反省会とガラスの靴。
2011年 10月 01日
先月の半ばから他店に異動になってしまった同僚と久しぶりに落ち合い、仕事帰りに吉野家で牛丼を食べたのだったが、満腹になったという油断と週末であるという油断から痛恨のミス。
ごちそうさまでしたーお会計お願いしますーというタイミングで、なんと店員に「(こちらへ)どうぞー」と声をかけてしまう。
どうぞー、じゃねえ。
お会計する側じゃなくてされる側だった。
連日レジの中からお客さんの列に叫びまくっている習慣恐るべし。
店員苦笑、同僚爆笑、小生退場の一幕だった。
あー
いろんな店での「いらっしゃいませー」の連呼に反応しようとする衝動を抑えることで勝利した気分になっていたが、まさかこんな落とし穴が。
でも、長蛇の列を気持ちよくさばくのって本当に大変なんです。
閑話休題。
まあそんなわけで連日頑張って文房具を売っているわけですが、店全体、あるいは会社全体の売上はともかく猫町的にはなかなかの好成績。
「また買いに来る」という儚い約束を交したお客さんたちが本当にそれぞれに買いに来てくださり、セーラーのプロフィットが、PILOTのカスタム74が、カスタムヘリテイジ912が、あるいはタイムラインが、グランセが、そして色彩雫の新色たちが…
もちろんいいことばかりではなく、例えば長蛇の列とスタッフの人手不足ゆえに、追究したら解決できたかもしれない替芯を断らざるを得なかったり。
一目見ただけで替芯を言い当てられるということは、一目見ただけで時間がかかるかどうか分かるということなので、これはもう仕方がない選択だった。
あーあのペンを持って来た人は「チッ…使えねー店員だな」と思っただろうな。
「所詮この程度の実力か」と思っただろうな。
もしかしたらそれがシンデレラのガラスの靴を持ったお城の使いだったかもしれないのに、肝心なところでうまく立ち回れない小生。
ガラスの靴が遠ざかって行く。
そんな反省会を連日繰り広げて泥と化していたここ数日でした。