猫町フミヲの文房具日記
by 猫町フミヲ@無罫フォント
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年若き文具マニアたちよ!〜男児篇〜

大いばりで言うことでもないが、子どもが苦手だ。
できるだけ関わらずに生きていきたいと心底願うほどに苦手だ。

以前いた店も、今の店も、そんなに子どもの来る店ではないので助かっているが、それでもカウンタに立っていると子ども連れのお客さんというのが必ず来る。
それにちょっとした愛想をするということがどうしてもできない。
同僚たちは笑いかけたり、手を振ったり、それがまたとても自然で楽しそうで、そんな彼女たちを心からうらやましくまぶしく思うが、何かクスリでもやらない限り私には無理な芸当で、そういうことは前世紀にもうあきらめた。

が、何事にも例外はある。

文房具の好きそうな男児女児および少年少女たちは別だ。
もうつききりで、彼らの後を追い回したいくらいに興味がある。
何を見ている?
何を手に取っている?
何をそんなに悩んでいる?
聞かせておくれよ、その胸の内を!
狂おしい気持ちになる。

おそらく私がそんな女児だったから。
勉強を中心とした生活を強いられていたので、言ってしまえば文房具だけが楽しみであり、友達であった。
毎日日記を書いたのも、減っていく日記帳や鉛筆が楽しかったから。
言葉は知らなかったが、その頃から糸綴じよりも無線綴じのノートがいいという好みもあった。
キョクトウ、ショウワノート、アピカ、コクヨ。
8歳くらいでもう認識していた。

先日店内で見かけたのは4年生くらいの男児とその父親。
いったい何時間粘るのかというくらいに男児が粘り、力つきた父親に何度かアドバイスを求められた。
当然早い段階からカウンタの中からガン見していた私には、だいたい男児がどのあたりの筆記具にこだわり、そそられたり、迷ったりしているのかがなんとなく分かるのであるが、そんなことをいきなり切り出すのも気持ちの悪い話である。
一応大人として父親の言葉に耳を傾けるが、男児の表情を盗み見ると、父親の言葉は必ずしも男児の気持ちを代弁していない様子。
きっともうこの年齢にして父親よりも男児の方が文房具への感性が鋭いのだろう。
ただし子どもはそれを言葉にできない。

質問内容はDr.グリップ等の太めのグリップは子どもの手には大きすぎるのではないかというもの。
父親は父親で製図用のシャープペンにこだわりと確信があるようで、しきりとそちらをすすめようとしているが、男児はあきらかに各社からあれこれ出ているグリップ太め系のシャープペンにそそられている模様。
私としてはもう一般論を言うしかない。
太めのグリップのほうが疲れないとされているが、好き嫌いもあること。
ペンのどの位置を持つかによっても違うこと。
芯の濃さを変えてみるとまた違った感じになること。

その後も紆余曲折あったが初志貫徹、男児は結局Dr.グリップを買って行った。
最後レジで会計しながら父親が、「この年でこんなシャープペンを欲しがるなんて…どう思います?」と照れ笑いで聞いて来たとき、私は真っすぐに父親を見、そして男児を見て、

「こんな小さいうちから文房具にこだわるなんてとても素敵なことだと思います」

と意見を述べた。
「素敵………ですか?」
「はい。とても素敵なことです。勉強するときに一番身近なものである文房具に愛着を持つこと。とても素敵なことだと思います」
よほど「素敵」という言葉が意外だったらしく、素敵素敵…と何度も口の中で繰り返しながら父親は去って行った。

私は愛想ができない。
私の言葉はいつだって本心だ。

「さ、今から塾やろ?」と買ったばかりのシャープペンを握らされた男児の行く末を思う。
それはもう知的かつ五感にすぐれた、素晴らしい未来であるに違いない。
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# by mukei_font | 2010-05-13 23:21 | 文具屋日記 | Comments(0)

ビクーニャ祭。

ぺんてるが社運をかけて出した筆記具なだけあって(ぺんてる担当者談)、ビクーニャは着々と浸透しているもよう。
気づいたら什器がほぼ空っぽになっているときもあり、「デザインがぱっとしなさすぎる」とか「なんとも購買欲をそそらない」とか以前は書いてしまってすみませんでしたっ。
小生の目が節穴でございましたっ。

今日はビクーニャの替芯の注文を複数のお客さんからいただいた。
ビクーニャの替芯は現在メーカーで欠品中。
次回の入荷は5月末と聞いており、もちろん店頭分は注文しているが、待ち切れないお客さんがなぜか今日という日に殺到。
入荷したら連絡することにして、せっせと客注伝票を書く。
追加の注文もする。

某文具店で「替芯は本体がすべてはけてしまってからでないと市場に出回らない」というあやしげな情報をつかまされたというお客さんがおられたが、その文具店員は間違いなくモグリだ。
いい加減なことを言ってはいけません。
本体が発売されると同時に替芯も発売されるのが一般的。
ビクーニャもユニボールファントム(三菱)もスラリ(ZEBRA)も本体と替芯は同時だった。

それにしてもビクーニャ人気はすごい。
お一人は完全に使い切った芯を持参されており、そのまぶしさに思わず「もう使い切ったんですか」と感嘆の声をあげてしまった。
あまりのなめらかさと濃さに止まらないらしい。
また別のお客さんは夫婦で奪い合うようにして使っているとのこと。
NC(ナイスカップル)!

あー。
皆さんきらきらしてはった。
使う前から替芯をハアハア買い求めるマニアも好きだけど、正真正銘使い切って、晴れて堂々と替芯を買いに来られる人たちの輝きときたら。

何度も品番を書いたのでもうそらで言えます。
XBXM7H-A。
本日のMVR(Most Valuable Refill)。
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# by mukei_font | 2010-05-12 23:39 | 文具屋日記 | Comments(0)

替芯番長、暗躍。

OHTOの替芯についてよく聞かれる。
以前働いていた店では、常時エンド台でOHTOの筆記具を展開するほど力が入っており、当然替芯も多数そろえていたが、今の店では店頭にOHTOの筆記具は1本も見当たらない。
したがって替芯も1本も置いていない。

にもかかわらず、OHTOの替芯についてよく聞かれる。
一番多いのは、水性ボールペンの替芯C-305。
続いて、多機能ペンの替芯であるR-4C7NP。
それから、油性ボールペンの替芯に多いP80-07NP。

どれもメジャーどころの芯ばかりで、ないのは申し訳ないと思いつつも、いかんせん本体を置いていないので、取り寄せになる旨伝えたり、他店に行くことをすすめたりしてきたのだが、今日、OHTOのとある替芯が客注になったのを契機に、まさにどさくさにまぎれてこれらを一気に注文してしまった。
ロットは5本だし、たぶんはける。
あかんかったら私が買う。

以前、客注伝票を一年くらいさかのぼってめくったことがあったが、OHTOの替芯がしばしば客注になっていることに驚いた。
取り寄せてまで欲しい人がいるのだから、きっと大丈夫。
それにP80-07NPはパーカー芯と同型だ。
パーカー芯が高くて辟易している人にすすめてみることだってできるだろう(OHTOのインクも好き嫌いがあるが)。

そんなこんなで今日は替芯の楽しいやりとりがあって充実していた。
「ネットで替芯を検索して…」とか「OHTOの芯で…」みたいなことを言われると、俄然こちらの目もぎらぎらしてくるというもの。
そのお客さんとは、舶来もののボールペンの替芯やインク、それらの互換性の話などでもしばし盛り上がった。
舶来もののボールペン→見た目はいいがインクいまいち→国産の優秀な替芯でなんか合うのんないかな…という誰もが通る道をまさに通っているらしき様子に心あたたまる。

いい人だ。
そしていいやりとりだった。

それではずみがついてOHTOの替芯をついあれこれ発注してしまったというわけ。
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# by mukei_font | 2010-05-11 23:34 | 替芯 | Comments(8)

ぺんてる・ハイブリッドテクニカ0.4。

筆記具と言えばジェットストリーム0.5やらその替芯であるSXR-5やらのことばかり書いていて、ははあん、この人はジェットストリーム好きで三菱好きなんだなと思われる方もおられるかと思うが、実は全然そんなことはないのであった。

確かにジェットストリーム0.5は素晴らしい。
それが「私の最強」の称号に値する筆記具であることに疑いの余地はない。
多くの人に愛されるかどうかなどはこの際問題ではない。
私のフォントの正しい担い手になれるか。
私を気持ちよくさせ、どこまでも遠く高く導いてくれるか。
ジェットストリーム0.5がこれらの点において他の筆記具と一線を画しているのは間違いのないところである。

が、歴史という点ではやはりどうしても浅いものがある。
それに油性ボールペンの宿命か、ジェットストリーム0.5はどうしても仕事中心の役回りである。
いくらつややかに繊細な文字が書けても、手紙を書くのに油性ボールペンは抵抗がある。
もちろん紙質によっては油性ボールペンが最適な筆記具となるレター用品もあるが、そもそも手紙を書くという行為と、普段使いの優秀な筆記具である油性ボールペンの両者は、少なくとも私の中では相容れない。
手紙を書く、あるいは何かあらたまったものを清書する、こういった特別な場合にはそれにふさわしい筆記具があるように思えてならない。

単純に考えると、そこに求められるのは美しさということになるかもしれない。
あるいは特別感。
そうすると行き着くところは万年筆ということになるだろう。
やわらかな筆記線。
インクの濃淡。
それらは紙との相性ともあいまって、書かれるものを唯一無二の存在に仕上げる。

が、私が考えるのはまた別のことだ。
手紙を書く、あるいは何か文章を清書するという行為において、私がもっとも重視するのは文字の息の根をとめるということだ。
これ以上はもうありません、という覚悟のようなものをこめながら書く。
それは自分が選んだ言葉や書き綴る文字に全責任を負うということだし、そのためには文字を完結させてしまう必要がある。
そこには艶っぽい美しさが入り込む余地はなく、ただストイックで端正な美がある。

そこで私が決まって手にするのはゲルインクボールペンである。
しかもそれはぺんてるのハイブリッドテクニカ0.4でなければならない。

ハイブリッドテクニカ0.4の頑強で利口なニードルチップに、私はこれまでどれだけの思いをこめてきたことだろう。
レポート用紙の罫線、原稿用紙の桝目、そして実にさまざまな紙質の便箋の数々。
若干乾きが遅いという欠点を補って余りある黒々としたインクは、そのときそのときの精一杯の私の思いを、言葉をこれらの中に閉じ込めてきた。
逃げも隠れもせずにくっきりとはっきりと。
そこには油性ボールペンの疾走感もなければ、万年筆のたおやかさもない。
憎々しいほどの真実だけがそこにある。

そんな真っ向勝負をこれからも私は続けるだろう。
ハイブリッドテクニカ0.4を右手に強く握りしめて。
私が真実筆を折るとき、それはこのハイブリッドテクニカ0.4を手放すときだ。

伝家の宝刀。
このペンを私はそう呼ぶ。
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# by mukei_font | 2010-05-10 23:30 | 筆記具・ゲルインク | Comments(0)

せつなすぎる「罫」の字の話。

文房具専門のブログ「無罫フォント」を始めて2ヶ月少々。
更新できない日ものぞいてくださっている方がいるようで、とてもうれしく思っています。
独断と偏見に満ちたブログですが、今後ともよろしくお願いいたします。

さて、現在まだ風邪でかなりふらふらしている小生。
三度の飯の次に好きな替芯の話さえもできるかどうかあやふやな状態で、申し訳なく思っています。
コメントをくださった方、お返事今しばらくお待ちください。

それにしても、「無罫フォント」などと妙な名前のブログにするんじゃなかったと実は少々後悔していたり。
意味はさておき…読めていますか?
「むけいふぉんと」と申します。
というのも「罫」の字が正しく読まれていないと感じることがあまりに多いから。

普段店頭でノートやルーズリーフをレジ打ちするとき、状況に応じて罫線の種類を確認させていただいている小生。
以前5冊パックになったキャンパスノートの「A罫」と「B罫」を間違えて購入したお客さんが、すでにパックを破ってしまったのに返品したいと言い出し、果ては「販売するときに確認してくれないからだ」というクレーム(?)に発展したことがあり、それを側で見て以来、(パックのときくらいは確認した方がいいのか…)と思ったため。

で、実際にお客さんに声掛けしてみると、「『Aがけ』でいいです」とか「『Bがい』でいいです」とか…
おお…
正しく読まれていないぜ「罫=けい」の字が…
「罫線=けいせん」という言葉は耳にしたことがあるはずなのになぜだ…

ノートや罫線については体が復活してから熱弁するとして、とりあえず今言いたいのは「無罫フォント」なんて一発で変換できないような変な名前のブログに、名前で検索してやって来てくださっている方までいることへの感謝の気持ちです。

本当にありがとうございます。
まだまだ筆記具のこと、替芯のこと、ノートのこと、たくさんたくさん書いていきたいと思っています。
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# by mukei_font | 2010-05-09 23:41 | わたくしごと | Comments(0)

ジェットストリーム0.5加速。

風邪でMAXヨボヨボの今、やはり景気づけには替芯の話しかない。

再三書いている「私の最強」ジェットストリーム0.5の替芯SXR-5であるが、そのエンジンが全開になる時がついに来たようだ。

実は今回からある試みを導入しており、それはSXR-5エンジンの数値化である。
漠然と、「使っているうちに驚くほどなめらかになりますよ」だけでは弱いのではないか。
いったい「使っているうちに」とはいつのことなのか。

そこで、使い始めの芯のインクの位置に印を付け、いよいよSXR-5がノッて来たときのインクの位置を再びチェック。
両者間の長さを測り、この計測を芯を替えるたびに繰り返し行い、その平均をとっていく。
もはやお客さんに分かりやすく説明するため、などというのは完全に大義名分で、自己満足の極みなのであった。

ちなみに今回は30ミリ。
インク部分の全長が66ミリなので、約半分。
右の黒い印が使い始めの印。
右端の数字「7」はこの芯で7本目であるという意味(この少し下部には使い始めの日付も記載)。
f0220714_0255019.jpg

なお、「約半分インクを使った状態」を外から見た場合の写真がこちら。
ノックしない状態で、ちょうどグリップのラバーの切れ込みからぎりぎりインクがのぞくぐらい。
f0220714_0264158.jpg

「最初はちょっとガリガリするところのある、単に細い字の書けるボールペンて感じなんですけど、軸の窓からインクが見えなくなる頃にはなめらかかつしなやかな書き味、極細のペン先が意のままになる感じがやみつきになりますよ」

…とか言えないですよね。

いや、言いそう。
てゆうか言う。

言わせてくれ!
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# by mukei_font | 2010-05-08 01:30 | 替芯 | Comments(4)

店員失格。

風邪をこじらせ、昨夜は寝床から起き上がれず。
そして今日はほとんど声の出ないまま接客。
こんな日に限って、普段心待ちにしているマニアックな替芯の問い合わせが。
ぎょっとさせるようなガラガラ声で、本当に申し訳ありませんでした。
いくらぴたりと合う替芯を見つけられても、それ以前の問題でした。
この週末で風邪を治します。
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# by mukei_font | 2010-05-07 23:55 | 文具屋日記 | Comments(0)

マルマン・クロッキーブック・¥400(税抜)。

GWの直前に買った素敵ノートがこれ。
マルマンのクロッキーブック
f0220714_22273883.jpg

紙の薄さの割に万年筆のインクも裏抜けしないことを知っていたし、久しぶりの紙製品を楽しむような軽い気持ちで買ったら…

すごくよかった!
なんじゃこれは!
灯台下暗しか!

無罫で、リング。
惜し気なくどんどん使えるぺらぺらの紙。
そのくせ筆記具を選ばない高品質(万年筆&サインペンOK)。
絶妙な面積。
縦にも横にも使える自由な感じ。

すみませんでしたっ。
あなどってましたっ。

というわけでGWの4分の1はクロッキーブックと戯れていた。
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# by mukei_font | 2010-05-05 22:50 | 本日のお買い上げ | Comments(0)

三菱・ピュアカラー。

サインペンつながりで、三菱のピュアカラーをご紹介。

最初の出会いはPOPを書くための筆記具として。
しかし耐光性がなく、せっかく書いたPOPが色あせてしまうことが分かり、普段使いすることに。
それが案外はまり、今や仕事に欠かせない大事な相棒の一人。

普段はジェットストリーム0.5のような極細が好きでも、仕事ではどうしてもぶっとく目立つように書かなければいけないときがある。
FAX済だとか、注文キャンセルだとか、納期決定だとか、そういうあれこれをでかでかと。

色数が豊富で、見ているだけでわくわくするのもピュアカラーの魅力の一つ。
微妙な色ばかり買って行く人がたまにいて、何に使うんですか、と聞いてみたくてたまらなくなる。

ペン先は一応「細字」と「太字」とのツイン仕様になってはいるが、「細字」はすぐに「ハケ化」(造語。ペン先がへたってハケのようになること)し、結局「細字」か「太字」か分からなくなってしまうのもご愛嬌。
仕事でぐいぐい使う分にはまったく問題なし。
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# by mukei_font | 2010-05-05 13:17 | その他筆記具 | Comments(0)

ぺんてる・サインペン。

「お嬢さまペン」と聞いて、それがぺんてるのサインペンであることが分かる人間はこの世におそらく二人しかいない。
いや、もしかしたらもう少しいるだろうか。

話は以前働いていた文房具屋にさかのぼる。
以前働いていた店では、ノートや便箋等気のきいた紙製品を多くそろえており、それらを売るためにサンプルとして1冊を開放していた。
そのノートを使ってみたいお客さんに、自身の筆記具で自由に試し書きしていただけるように。

しかし、そこまで積極的でないお客さんにもノートの魅力に気づいてもらいたい。
そのためにはこちらでおもしろいサンプルを作ってしまえばいいのではないか。
というわけで、店員同士が交換日記を試みて作ったサンプルや、日替りで更新されるサンプルなど、ありとあらゆるサンプルを作った。

前述の「お嬢さまペン」というネーミングは、そんなサンプルノートの片隅から誕生した。
以下はその抜粋。

「ぺんてるのサインペンは本っ当にものすごくよくて、私が大金持ちなら家に20ダースくらい常備して、すべての考えごとをこのペンで書き散らしたいところです。そんで先がちょっとでも丸くなったら次のペンをおろす…

ばあや『まあお嬢様またもったいないことを!まだまだ使えるじゃありませんか!』
猫町『いいのよ。先が真新しいときだけ特別素敵な字が書けるんですもの。あとはばあやがお使い』

(小一時間続く妄想)」

そんなわけで、サンプルノートで交換日記をしていた先輩と私との間では、ぺんてるのサインペン=「お嬢さまペン」ということになってしまったのだが、サンプルノートは実は密かに愛読者が多く、販売効果も大きかったので、もしかしたらわれわれ以外にも「お嬢さまペン」で通じる人がどこかにいるかも。

さて、このサインペンの魅力は、サンプルノートに書いたとおりである。
何と言ってもペン先が丸くなるまでの、あの細い、よそゆきのかわゆらしい線。
あれにつきる。
どうしてへたるんだーーー
へたるのがまた早いぞーーー
なのにまた使いたくなるのはなぜだーーー

私と同じような人がいるのか、このペン、がっちりユーザーの心をつかんでいるのは確か。
店頭でも、「ほらあの、昔からある、水性の、マジックの」とうわ言のように繰り返す人は9割方ぺんてるのサインペンを探している。
外見もシンプルで何の特徴もなく、また名前もただの「サインペン」という困ったちゃんで、店員泣かせではあるが、「これですか」と差し出したときのお客さんのほっとした表情ときたら。

ちなみに猫町家では「犬ががじがじ噛んだみたいなペン」と呼ばれています。
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# by mukei_font | 2010-05-04 23:23 | その他筆記具 | Comments(8)

4C芯はお好きですか。

風邪を引いて頭がぼっとしているので、景気づけに替芯の話でもしよう。

以前も取り上げた4C芯について。
4C芯とは主に多機能ボールペンに入っている長さ約67ミリの金属芯の総称で、国産メーカーはもちろん舶来筆記具においても芯の規格は同じで互換性がある、非常に使い勝手の良い替芯のことである(例外については案外深い4C芯の世界。参照)。

が、替芯マニア的には何となく物足りない気がするのも事実。
分かりやすすぎて色気がないというか、なんかもっとこう使い手側に発見させてほしいのだ。
現に4C芯が各社共通だということは多数のお客さんがすでにご存じである。
そんなのつまんなーい。

例えば以前書いたような「替芯合コン」なるものがあったとして(妄想・替芯合コン。続・妄想・替芯合コン。参照)、その参加メンバーが好きな替芯に4C芯をあげたらどうだろう。
替芯を究めすぎて一周回って4C芯に落ち着いたのならそれはそれで興味深いが、そうでなければ私はちょっとがっかりするだろう。
そしてその人とは恋に落ちないかもしれない。

私が4C芯にそそられない理由は、まず互換性の問題がはなから解決しているところ。
次に金属芯であるということ。
特に後者。
金属芯はつまらない。
インクの減りが見えないからである。

替芯の楽しさって、使っている最中にちらちら分解しては、わあだいぶ減った、とか、なかなか減らんなあとかインクの残量をチェックできることにある気がする。
少なくとも私は。
だから中の見えない金属芯はつまらない。

もちろん一般のユーザーにも分かりやすい点、互換性が高く使い勝手が良い点、そしてどこでも入手できる点は本当に大事だと思うし、認めるけれど。

文具マニアの師匠にもらった4C芯たち。
こんなに使えません。
てゆうかOHTOばっかりですやん。
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# by mukei_font | 2010-05-03 23:52 | 替芯 | Comments(0)

WATERMAN・チャールストン。

意外にも私の万年筆ライフのスタートはPILOTでもセーラーでもなく、WATERMANからだった。
前々職場の課長からのいただきもの。
勤続@年記念の贈り物だったらしいが、全然使わないからと半ば強制的に押し付けられた。

当初から文房具に異常に執着していた私に、「文房具好き=万年筆も好き」と課長は思ったらしいが、課長の思惑に反して万年筆はとんとご無沙汰中で、もっぱら安い筆記具の研究にいそしんでおり、せっかくのいただきものを長く使わずにいたのだった。

そんなWATERMANの万年筆「チャールストン」が日の目を見ることになったのは、PILOTのインク「月夜」に出会ったことによる。
コンバータという道具があれば、万年筆でこのインクを使えるらしい。
万年筆かあ…
ということで、以前いただいたWATERMANの万年筆を取り出してみると、ちゃんとコンバータが付いていたというラッキー。

WATERMANはフランスの筆記具メーカー。
世界で最初に万年筆を作ったメーカーとしても有名。
これはあとで分かったことで、何もWATERMANやチャールストンに限らないが、舶来もののペン先はPILOTやセーラーなどの国産のそれよりも太い。
チャールストンに「月夜」を入れて最初に書いてみたとき、その筆記線の太さに驚いた。
これは…かなり字がでっかくなるなあ…
これが万年筆ってやつなのか。

これはその後いろいろな万年筆を試す中で、国産のものならちゃんと細い字が書けることや、舶来ものの中でも比較的ペン先の表示どおり細い字が書けるものから、まったくあてにならないものまで実にいろいろあることを知ることになるが、このときはよく分からなかった。
にもかかわらず、インクが文字になる感動は私の心をしっかりとらえてしまった。

ボールペンで書くような小さな字を書くには少々太いけれど、ぽってりとやさしい文字の書けるチャールストンは今でも大事な相棒の一人。
いろんな色を吸い上げてはやわらかな文字で楽しませてくれる。
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写真のインクはカランダッシュのグランドキャニオン。
このインクの素晴らしさについてはまた稿を改めて。
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# by mukei_font | 2010-05-02 14:38 | 筆記具・万年筆 | Comments(0)

週末文房具。

隔週の土曜日にだけ文房具を買う、恒例の「週末文房具」の日がやって来た。
今回は久しぶりに紙製品を買う予定。

今の店はノートやレター用品などの紙製品にいいのがなくて、それで出費がずいぶん食い止められている気がする。
とても物足りなくてさみしいが、少ない給料をやりくりしながら猫まで養っている身としては助かっていると言うべきか。

いや、でもやっぱりつまらない。
またノート買ってもたーーー
何書くねんーーー
すでに@冊以上あるのにーーー
と叫びながら、素敵に使いこなしているところを妄想してまた一冊、また一冊とノートを買うことこそ、真の文房具マニアの姿ではないだろうか(そうなのか)。

これは機会を見て社長に熱弁だな。
筆記具以上にそれは夢を見せられるものだ。

というわけで今日は素敵なノート(なのかな)を買う予定。
風邪で頭がぐるんぐるんしているが、それだけを楽しみに今日一日を乗り切ってみせる。
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# by mukei_font | 2010-05-01 08:05 | ノート | Comments(0)

リピート・プリーズ。

セール頑張りました。
万年筆のお客さんも約束どおりに来てくれたし、今日もまたPILOTのグランセNC売りました。
全体の売上のほんの一部でも、自分の接客が反映された売上があるのはとても嬉しい。

それ以外にも今日はリピーターの方たちがちらほら。
「こないだすすめられたやつ…」と話しかけられ、瞬時には思い出せなかったが、文脈から記憶をたどるとぺんてるのビクーニャをまとめ買いしてくれた人だった。
ずいぶん気に入ったらしく今日は替芯を買いに来たとのこと。
即座に思い出すことができずぽかんとしていると、「あなただったと思ったけど」と言われ、まあこの店でそんなに熱い接客をするのは確かに私くらいのものだ。
あのときは、「ぶっとく書きたい」とゲルの1.0を買おうとしていたお客さんに、「インクの乾きを気にせずがんがん書こうとするなら案外最近の油性はぬるぬるなめらかに書けますよ」みたいにジェットストリームとビクーニャを紹介し、お客さんがビクーニャを気に入ったのだった。
うんうん、よかったよかった。

そしてもうひと方は、ずっと以前、私が今の店に就職した直後くらいにパーカーの替芯を求めて来られたお客さん。
今の店は、替芯の回転がさほどよくないのか、廃番になった替芯がちらほら残っているのだが、その最たるものがパーカーの油性ボールペンのEF芯である。
パーカーの芯を買いに来られるお客様で、「これ、もっと細くならへんの」とおっしゃる方は本当に多いが、EFはすでに廃番、前の店では皆さんにあきらめてもらっていた。
にもかかわらず、今の店にはまだEF芯が在庫している。
激レア!
みたいなトークをしたのだった。
このお客さんも「以前あなたに替芯のことで…」と覚えてくださっていた様子。
ありがたいことです。

私はいわゆる一般受けする店員ではない。
よくも悪くもマニアック。
本当はにこにことただ笑っていたらいいのかもしれない。
だけど、お客さんの今後の素敵な文房具ライフを思うと、邪魔にならない範囲で妥協のない接客を試みたくなってしまうのだった。

文房具をもっと楽しんでほしいから。
そしてまたお店に遊びに来てほしいから。
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# by mukei_font | 2010-04-30 22:38 | 文具屋日記 | Comments(0)

ささやき店員。

今日は月一のセールの日。
世間はGWだがお客さん来てくれるかな。

セールの日に合わせて買うと、普段のディスカウント価格よりもさらに安くなるとあって、特に高級筆記具を買おうか迷われているお客さんにはそっと黒くささやくことにしている小生。

「セールの日だとさらにお安くなりますよ旦那…」

そんな黒い(全然黒くないが)約束を交わしたお客さんが、今日は少なくとも一人万年筆を買いに来られます。
熱弁したかいあって、当初の予算の倍以上もするセーラーの万年筆を選んでくださいました。

商品知識はさておき、実際に使ってみてよかったという感動は案外伝わるものだ。
そこには嘘も計算もなく、ただ真実と興奮があるからだ。

レジが大混乱じゃないときに来てほしいな。
せっかくの万年筆、おだやかな気持ちで買って行ってほしい。
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# by mukei_font | 2010-04-30 09:33 | 文具屋日記 | Comments(0)