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無罫フォント

猫町フミヲの文房具日記

PILOT・D-ink。

昨日のこと。
「この替芯に合う本体があれば…」とのお問い合わせ。
来た来た来た来た。
こういうのこういうの(ハアハア)。

芯のパッケージをちらと見ると一見PILOTのフリクション。
(フリクション?)と思いきや違った。
D-ink…
マニアック!
初めて見た。
替芯作ってたんや。
もちろんもうカタログにも載っていない。
前の文具店でも誰も知らなかった幻のD-ink。

PILOTのD-inkとは、消しゴムで消せるゲルインクボールペンのこと。
なぜ私が知っているかと言うと、昔大学院生の頃友達にもらったからだった。
当時はまだ類似品がなく、「をを…!」と興奮して使ってみたものの、インクの出方にむらがありすぎたこと、消しゴムでもすっきり消せなかったことなどで、替芯を買って使うほどははまらなかった。

あれから10年弱。
PILOTはフリクションで「消せるゲル市場」を席巻中。
フリクションの開発チームはD-inkと同じ人たちなのかしらん。
それともライバルだったのかしらん。
展示会で見かけるフリクションの熱すぎる担当者の顔を思わず思い出す。

結局、D-inkの芯の形がフリクションの芯の形と同形であることを確認し、フリクションの説明をする。
芯の太さは0.4、0.5、0.7。
最近0.4の替芯も出たし、本体さえゲットすればあとはウハウハの替芯ライフだ。
お客様は0.5の本体を買っていかれた。

替芯を買いに来られるすべてのお客様を愛している。
なぜなら文房具の神髄がそこにあるからだ。
by mukei_font | 2010-03-03 08:54 | 筆記具・ゲルインク | Comments(0)

by 猫町フミヲ@無罫フォント
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