疲れないボールペンを医者にすすめるの巻。
2011年 08月 15日
疲れないボールペンのおすすめ教えて、と前に言われていたことを思い出し、今はどんなのを使っているのかと聞くと製薬会社の名前が入った多色ペンだという。
前に見せてもらった時は三菱とかセーラーだった気がして、それなら…と候補らしきボールペンを複数本持って出かけた。
疲れないボールペンというとまず思い浮かぶのはPILOTのDr.グリップだが、そういうグリップに工夫をこらしたボールペンの他に、いわゆる「新油性」と呼ばれる低粘度の油性ボールペンもまた疲れないボールペンと言える。
個人的に前者が苦手なこともあり、わが家にはほぼ後者の筆記具しかない。
とりあえず前者用にDr.グリップを、後者用にジェットストリーム、アクロボール、スラリ、ビクーニャなどをチョイス。
さて、友達に会ってあれこれ話すうちに、小生は彼女の筆蹟や書く時の姿勢などをリアルに思い出していた。
愛用は三菱のキャップ式シグノ0.28で、年賀状の文字もいつも極細。
流れるような細い字を書く。
ということは細字派。
軽い筆圧で極細の文字を書くとなれば答えはおのずと決まってくる。
すばり、ジェットストリームでどうだっ。
と、マイジェットストリームを取り出す。
好反応。
一応疲れない軸ということでDr.グリップも出してみたが、中のAインクは気に入ったものの「重い」と一言。
軸の太さよりも重さが駄目だったらしい。
なお、ジェットストリームをすすめるにあたりインクの劣化のことが頭をかすめたので(ジェットストリーム最大の欠点について。参照)、何に使うのかと聞いてみると普通の提出書類だという。
友達は医者なのでカルテかと焦ったが、カルテはすっかり電子化されているもよう。
でもまあジェットストリームを愛用し、カルテに書きまくっている医者なんて全国に大勢いるだろうけど…
ということで、ジェットストリームに落ち着きましたとさ。
簡単すぎてつまらないが、いきなり答えにたどりついてしまったのだからしかたがない。
公平を期するためにアクロボールやスラリなども出すべきか迷ったが、彼女の持ち方と筆圧でなめらかに文字を書こうとするとアクロボールやスラリでは濃さがもの足りない気がしたし、ビクーニャにいたってはボテで紙面を汚してしまうだろう。
ちゃんと覚えてくれたかな。
ジェットストリームですよ。