シャープロ会議。
2011年 07月 08日
平日はどうしても実験から遠ざかってしまい、なかなか進まないシャープロだが、それでも毎日10本のシャープペンを手に取るようには努めている。
現時点での課題は以下のとおり。
1.判定項目再考の必要性
判定項目、すなわち「濃さ」「強さ」「なめらかさ」「定着性」「消去性」を考え直す必要があるのではないかという話。
特に「強さ」について。
実験を行う中で「強さ」の判定が非常に難しいことは前にも書いた(男は黙ってシャープロナイト。参照)。
「強度」とは「折れ強度」のことであり、要するに書いている途中に芯が折れる折れないの話だが、小生はまず芯を折ることがない。
考えてみれば当たり前の話だが、小生のような「フォント字」は字の中に強弱が一切ない。
最初から最後まで一定の力で書いているのだ。
もちろん芯を少し長めに出して圧をかける実験も不可能ではないが、いかにもやりなれない不自然なことをすべての実験で等しく行うのは難しい。
ということでいったん「強さ」を項目から外すことに。
2.各独立変数再考の可能性
独立変数、すなわち筆記具であるシャープペンや、試筆用紙であるノート、消去性の判定に用いる消しゴム等についても再考の余地があるのではないかという話。
特にシャープペンについて。
例えば「濃さ」「なめらかさ」「定着性」といった項目の判定に、シャープペンの「片減り」が影響している可能性はゼロではないだろう。
たまたま「片減り」していたから濃くなった、なめらかに感じた、紙面が汚れた…
要するにあれだ。
クルトガでシャープロ。
そうすれば不安要素は一掃される。
「片減り」も一般的な感覚なのでは?とすでにシャープ芯を極めた前職場の先輩はアドバイスをくれたが、普通のシャープペンバージョンとクルトガバージョンを比べてみる価値はありそうだ。
とりあえず実験は「強さ」判定を除きつつ続行する。
「強さ」を除いたかわりに「硬さ」を項目に加える。
主観的な実験であることに開き直って「好き嫌い」判定も加える。
これだけやって全然シャープ芯の違いが分からなかったらどうしよう。
今恐れているのはそのことだ。
もう前進するしかないのだが…