペン(ぺんてるのハイブリッドEK105)もあったし断ったのですが、半ば強引に押し付けられ、こわごわと使い始めたものでした。

が、使い始めるとたちまちブルーブラックのインクに魅せられてしまった小生(結局青に弱い)。
実際に万年筆でいろんなものを書くようになりました。
案外小さな字が書けることが分かり、自作の原稿用紙にちまちまと詩を書いたり、日記をつけたり。

そんな思い出のシルバーンをふともう一度使ってみたくなったのです。
いろんな万年筆を使うようになってからあらためてじっくり向き合うのもまたおもしろいかなと思って。

久しぶりにキャップをはずして、まずその美しさに見惚れました。
f0220714_20132653.jpg

こんなに立派なペン先だったとは。
カタログでは今のシルバーントクは14Kのようですが、こちらは18K。
何よりも形が素晴らしい。
f0220714_20154818.jpg

どこか鳥を思わせる鋭くもセクシーなペン先。
真横から見るとこのとおり。
f0220714_20172973.jpg

カスタムヘリテイジ912と比べたものがこちら。
シルバーンのニブには独特の趣があるように思います。
f0220714_20184238.jpg

書き味はきわめて良好。
無知ゆえにかなり乱暴な使い方もしたし、カートリッジを挿したまま放置したこともあるのに、へそを曲げずに静かに出番を待っていたシルバーン。

またあの頃のようにちまちまと文字を書いていきたいと思います。
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by mukei_font | 2012-11-11 20:49 | 筆記具・万年筆 | Comments(2)

体感スラリ0.3。

百聞は一見に如かずということで、今日は新しい試み。

昨日あれこれ熱弁したスラリ0.3のすごさをどうしてもお見せしたくて、ブログをスラリ0.3で手書きすることを思いつきました。
ブログでは一文ごとに改行することにしているのですが、手紙の時は一文ごとに改行しないので、ブログにおける1パラグラフの段階で改行することにします。それでは文具屋日記をどうぞ。

続きを読む。
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by mukei_font | 2012-11-10 21:42 | 筆記具・多色、多機能 | Comments(11)

あっぱれスラリ0.3。

今日はいつぞや大騒ぎして購入したZEBRAのプレフィールについて書きたいと思います。
正確にはその中に入れたリフィルのひとつ、スラリの0.3について。

スラリというのはZEBRAが出した「油性でもゲルでもないエマルジョンインクボールペン」のことですが、その0.3を体験できるのは今のところプレフィールのリフィルとしてのみ。

結論を先に言ってしまうと…

これはちょっとおもしろいかもしれない。

少なくとも極細ボールペンにうるさい方は一度試されたほうがいいのではないかと。
そもそもこのリフィルをすすめてくださったのはOKBプロデューサーの古川耕さんでしたが、今なら分かる。
なぜこのリフィルをすすめてくださったのかが(プレフィールの必要性、あるいは正当化(後篇)。のコメント欄参照)。

何もこれを機に愛用の極細ボールペンをスラリ0.3に乗り換えろと言う話ではありません。
楽しいからまあ使ってみてくださいよという話。
それもちょっとした試し書き程度じゃなく、かなりまとまった文章を書いてみることをおすすめしたいです。

実は今日このスラリ0.3で1通の手紙を書き上げたんです。
使用した便箋はこちらの写真にある猫のもの。

これが大変のなんの。
何が大変ってむちゃくちゃ小さな字が書けるもので、たった1枚が書き終わらないという。
確かにこの猫の便箋は罫幅が狭く、かなりぎっしりめの便箋ではありますが、それにしても書いても書いても埋まらない恐怖。

もちろん一文ごとに次の行に移れば話は別ですよ。
が、一応意味のまとまりごとに段落を変える習慣のある小生は一行に何文も書くわけで、ちまちました字がどんどん書けるせいでなかなか行数が進まないんですね。

書き上げたものがあまりにも圧巻だったのでよっぽど写真を撮ろうかと思ったのですが、さすがに手紙はパーソナルなものなのでやめました。
しげしげと観察すると、書いている文字の大きさは平均縦5ミリx横4ミリ。
そこへもってきて小生の字は字と字の間隔がびっしりくっついているので、そりゃいっぱい書けるやろみたいな…

書き味はあまりよくないです。
もちろん例のソフト下敷きを使いましたが、超極細ですから相当に窮屈な書き味ではあります。
そこはいくらエマルジョンインクでも仕方のないところだと思います。
が、PILOTのHI-TEC-Cを使っているときのような「ああ、だめになる」「怖い」という感じはないんですよ。
なんというかタフな感じ。
無理がきく感じ。
これは一つ体験していただきたいポイント。

さらに色味は薄いです。
これまたいくらエマルジョンと言えども超極細なので云々。
先ほど字の大きさの平均が縦5ミリx横4ミリだったと書きましたが、これがMAXではないかと思うほど、無理をすればするほどにインクは薄くなります。
キッと動かすペン先の速さにインクがついて来れなくなる感じがはっきり分かるというか、おそらくそのせいで字が小さくまとまったんだと思うのですが、まあこれはスラリ0.3に限ったことではありません。
ぺんてるのスリッチ0.3で書いているときも(おっとこのあたりが限界…じゃあ字をこのくらいの大きさに)ということはやっていますから。
超極細ボールペンの宿命ですね。

それでもなんだか楽しいのです。

小生だけではないと思うのですが、極細ボールペン好きの方は書いている最中の快感だけではなく、書き上げたあとの「ほっほう…(こんなに書けたぞ)」という快感をご存じだと思います。
そして多少前者が犠牲になっても後者でおなかいっぱいになることがあることも。

スラリ0.3で味わっていただきたいのはまさにこのあたりのことです。
もちろん小生には少々窮屈に思えた書き味がやみつきになる方もおられるかもしれません。
極細ボールペン特有のひっかかる感じがたまらない方は本当にたまらないと思います。
薄いと書いた色味にしても、もしこれがエマルジョンインクではなく普通の油性インクであったらもっともっと薄いであろうことを思えば結構いいのかもしれません。
それにスラリの0.5では気になったボテが気にならなかったのも大きい。
ボテさえなかったら乾きを気にしなくてもいいエマルジョンはストレスフリー。

なんにせよ、書いている最中の超極細特有のあれこれと、書き上げたあとの「ほっほう」を楽しんでいただきたいボールペンがこのスラリ0.3。

そのためにはまずプレフィールを買わないと…という話なのですが、面倒でもこれはちょっと試す価値あり。
買って誰かに手紙を1通したためてみてください。

心地よい疲労と満足感で昇天必至です。
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by mukei_font | 2012-11-09 22:23 | 筆記具・多色、多機能 | Comments(4)

ペンドクターと万年筆。

昨日は一人Q&A失礼いたしました。

ちょっとペンドクターのことで頭がいっぱいでありまして、一つは古い万年筆を見てほしいと思ったこと。
もう一つは、カスタムヘリテイジ912がなかなか手になじまないのでペン先を調整してもらいたいなと思ったこと。

古い万年筆はともかく、カスタムヘリテイジ912は大枚をはたいて買った万年筆でもあり、もちろん書けなくはないのですが、調整次第でもっともっと魅力的な書き味になるはず!と欲が出てしまい…
しかしペンドクターは遠かった…

思えば小生愛用の万年筆はそのほとんどをセーラーの川口先生に調整してもらっておりました。
最初にお会いしたときにLAMY・サファリ(イエロー・F)とWATERMAN・チャールストンを。
「もしセーラーの万年筆を買ったらそれも調整してあげます」と言われ、購入したてほやほやのプロフェッショナルギアスリムを持って行って猫町用に調整してもらったのが2回目。
そして絶不調に陥ったLAMY・サファリ(ブルー・EF)と、買った直後から機嫌が悪かったトンボ・デザインコレクションを握りしめて守口の京阪に駆け付けたのが3回目。

これらのどれもが素晴らしいのですが、やはり購入直後に調整してもらったプロフェッショナルギアスリムが頭一つ抜けており、ああ、カスタムヘリテイジ912もあんな風に神がかり的な書き味にならないかしらん、と夢見てしまったというわけでした。

もちろんプロフェッショナルギアスリムにしても、川口先生の調整だけでここまできたわけではなく、自分なりに一生懸命使い、時間をかけていい感じにこなれてきたわけで、カスタムヘリテイジ912も焦ってはいけないのかもしれません。
うん、きっとそうだ。
まだまだ使い足りないんだ。

まあ今に始まったことではないのですが、小生の場合ちょっと持ち方が悪すぎるんですよ。
ペン先が真横(左)を向いているというか。
書く字もあれですし。
それでも川口先生は笑ったり馬鹿にしたりせずに調整してくれたので大好きなんですが。

昨日書いた心斎橋の万年筆専門店Ir Sunriseは、その川口先生がペンドクターとして就任されたと少し前に新聞で知り、絶対に行くぞと心に決めていた店だったのですが、いつのまにか辞められていたんですね…
気づくのが遅かった…

でもいつか行ってみたいです。
そして川口先生にもどこかでお会いできるチャンスがあればお会いしてみたいです。
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by mukei_font | 2012-11-08 22:21 | 筆記具・万年筆 | Comments(8)

ちょっと質問(Ir Sunriseについて)。

こんばんは。
万年筆好きの方に質問です。

実は、ペンドクターがいるという心斎橋の万年筆専門店Ir Sunriseに行ってみたいと思っているのですが、HPを見てもよく分かりません。

ペンドクターというのはお休みの日以外は常駐されているのでしょうか。
HPには「11月17日(土)・18日(日)の2日間ペンクリニック云々」とあるのですが、こういう告知をしているということは告知のない日はどうなっているのかなと思うわけです。

また、このペンクリニックの日は「モンブラン・パイロット以外の製品を、お一人様2本まで」となっているのですが、それ以外の日はどうなっているのか(常時その2社のものは見てもらえないのか)、そもそも有料なのかなど不明な点が多々あります。

もちろんIr Sunriseに直接聞いてみるのが手っ取り早いのですが、行かれた方のお話などもおうかがいできたらと思います。

行ってきたよーという方、おられましたらよろしくお願いいたします。



あー…
なんとなく把握。

基本的に今から買う人のためのペンドクターという位置づけなのかも。
そりゃそうか。

大阪にいたら気軽に行ける場所なのに、ちょいとのぞきに行くのも一苦労じゃわい。
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by mukei_font | 2012-11-07 20:58 | 筆記具・万年筆 | Comments(2)

PILOT・タイムラインシャープペンシル。

それでは再びPILOTの展示会の話。

今回取り上げるのはタイムラインの新シリーズ。
今までは油性ボールペンゲルインクボールペンしかなかったタイムラインにシャープペンが新登場。

いやー。
これは素晴らしかったです。
高級筆記具コーナーで一番感動したのがこれでした(コクーンの万年筆でも十分楽しんだくせに)。

基本的に一般人には開放していないPILOTの展示会では招待客は業界人です。
業界人というのはこういう場に来慣れているので、ざっくりと見て回ることがほとんどです。
もちろん細かいことを質問したり、それに答えたりというやり取りも散見されますが、それらはあくまでもビジネス前提。
店に置くべき商品かどうかを判断するため、あるいはお客さまからいかにも聞かれそうな質問を先回りして聞いておく、そんな感じです。
展示会というのはそういうものです。

が、小生の立場はいつもそういうものではありませんでした。
ただ「いろいろ見て勉強してくること」だけを目的に展示会に行かせてもらっていたのです。
それは最初に就職した文房具屋でも、次に就職した文房具屋でもそうでした。
示し合わせたように上司たちに言われたものでした。
「一番勉強したい人が行くべき」

なので、展示会の会場では基本的に放牧状態。
案内人がいてもいなくても自分のペースで質問したり興奮したり、好きにやっておりました。
一応店に戻る時間はあるものの、基本的には自由。
交換する名刺さえ持たないまま、いつも各ブースで濃くも楽しい時間を過ごし、担当の人と顔見知りになったりもしました。

高級筆記具のブースにいつもおられる方もそんな一人。
一昨年が多機能筆記具のリッジ(の高いやつ)。
昨年がシャープペンのオートマック。
そして今年がタイムラインシャープペン。

一見物静かな方なのですが、熱い方でもあり、子どものような質問に嫌な顔一つせず、どんどん答えてくださる。
興奮する小生をあたたかく見守りつつ、いろいろな苦労話をしてくださる。
この方との会話から得た知識は数知れず、そしてその知識をベースにした接客で売った高級筆記具もまた数知れず。
それらの高級筆記具を喜んでくださった方の顔までまだ思い出せるほど、本当にお世話になった担当者なのですが、その方のおすすめが今回のタイムラインシャープペンシル。

タイムラインシャープペンシルのすごさを一言で言うと、従来のタイムラインのままシャープペンシルになりえたということ。
完成品を見せられれば「ふうん」という感じなのですが、ボールペンと同じ形のままシャープペンにすることの難しさ。

もともとタイムラインボールペンとて二段繰り出し式(最初の繰り出しで口金、二度目の繰り出しで芯が出る)というちょっと変わった構造になっているわけで、それをどうシャープペンに応用するのか?
シャープペンは口金を出すだけではすまない。
口金を出した後のノックをどうするのか?

素人考えでは、最初の繰り出しで口金を出し、二度目以降の繰り出しがノック代わりとなってカチカチひねりながら芯を出すのかと思っていたのですが、二度目の繰り出しで「ノックしろ」が出るという素敵さ。
よかったです。
あのひねりながら芯を出す系のペンシル、舶来ものの筆記具の中にはあったりしますが、小生の中では病気認定なので(使いにくい)。

担当の方の話ではこの「ノックしろ」に行きつくまでが試行錯誤だったとか。
確かに最初からノック部分をノブの形で確保してしまうと、それはもうタイムラインのフォルムじゃなくなってしまいますもんね。
大いに興奮していると、「そんなに言ってくださるなら試作品もすべてお見せしたいほどです」と。

ああ、見てみたい!
「こんなんじゃない感」に満ち溢れたタイムラインになれなかった人々を!
そしてそういう試作品を経て見事デビューにこぎつけたタイムラインシャープペンシルの華々しさ!

先日コメント欄(PILOT・コクーン万年筆。のコメント欄)でのkataさんとのやりとりにも書きましたが、小生はデザイン重視のシャープペンはヘビーユーズにはどうかなと思うところがあります。
というのも、シャープペンは書いている瞬間だけがシャープペンではなく、書いてポイとそのへんに投げ出す瞬間も、再び手に取る瞬間もシャープペンなわけで、そういう瞬間瞬間を考えると、どうしても高級ラインのものは重々しくありすぎるように思うからです。

なので、このタイムラインシャープペンシルに関しても、がんがんに使う人に勧めるかと言われると勧めないかもしれません。
が、それでも小生はこのシャープペンは大いに可能性があると思っています。

何の可能性?
それは贈り物という可能性です。

筆記具を贈り物に選ぶというシーンは非常にしばしばありうる場面ですが、実はそれはとんでもなく難しいことでもあります。
なぜなら日々このようなブログで、ああでもないこうでもないと果てしなく述べ続けるほど筆記具は奥が深く、自分で自分のこともよく分からないのに、他人がその人にぴったりの、あわよくば一番の愛用にしてもらえるような一本を選ぼうというのですから、もうむちゃくちゃというか、頭をかきむしりたくなるようなすごいことをしようとしているわけです。
大げさですがまあそんな感じです。

そこで小生が言いたいのは「贈り物は贈り物だと割り切る気持ちも必要」ということ。
長く使ってもらえるかなど多くを望まず、ああ、これ@@さんにもらったんだ、とほっこりしたエピソードの一部になること。
そんな感じでいいのではないかということです。

そこへ来ると、タイムラインシャープペンシルこそまさに良きエピソードになる資格を持つ筆記具。
この存在感。
ギミック。
そして意外なところで高バランス。
軸の太さが功を奏し、持った感じの安定感も悪くなく、けっしてギミック重視のトンデモ筆記具では終わっていないところ。

もともとタイムラインは贈り物に選ばれがちな筆記具であり、小生がこんなところで熱くならずともいいのですが、タイムラインにシャープペンが加わったことで小生の頭にひらいめいたのがこれ。

男子高生に尊敬されるおじいちゃん、おばあちゃんになれるかもしれない。

いやー完全にイメージなんですが、こういうギミックって男子高生が喜びそうだなと思ったんですよ。
お孫さんの高校入学のお祝いに高級シャープペンを贈ろうとする場面というのは本当によくあるのですが、そんなときに機能もデザインも中途半端な、値段だけがそれなりのシャープペンなんて選ぶのはもったいないですよね。

仮にそのお孫さんがクルトガやDr.グリップ、あるいはグラフ1000なんかを愛用するような少年でも、おじいちゃんやおばあちゃんにタイムラインシャープペンシルをもらってごらんなさい。

うわーーー
おじいちゃんすっげーーー
こんなん知らんかったーーー
ありがとーーーーー

って絶対なると思ったんです。
それくらいの力はあると思ったんです。
その一瞬のことじゃないかと思うんですよ、贈り物なんて。
そしてそれが大事なんじゃないかと思うんですよ。

かっこよくなりたいおじいちゃん、おばあちゃん(あ、お父さん、お母さんでもいいのか)。
プレゼントの候補に迷ったらぜひ。

今思ったんですが、このブログの若い読者については中学生ぐらいとして、最高齢の読者ってどれくらいなんでしょうか…
わしが最高齢じゃい!と思われる方はこっそり教えてくださると興奮します。
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by mukei_font | 2012-11-06 22:46 | 筆記具・シャープペンシル | Comments(8)

大好きの秘密。

問題です。
これらのペンの共通点は何でしょうか。
f0220714_1850711.jpg



続きはこちら。
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by mukei_font | 2012-11-05 20:06 | その他筆記具 | Comments(4)

夜のひとこと。

個人的にメールをくださる方の多くはとてもやさしい方で、皆さん一様に小生の体調を気づかってくださるのですが、そのたびに(そんなに病弱な印象なのか)と反省するのですが、今日も少々寝込んでおりました…

ええい、情けない。

文房具への情熱が体力と比例する仕組みだったらとっくに室伏さんみたいになっているのになあ。

明日以降、またPILOTの話、ボールペンの話、万年筆の話、ノートの話…尽きることなく語っていきたいと思います。
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by mukei_font | 2012-11-04 23:02 | わたくしごと | Comments(0)

トラベラーズファクトリーより。

先日トラベラーズファクトリーに行って来られたというブログ読者のみゅうさんより素敵なお土産が届きました。
f0220714_20163730.jpg

わあ…
先日コメント欄で「『トラベラーズファクトリーオリジナル トラベラーズノート リフィル』めちゃくちゃ欲しい!」と書いたまさにそのノートが…

みゅうさん、本当にありがとうございます!
こんなに幸運なわたしって何様…?と茫然としてしまいました。

みゅうさんによると、トラベラーズファクトリーには「トラベラーズポストカードキャンペーン2012」の入選作品が展示されていたとのことで、なんと作品群の中から猫町フォントを発見してくださいました。
デジタルチックなことができずに結局原始的な方法(切り貼り)で仕上げた作品でしたが、こんな素敵なお店に展示されているなんて…
見に行くことはできませんが、十分その空気が伝わってくる素敵なお手紙をありがとうございました。

なんか…
頑張ろう。

頑張ったらまたいいことがあるかもしれないから。
ちまちまと文字を書くことしかできないけど、書き続けたらまたいいことがあるかもしれないから。
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by mukei_font | 2012-11-03 20:54 | ノート | Comments(4)

PILOT・コクーン万年筆。

それでは今夜もPILOTの展示会の話を続けます。

今回取り上げるのは筆記具の新ブランド・コクーン。
20~30代の若い世代に向けた、大人っぽくも使いやすい筆記具が低価格で登場です。

コクーンにはボールペンシャープペン万年筆の3種類があるのですが、ここでは万年筆についてだけ。
というのも、かなり興味深いものがありまして。

実は¥3000という低価格な万年筆ということで、おそらくペン先にはあまり期待できないだろうと軽い気持ちで試筆した小生。
正直侮っていました。

が。

こ、これは…(ごくり)

プレラと同じ
プレラと同じかな
プレラより書きやすい


などと黙々と試筆紙に書き続けていると、「そうなんです。ペン先はプレラと同じなんです。プレラよりもいいですか?」と笑顔のお兄さんが。
なんとコクーンの生みの親であるデザイナーの方でした。

いやー…
これはどういうトリックですかいな…

軸の長さ?
バランス?
それだけでこんなに変わる?
展示会用にお手入れしまくったとか?
結構な人数が書いていい具合になったとか?

「これは本当にプレラと同じペン先なんですか?このペン先に小さな点々がありますがこの点々に秘密が…」
「それはデザインです。関係ないです(ニコッ)」

ぬう。
謎過ぎる。
これはだまされる。

まあだまされてもいいのかもしれません。
とりあえず同じ¥3000の万年筆だったらプレラよりも、カヴァリエ(FCA-3SR)よりも絶対にいい。
それは自分が使う側でもそうだし、贈る側にしても候補に挙げてしまいそう。

とにかく、軸の長さ、太さ、そして適度な重さがいいあんばいなんですよ。
プレラは短いし、カヴァリエは細い。
そこにくるとコクーンです。

ああ。
こんなに低価格で高品質。
相変わらず日本は大変な国であるようです。
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by mukei_font | 2012-11-02 19:59 | 筆記具・万年筆 | Comments(11)