PILOT・2020ROCKY。
2010年 03月 23日
PILOTの2020ROCKY(フレフレロッキー)。
これは懐かしいですね、と思わず声が高くなった。
使っていたのだ私も。
今では珍しくもなんともない、振れば芯の出るシャープペンが当時小学生の私にはどうにも眩しく、500円という大金をはたいて買ったのだった。
2020ROCKYは単に芯の出る仕掛けが面白いだけのシャープペンではなかった。
適度な軸の太さと形、重みがあり、書き心地もかなりのものだった。
カラー展開が今思えばLAMYのサファリに似ていて、黒、白、赤、青、黄だったと思う。
ちなみに私が使っていたのは黄。
2020ROCKYの代わりを探そうとするお客さんに、「今は振れば芯の出るタイプがとても多くて…」と説明しながらPILOTのカタログをめくってみたが、2020ROCKYのようなタイプのシャープペンはもうないのだった。
プラスチックの安っぽいのか、あるいはDr.グリップ系。
「そんなに前の商品になるんですか」
「そうですね…20年以上前のものですね…」
2020ROCKYの黒を愛用していた人のことを思い出す。
ペンを握る細い指まで。
その人のことをずっと長く私は好きだった。
振って出る構造と無骨なボディのダブルのメカっぽさに欲しくなり黒を買いました。
大人になって改めて見てもかっこいいですね!
白も買えばよかったかも。