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無罫フォント

猫町フミヲの文房具日記

新油性インク比較(ハイテク)。

せっかくの貴重な日曜日。
いくら文房具が好きとはいえ他にすることがあるのではないだろうかとも思うが、今日は新油性ボールペンの比較研究にいそしんでいた。

これまでもちょこちょこ取り上げているいわゆる「新油性」ボールペン(新油性使い比べ。参照)。
その書き味の比較をなんとか分かりやすく説明することはできないものかとここ数日頭を悩ませていたのである。

実際に使って書いてみるとそれらの違いは明らかだが、他人にそれを説明するのは難しい。
が、違いは確かにあって…
もうこうなりゃハイテクに頼るしかない。

というわけで、

三菱のジェットストリーム
PILOTのアクロボール
ZEBRAのスラリ
ぺんてるのビクーニャ

それぞれで文字をえんえんと書いたものをスキャナで取り込むことに。

まずどんな単語を書けばいいのかというところから始まり、最初は中国の王朝を順番に書くつもりがウィキペディアを熟読してしまうなど脱線し、疲れ、結局日本人に多い名字に落ち着いた(後述するが昨日の仕事との関連あり)。

が、ただ書くだけでよいと思ったら大間違い。
どんな紙に書くか。
その際に下に何を敷くか。
字の大きさをそろえる必要があることや、ある程度書き続けてインクの変化を見る必要があることにもすぐに気づいた。

これらの条件を満たすため、今回はLIFEのクリッパーノートをちぎったものを使用。
5ミリ方眼のマス目を埋める形で文字を書くことに。
ちなみに書くときは下にコピー用紙(64g/平方メートル)を一枚敷いた。

で、これがそれなのですが…
違いが分かりますか…
分からないですよね…
そうですよね…
新油性インク比較(ハイテク)。_f0220714_2338824.jpg

それでも読んでくださる方のために説明を続けると、左から、ジェットストリーム、アクロボール、スラリ、ビクーニャ。
すべて0.5。

一番左が一番濃くて安定しているジェットストリーム。
筆記線が黒々とみっちりつまっている感じがお分かりでしょうか。

左から二番目はアクロボール。
ジェットストリームに比べると薄く、この画像では分からないが実際はもっと「もそもそ」しています。
普通の油性ボールペンに近い「もそもそ」かげん。
5ミリ方眼のマス目を埋めるためには結構小さな文字を書かないといけないのだが、「もそもそ」ゆえに小回りが厳しいというか。
そして息切れ。
これも画像では分かりにくいが、二巡目の「伊藤」と最後の「加藤」で明らかに薄くなっています。

左から三番目はスラリ。
一見して他の三者よりも薄いのがお分かりでしょうか。
薄いなりに安定感あり。
今日の実験ではボテは出ず。

そして一番右がビクーニャ。
この画像ではまったく特徴が分からないのが残念すぎる…
こんなときに限ってボテが出ないという猫かぶり。
ありえにゃい。

全体的にこの画像からはジェットストリームがくっきりしていることと、スラリが薄いことしか分からない気がする。
すみません…

ということで、以下は参考画像。
昨日職場で発注書を書いていたときにそれぞれの特徴がくっきり出たので、発注書をこっそり持ち帰りスキャニング。
発注書は印鑑の発注書。
今日の実験で名字をサンプルにしたのもこの流れ。

まずこれがジェットストリーム。
くっきりしてます。
新油性インク比較(ハイテク)。_f0220714_07502.jpg

次にこれがアクロボール。
「笹川」あたりで息切れしてます。
新油性インク比較(ハイテク)。_f0220714_083697.jpg

次にこれがスラリ。
やっぱり薄いです。
新油性インク比較(ハイテク)。_f0220714_093030.jpg

そしてこれがビクーニャ。
なんだかあちこちがところどころ濃くなっているのがお分かりでしょうか。
「小野」の「野」の右側とか、「佐藤」の「藤」の草かんむりの一部とか。
新油性インク比較(ハイテク)。_f0220714_010175.jpg

以上、ハイテクな新油性インク比較でした。
だから何がいいとか何が悪いとかいう話ではなく、それぞれに個性があっておもしろいんだという話。

ぜひあれこれ試してみてください。
Commented by at 2011-04-21 16:29
体調が戻ったようで、よかったです。
春になったとはいえ、うっかりすると寒い日もあるので衣替えができません…
新油性のハイテク調査、おもしろいです!
ぱっと見て黒いのはやはりジェットストリーム、次いでビクーニャですね。
アクロボールの息切れもわかります。ムラがあるというか、油性らしい感じですね。
スラリは薄いですね…普通の油性と比べたらどうなんでしょう?
私はジェットストリームが滑りすぎるのでアクロボールを使っているのですが、まだ息切れは気にならないです。
長文を書かないことと、並行して使っているノベルティでもらったの普通の油性と比べて、というだけかもしれませんが…
ちなみに例のファンシー芯です。白いやつ。
Commented by mukei_font at 2011-04-25 08:42
>青さん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
ハイテク比較(ハイテクなのか?)楽しんでくださってありがとうございます。
いつまでたってもスキャナに慣れず、もたもたしてしまうのですが、頑張ったかいがありました。
そうなんです、アクロボールは油性らしい感じなんですよね。
ジェットストリームとビクーニャはもはや油性ではなく、スラリは最初から油性ではないですから、アクロボールこそが正統な気もします。
スラリは確かに他と比較すると薄いですが、普通の油性の0.5はもっともっとはるかに薄く、スラリのほうが濃いです。
それになめらかですしね。
by mukei_font | 2011-04-18 00:23 | 筆記具・油性ボールペン | Comments(2)
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