猫町フミヲの文房具日記
by 猫町フミヲ@無罫フォント
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現在、兵庫県赤穂市にて古雑貨カフェ「木琴堂」を営業中。
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お近くまでお越しの際はぜひお立ち寄りください。
筆箱や愛用の文房具をお持ちいただけるとなおうれしいです。

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ささやき店員。

今日は月一のセールの日。
世間はGWだがお客さん来てくれるかな。

セールの日に合わせて買うと、普段のディスカウント価格よりもさらに安くなるとあって、特に高級筆記具を買おうか迷われているお客さんにはそっと黒くささやくことにしている小生。

「セールの日だとさらにお安くなりますよ旦那…」

そんな黒い(全然黒くないが)約束を交わしたお客さんが、今日は少なくとも一人万年筆を買いに来られます。
熱弁したかいあって、当初の予算の倍以上もするセーラーの万年筆を選んでくださいました。

商品知識はさておき、実際に使ってみてよかったという感動は案外伝わるものだ。
そこには嘘も計算もなく、ただ真実と興奮があるからだ。

レジが大混乱じゃないときに来てほしいな。
せっかくの万年筆、おだやかな気持ちで買って行ってほしい。
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# by mukei_font | 2010-04-30 09:33 | 文具屋日記 | Comments(0)

PILOT・月夜。

小さな声で、そろそろ万年筆やインクについて語り始めたいと思う。
なぜ小さな声かというと、万年筆についても、インクについても、まだまだ初心者だからだ。

万年筆を初めて使ったのは高校生のときだが、しばらくブランクがあって、本格的に使い始めたのはここ2年ほど。
当然知識も経験も浅い。
なので、万年筆の知識を本当に求めている人は『趣味の文具箱』等のムックや、万年筆マニアの方々の素敵なブログを参照されたほうがよいと思う。

でもまあ初心者だからこその楽しみ方があってもいいかなと。
まだ万年筆を使ったことのない人に、ほんの少し興味を持ってもらえるくらいでちょうどいい。
楽しみ方は人それぞれだし、第一楽しみ方を発見するのはその人自身だから。

というわけで、私の万年筆ライフのきっかけはこちら。
PILOTのインク、「色彩雫iroshizuku」シリーズの「月夜」。
f0220714_2239145.jpg

最初に就職した文房具屋でこれを見て、もう一目惚れだった。
瓶の形に、箱のデザインに、そしてその美しい名前に。
どうやってこれを使ったらいいのか分からないのに絶対に買おうと思った。
そして、恐る恐る同僚に使い方を聞く。
万年筆に使うインクと知る。
コンバータというものを使ってインクを吸い上げ、万年筆で使うらしい。

すべての始まりは本当にここからだったなと思う。
数ある「色彩雫iroshizuku」シリーズの、それも「月夜」でなければならなかった。
何よりも月が好きだから。
これが「MIDNIGHT BLUE」みたいな名前だったら、出会うのはもう少し後だったかもしれない。
PILOTの人、美しいネーミングをありがとう。

この「月夜」をはじめとしてさまざまなインクを買ったが、「月夜」は今でももっとも好きな青色の一つだ。
万年筆のペン先から月夜色の文字がこぼれると胸が高鳴る。
見つめるだけで幸せになる。

この「インクが文字になる感じ」に何よりひたれるのが、万年筆の、そしてインクのもっとも素敵なところだと私は思っている。
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# by mukei_font | 2010-04-29 23:17 | インク | Comments(0)

グランセな気分。

意外と高級筆記具が売れる店である。
一番の要因はディスカウント価格で売っていることかと思いきや、価格についてはこちらが説明するまで無頓着な人が多く、それが決定打ではない様子。

思うにそれは、切羽詰まったお客さんのニーズに応えられる最小限の商品がぎゅっと分かりやすくそろっているからではないだろうか。
何しろショーケースが一つしかない。
そしてその中にほぼPILOTの高級筆記具がぎっちりと並んでいる。

文房具好きからすると、なんでこんなにPILOTばっかりなん…と思ってしまうが、誰かへの贈り物(それもかなり急ぎの)を選ぶために来店したお客さんにしてみれば、メーカーなどどうでもいいこと。
だいたいの予算が決まっていて、あとはシャープペンにするかボールペンにするか万年筆にするか。
ボールペンなら単色のボールペンにするか、多機能ボールペンにするか。

それらにがっちり応えてくれるのが、ほぼPILOTなショーケース。
売れたらすかさず補充されるため、いつもぎちぎちに商品はそろっており、特にこだわらなければ何がしかを見つくろうことはできる。
もちろんほぼPILOTの中からのみ選んでいただくことがいいことだとは思わない。
しかし確実に売ることはできるのだった。

今日はなぜかPILOTのグランセNCに人気集中。
多機能ではなく、シャープペンだけ、あるいはボールペンだけで、見た目がいいやつとなるとグランセということになってしまい、ついこちらもすすめてしまうのだった。
幸い気に入っていただけて、シャープペン、ボールペン、万年筆、それぞれ別のお客さんに買っていただくことができた。

繰り返しになるが、PILOTだらけのショーケースがいいことだとは思っていない。
だからこそ、プラチナやセーラーをこっそりもぐりこませたりしているのだ。
しかし、予算うんぬんで年中ガラガラだった以前の店のショーケースはそれ以下だったろう。
肝心なものが抜け落ちたショーケースの前をお客さんとうろうろ歩きながら、結局何もすすめることができなかったことが何度もあった。

極端から極端へ。
私に出来ることは、限られた高級筆記具の中から、より的確なものを選び、すすめること。
そしてその買い物を通じて、今度はご自身の分をゆっくり選びに来ていただけるようにすること。

ショーケースは一つでも、ほぼPILOTしかなくても、情熱はつきることがない。
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# by mukei_font | 2010-04-29 01:12 | 文具屋日記 | Comments(0)

降参…○| ̄|_

懲りずに今日も替芯をあれこれ試したが、やはりダメなものはダメだった。
いい感じに太い油性芯は短すぎ、長いものは細すぎた。
いろいろ勉強になりました。

こういうケースに遭遇するたび、せめて既存の替芯のどれかに規格を合わせて作ってほしかったと思ってしまう。
別にすべてを4C芯にしろというのではないが、油性だと互換性の高いBSRF(PILOT)=S-7L(三菱)のラインか、BTRF(PILOT)=S-7S(三菱)のラインあたりにそろえるとか、ゲルならUMR-8x(三菱)=JF(ZEBRA)あたりにそろえるとか。

簡単すぎるのもつまらないが、答えにたどり着けないのもすっきりしない。
ファンシー系ボールペンの替芯も、最近でこそBTRF(PILOT)=S-7S(三菱)ラインのものをちらほら見かけるが、依然として突起の位置や長さが既製のどの芯とも合わない芯(なぜか少し曲がっている)が多い。

なんなんだろうあれ。
ファンシー系ボールペンの替芯についてはいつか徹底的に研究してみるつもりだ。
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# by mukei_font | 2010-04-28 22:43 | 替芯 | Comments(0)

替芯100回。

昨日の記事を書いてからずっと考え込んでいる。
バネごと入れ替えていいのなら、案外油性芯がいけたりするのだろうか…

もう少しやってみるか。

ものすごく大切な軸かもしれないし。
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# by mukei_font | 2010-04-28 09:30 | 替芯 | Comments(0)

替芯番長が白旗をあげるとき。

常時カウンタで、マニアックな替芯来い来いと念じている自称替芯番長の小生。
BSRFだのLG2RFだのK-0.7だのJKだのJFだのSA-7CNだのSXR-80-07だのUMRだのKF5だのXLRN5だの各社4C芯だのではなく、なんかもっとこうひねったやつを!
まあ、ちょっとひねられたら途端に在庫がなく、「お取り寄せの単位が10本からなんですよ…」→お客さんしょんぼり、な展開になってしまうのであるが。

そんな替芯番長のところに一週間ほど前にやってきたペンがある。
メーカー不明。
ノック式のゲル。
どこのメーカーのものでも合う芯があれば欲しいとのこと。
待ってました!

ノック式のゲル芯については以前研究したことがあり、結論から先に言えば各社ほとんど互換性がある。
単色のノック式の場合に限るが、ZEBRAのサラサの芯(JF芯)も三菱のシグノの芯(UMR-8x芯)もぺんてるのエナージェルの芯(XLR芯)も同じ形をしていて、それぞれどの組み合わせでも入るし、ちゃんとノックもできる(ただしPILOTはダメ)。

以前、無印良品のゲルを持って来られたときもこれでうまくいったので、今回もさっそくUMR-8x芯を入れてみようとするが、入らない。
入らない?
標準的なゲル芯の径が入らない本体なんて、そんなことがあるだろうか。
もとの本体に入っていた芯を取り出してよく見てみると、UMR-8x芯を少し細く短くしたような形。
さては…国産じゃないな。

メラメラしはじめる私に「ゆっくりでいいですよ。また寄らせてもらいます」とやさしく言い残してお客さんは去って行く。
奮闘した。
見た目が似ていたサクラのR-GB芯もだめだった。
芯自体の径がかなり細くないとだめなのでジェットストリーム(SXR芯)を入れてみたが、だめだった。
ぬう。
敗色濃厚。
しばらく放置していた。

そろそろ返事をしなければならないなと思い、昨日ダメもとで出たばかりのZEBRAのスラリの芯(EQ芯)を入れてみると入った。
EQ芯は全体が細いだけではなく、先端のくびれもひかえめなため、元の筆記具に入っていたバネだとぐすぐすでノックできず。
バネごと入れ替えるとノックできた。

要するに、スラリを購入し、バネごとEQ芯を入れると使えるということらしい。
しかしそこまでする意味って…

電話でお客さんに分かったことを報告。
芯だけ入れ替えてなんとかできないものかとお客さんは残念そう。

どこのでもいいのでノック式のゲルを買ってください。
そこから先の相談は乗りますので。
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# by mukei_font | 2010-04-27 23:37 | 替芯 | Comments(0)

コピー用紙とテトリス。

認めたくないが、どうやら左手を負傷しているようだ。
原因はコピー用紙。

コピー用紙が飛ぶように売れる店だ。
値段そのもので言えばホームセンターにはまるでかなわないが、それでもかなり安く販売しているからだろう。
500枚入りの束が一つまた一つとなくなり、500枚入りの束が5つ入った箱もずんずんなくなる。

そしてそれらをせっせと補充するのがアルバイトの仕事だ。
レジにいるとレジの真正面にあるコピー用紙の棚がどんどん歯抜けになっていくのが見える。
きっちり並んでいるからすきまを数えれば何冊補充すればいいかは一目瞭然。
まるでテトリスだ。

コピー用紙の棚は脚立を使わないと補充が難しいほど高い位置にあるが、腕の長さにまかせて私はついそのまま補充してしまう。
どうやらその繰り返し作業の最中にひねったらしい。
補充だけではなく、レジに持って来られたコピー用紙を手提げに入れたりする作業も頻繁にあり、その最中にいためた可能性もある。
いや、もしかしたらコピー用紙を補充した後の空のダンボールをばりっと破る際にひねったのかも。
いずれにしてもコピー用紙だ。

単純作業が好きで本当によかったと思う。
左手をいためてさえ、コピー用紙を補充する作業は楽しい。
分かりやすくて、結果が見えやすいものに安心してしまう癖があり、まあこんな仕事だと薄給でもしかたないなと納得する瞬間でもある。

かつてゲームボーイのテトリスにはまったとき、左手のすじをいためてしばらく湿布を貼っていたことがあった。
立体的なテトリスで同じく左手を負傷し、なんぼほど好きやねんと笑いたくなる。

テトリスの長い棒の誘惑。
人生において、結局私が待っているのはあれだと思うことがしばしばある。
待ちすぎたらつまってしまうのに、つい待ってしまうあれ。

さいわいコピー用紙の棚は横に広く、長い棒を待つことはない。
えんえん続く立体的テトリス。
コピー用紙の重みに二の腕もきれいに引き締まることだろう。
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# by mukei_font | 2010-04-25 11:00 | 文具屋日記 | Comments(0)

文房具が汚れる。

もう一昨日のことになるが、ちょっと嫌なことがあった。
本当は「ちょっと」どころじゃなかったが、途中ブランクがあるとはいえ接客業に就いて十年近くになるし、年ももう若くないから、「ちょっと」ということにしておく。

接客業にはどうしてもつきもののクレーマー。
こちらに落ち度があってクレームに発展したのならともかく、最初から最後まで100%お客さん側が悪く、途中から馬鹿馬鹿しくなるほどだった。

私はけっして愛想のある店員ではないが、丁寧な接客を心がけているし、アルバイトという立場も十分理解しているつもりだ。
上司にきちんと指示を仰ぎ、その通りに応対してキレられたのだからダメージは最小。
それでも捨ぜりふというやつはたちが悪い。

私みたいな文房具マニアじゃなくても、文房具屋のファンは多い。
店内をそぞろ歩きながら、「ずっといてても飽きひんよなあ」「わくわくするよなあ」などという会話をかわすお客さんをよく見かけるし、一人でわくわくしながら買い物を楽しんでいるお客さんもたくさんいる。

たった数百円。
替芯や消しゴムであればたった数十円で楽しい買い物ができる。
そのささやかな買い物が、あらゆる創造活動の起爆剤になる。
文房具屋とはそういう店だと思っている。

二度と来るか、と捨ぜりふを吐かれたとき、謝る気はすでにゼロだった。
もう来なくていいと思った。
文房具が汚れるから。

文房具が汚れる。
かつてそう思ったことがあったなと思った。
一番大事なものが汚れていくのを見ていられなかった。

だからここに来たのだったな。
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# by mukei_font | 2010-04-25 03:08 | 文具屋日記 | Comments(0)

三菱・ジェットストリームカラーインクシリーズ。

ジェットストリームカラーインクシリーズはちょっと説明しづらいシリーズである。
ジェットストリーム0.5のカラーインクバージョンで、オレンジやピンク、水色、ブルーブラックがあって、使い切り。
これだけならいいが、なぜか黒と赤もあって、この人たちも使い切り。

黒と赤なら普通のジェットストリームがあるやん、そっちやったら替芯もあるやん、と当然思うが、なぜかこのシリーズが出るとき黒と赤も出てしまった。
使い切りだったら安いのかというとそうでもなく、スタンダードなジェットストリームと同じく¥150(税抜)。
もう訳が分からん。

いや、それより何より一番大きな「?」はインクのことだ。
本当にジェットストリームのインクなのか、というくらい普通のボールペンのインクなんですけど…
普通の油性というと言いすぎかもしれないが、通常の黒インク(SXR-5)を使っているときにはまず出ないダマが残念すぎる。
確かに軽く書くことはできるのだが、同じSXR-5として認めがたいというかなんというか。
出た時にブルーブラックを買い、一時期そのペンばかりで発注書や領収書を書いてそれこそエンジンをあっためたが、どこまでいっても「普通の油性よりちょっとなめらかな人」の域を出なかったような。

しかし幸か不幸かこの微妙なシリーズについては、こちらが気をもむほどお客さんは混乱しなかったようだ。
カラー展開のほうに気をとられるのかもしれない。
混乱がないならそれにこしたことはないが、残念なのは店員もさほど混乱したり動揺したりしなかったことだ。
なんだよう。
みんなもっと追究しようぜ。

そんなジェットストリームカラーインクシリーズだから、「あのー猫町さーん、お客さんがこれ普通のジェットストリームとどう違うんて聞いてはるんですけどー」と同僚が言った瞬間、松岡修造のように熱くなってしまった私をゆるしてほしい。
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# by mukei_font | 2010-04-22 22:49 | 筆記具・油性ボールペン | Comments(0)

SXR-5エンジン。

4月2日から使い始めた7代目のSXR-5だが、未だにエンジンがかからないのはどうしたことだ。
いくらスロースターターとはいえ、少々遅すぎやしないだろうか。

思いつく原因が2つ。

1つめは、まだエンジンがかかるほどの使用頻度に達していないのかもしれない、というもの。
毎日手書きで発注書を書きまくっていた前職場に比べたら、まだまだ使い足りないのかも。

2つめは、エンジン全開の定義が以前に比べてハイレベルなものになっているのではないか、というもの。
今の職場の領収書はレジからつるりと出て来る感熱紙。
いくらエンジン全開でも感熱紙に字を書くのは難しいのかもしれない(ただし6代目の最後の方は感熱紙にもがんがん書けたが)。

むー。
SXR-5エンジンよ。

そろそろどうでしょう。
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# by mukei_font | 2010-04-21 23:45 | 替芯 | Comments(0)

ちらりと見ればぴたりと当てる。

今でこそレジで替芯の接客をするのは好きだし得意だが、昔は苦手だった。
というか、怖かった。
知らない芯がほとんどだし、本体を分解して芯を取り出しても品番が見えにくいし、見えても似たようなアルファベットの羅列で探すのに時間がかかるし、突っ込んだことを聞かれても即答できず、おろおろとカタログをめくっているとお客さんはいらいらしてくるし、とにかく怖かった。

替芯が好きなのに、接客ではおろおろしてしまう。
そんな自分が嫌で、前の職場では早い段階で替芯をテッテ的に覚えた。
暇があれば替芯の互換表を見つめる。
先輩に品番の意味を聞く。
手当り次第に本体を分解して、芯を入れ替えてみる。

そのおかげで国産の主な替芯(と舶来ものの主なところ)はマスターできたと思う。
精度は100%ではないが(ときどき既製の芯を切ったものを入れているなどのトラップがある)、軸を見ただけでほとんどの替芯は分かるし、互換性もほぼ頭に入っている。
どこにも明記されていない互換性のデータも個人的に持っている。

そんなわけで、レジではいつも替芯のお客さんを待っている。
レジで胸ポケットをまさぐりながら、「替芯あるかな」と聞いて来るお客さんにはそれだけでテンションが上がり、(マニアックなん来い来い)と思うが、たいていZEBRAのクリップオンマルチか、サラサか、ジェットストリームの多機能でがっかりするが、それでも楽しいひとときではある。

ちなみにちょっと興ざめなのが(いや、ちょっとどころじゃないが)、使い終わった替芯の袋を持ってきたり、品番を控えたメモを持って来るお客さんで、本体見たら分かるのになあとさみしい気持ちになる。
今まで他の店でさんざん待たされたり、違うものを売られたり、嫌な思いをしたのかもしれないけれど。
でもまあ替芯以外のものは、外袋や品番がないと困るものがほとんどなので(ファイルのリフィルなど)、ご協力ありがとうございます。

しかし、今日のお客さんはだめでした。

「替芯あるかな。0.7で黒」
「どちらのメーカーのものですか」
「分からん」

本体を持ってきてもらうことにしました。
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# by mukei_font | 2010-04-20 23:45 | 替芯 | Comments(2)

微修正はいらんかね。

修正テープのカートリッジをレジに持ってきて、「毎回これなんやけどからまってかなわん」などと言いながらも財布を取り出し、会計をすまそうとするお客さんを制し、引き出しからマイ微修正(3M)を取り出し、「本体から買い換えるおつもりがおありでしたら是非こちらを。テープのくっつきがいいからキレもいいですよ」とすすめ、「どこのん」「3Mです」「6ミリもあるの」「あります」のやりとりをへて棚を案内、結局微修正本体とカートリッジを1つずつ買って行かれた。

この間、むちゃくちゃ短時間。

無駄のない動きとよどみのないトークがあれば、壷だって印鑑だって売れそうな気がした。
あかんけど。
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# by mukei_font | 2010-04-20 01:33 | 文具屋日記 | Comments(0)

レベル50の替芯。

昨夜も、そして今夜も、替芯について考えすぎて、うまく文章にならない。
というのも、いったい何本くらい使ったら、その替芯について「分かったようなこと」を言えるのかと考えてしまうからである。

最初に筆記具本体に入っている芯をまず使い切ってレベル1とすると、厳密にはレベル3くらいはいるだろうか。
が、実際はレベル2ないし、レベル1.5くらいでもう見切った気持ちになることもある。

レベルという点でいうとぶっちぎっているのが、ZEBRAの油性ボールペン「ジムノック」に入っているK-0.7。
実にレベル50。
私がK-0.7に関して知りつくしているような気持ちになるのは、きっとこのせいだ。

それにしても50本って…
(´_ゝ`)
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# by mukei_font | 2010-04-18 23:45 | 替芯 | Comments(0)

週末近し。

文房具を買うのは隔週の土曜日だけと決めている。
隔週で月曜から土曜まで週6日みっちり働くシフトになるのだが、6日も働いたら少々買ってもいいだろうと自分(の財布)に言い聞かせることができるからである。

というわけで、そろそろ今週末の文房具についてにやにや考えることにする。
まず候補はジェットストリーム4&1の0.5(ネイビー)だろう。
前回は売り切れていて買えなかったが、今回はまだちゃんと店頭にある。
が、いざ買おうとすると、軸がどうにも安っぽいんだよなあ…(あー言っちゃった)
ぎらっとした光り方が安っぽいというか、光っている割に軽い材質ががっかりというか、とにかくうーん…という感じだ。

でもきっと買うのだろう。
SXR-80-05につられて。

あと2日。
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# by mukei_font | 2010-04-16 08:35 | 文具屋日記 | Comments(0)

ユニオンケミカー・グルーラミニ。

以前、PLUSのnorinoを取り上げた時、「テープのりはまだまだ修行中」みたいなことを書いたが、密かに素晴らしいテープのりを私は知っている。
実はそのアイテムこそ、テープのり界のダークホースなのではないかと思っているほどだ。
その名もユニオンケミカーのグルーラミニ
f0220714_2323421.jpg

大きさは直径約5センチの円形。
ちょうどメジャーのような形をしていて、テープのりにしては愛らしい外観。
赤い方がドットタイプで、青い方が強粘着タイプ。
おすすめは圧倒的に後者(また青色)。

コクヨのドットライナーが成功したのは、粘着部分がドットだったからだったと記憶している。
ドットにした分、従来のテープよりも格段にキレがよくなったのだ。
単に粘着テープを転写する方式の従来型のテープのりは、どうしてもテープのキレが悪い。
テープのりを紙から離す時に、ねばねばした部分が、にちゃー、みょーんとくっついたりのびたりする。

以前トンボの強粘着のテープのりのキレが悪いことがクレームになったことがあった。
トンボからの回答にはテープのりの引き方のコツみたいなことが書いてあって、引き終えたあと紙から離す時に手前に(90度の方向に)さっとすばやく離すとよいそうだ。
しかし、基本的には「ねばねばでにちゃにちゃでみょーん」なテープのりであることに変わりがない。
強粘着はしかたないのか。
コクヨのドットライナーは確かにキレはいいが、ドットである分どうしても粘着力に不安があるのだ。

そこへくるとこのグルーラミニ。
ドットじゃない普通のテープにもかかわらず、引き味軽し、キレもよし。
そして思い切り強粘着。
パッケージに「接着力重視」と男らしく書いてあるだけのことはある。
使い切りなのが残念なところだが、6mmx10mで¥200(税抜)なら十分お手頃価格であろう。

私が個人的にこのグルーラミニを推すのは、「ドットじゃないのに」キレがいい点だ。
以前も書いたように、私は封筒作りが趣味だが、トレーシングペーパーのような透けた紙で封筒を作る場合、どうしてものりのあとが見えてしまう。
見えてしまうのはしかたがないが、ドットが見えてしまうのは困る。
あ、ドットライナーで作ったんやなとばれてしまうからである。
素人臭くなるからである。

あたかも市販の封筒であるかのように、さりげなく手作り封筒を使いたい。
透けて見えてものりのあとがドットではないグルーラミニで作った封筒は、もはや手作りで作った封筒には見えない。
おまけに強粘着なので、しゃきしゃきしてなじみにくい固めのトレーシングペーパーでもしっかりと貼り合わせることができる。

しかし決定的な欠点があった。
どこにも売っていないのだ。
あかんやん…

上記のように、封筒作りを通してグルーラミニの素晴らしさに気づいた私はまず職場の先輩に熱弁した。
先輩も先輩でテープのりをきわめようとしている人だったので、即座にグルーラミニを激賞というわけにはいかなかったが、置いてみたら?みたいな反応だったと思う。
置きたかった。
が、ユニオンケミカーと問屋の間で話をつけてもらわない限り(常時問屋に在庫を置くかどうかについて等)、われわれ小売店は1個から発注することができず、小刻みに補充が出来ないのなら店頭に並べることなどできないのだった。

ぎりぎりと歯ぎしりするような思いであきらめたが、何かの展示会で、ユニオンケミカーの担当者と話す機会があった。
担当者よりもはるかに熱くグルーラミニの素晴らしさや必要性について語り、ぜひ問屋と話をつけるようにと圧力をかけた。
その後、本当にとある問屋と話をつけてくれ、1個から発注できるようになった。
担当者の人がいそいそと店に来て、たくさんの見本を置いていった。

その店を辞めました…
今度の店は話をつけてくれた問屋とは取引がない模様。
(´_ゝ`)

そんなわけで、そのときいただいた見本をちびちび使う日々。
これがなくなったら私はどうしたらえんやろ。

立ち上がれダークホースよ!
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# by mukei_font | 2010-04-14 22:58 | 切・貼・修正系 | Comments(0)