続・ジェットストリームにじみ抜け問題リターンズ。
2011年 10月 08日
猫町調べの紙比較のところ。
裏抜けと裏写りで少しニュアンスの違いを出してみました。
で、今日も昨日の続きです。
せっかくの休日に窓ガラスの修理に叩き起こされ、朝から仕事モードでギンギンしているので(こりゃ反動が来るな)。
昨日の記事や、それ以前の記事にいまいちピンと来ていない方のために今日は画像付き。
窓ガラスがバキバキに砕かれ、外されていくのを横目にハアハアノートを撮影する悲しき文具マニア。
まず家計簿から。
使用しているのはミドリの家計簿「月間+週間・コックさん柄」のA5サイズ。
今年の8月で5冊目に突入しましたが、この1冊目に非常に良い比較材料が。
2008年の9月にジェットストリームの0.5が出て、家計簿によると小生は9月25日にそれを購入しているのですが、それ以前はPILOTのジャストミートスリムに三菱のS-7Lという油性芯を入れたボールペンを愛用しておりました。
もちろん家計簿もそのペンでつけていたのです。
ということで同じ紙における普通の油性インクと新油性インクの比較が可能。
こちらがS-7L(普通の油性インク)使用時。
9月16日や17日の「食料」の下に裏側から書いた文字が少し見えています。
普通の油性インクだとこんな感じの裏写り。

一方こちらがSXR-5(ジェットストリームのインク)使用時。
かなりはっきりと裏のページの文字が見えると思います。
写真だと分かりにくいですが、少し黄色みをおびた油っぽいインクが抜けてきています。

別の箇所はこちら。
S-7L(普通の油性インク)使用時。
右下の空欄にご注目。
裏面の文字は読めません。

一方SXR-5(ジェットストリームのインク)使用時。
うさむしと焼肉に行ったらしき記録が読めます…

ミドリのこの家計簿にどんな紙が使われているかは分かりませんが、とりあえず家計簿はこんな感じ。
昨日も書いたようにこれはもうしかたがないので「(裏抜けも)素敵やん?」路線でジェットストリームを使い続けております。
さて他のノートはどうでしょう。
これもまたどんな紙で作られているかの詳細が分からないのですが、とある文房具屋がオリジナルで作ったノートがあります。
確か手帳用の紙を意識した、薄いのににじみや裏抜けのしにくいなめらかな紙を使用ということだったはず。

きゃーこれはかなり抜けてきておりますなー
やっぱり薄い紙はかなりの厳しさ。
小生はトモエリバーを使っていないので分かりませんが、ダ・ヴィンチユーザーやほぼ日ユーザーは大変なことになっている気がする…
いや、紙がクリームがかっているのは案外重要な要素だからトモエはまだなんとかなっているのか…
続いてミドリのMDノート。
小生が絶賛してやまないミドリのMDペーパーをもってしてもこんな感じ。
もちろん書いた直後はこうなりません。
時間の経過とともにであります。

そして最後はLIFEのシンフォニー。
シンフォニーはちょっと変わっておりまして、昨日の記事を訂正したように裏抜け自体はMDよりもましで、「ちょっと濃い裏写り」くらいにとらえることもできるのですが、他の紙にはない特徴というか弱点がある様子。
というのも、書いた文字がそのまま裏に抜けていくダメージよりも、書いた文字が直接触れる紙面のほうに影響が出るようなのです。
例えば右側のページにだけ文字を書き、左側のページを真っ白にしておいたはずが、ノートを閉じて保管しているうちに左側の白いページに右側に書いた文字のインクが付着し、その部分が黄色く変化してしまうという…
これは他のノートには見られない、Lホワイトライティングペーパー特有の現象。
写真…見えるでしょうか。
写真全体の右側、うっすらと縦に黄色い筋があるのがお分かりですか。
「ハンバーガー」の「バー」のあたりから下にすっとのびている筋が。
これは左側のページにジェットストリームでごしごし書いた絵(あまりにも気持ち悪いのでアップは控えた…)のインクが付着し、紙が黄変したものです。

ちなみにこのノートは夢日記で、左側のページには夢のおおまかな筋やイラストをジェットストリームで書き、右側のページにはそれを見ながら文章化したものを万年筆で書いたもの。
したがって他のページでは、左側のページにジェットストリームで書いた文字の部分のインクが右のページに付着し、「ほんのり黄色がかったライン」という形で紙が黄変しています(全部がというより一部一部が黄変する感じ)。
が、写真が非常に分かりづらいので変則的ですがこの写真を採用しました。
まあこんな感じでどんないい紙でも、ジェットストリームは何らかの影響を及ぼすということがお分かりいただけたと思います。
他のノートには見られなかったLIFEのLホワイトライティングペーパーの黄変などを見ていると、よっぽどLホワイトライティングペーパーは吸水性がいいんだなあと逆に思ってしまうほど。
LIFEというメーカーの紙へのこだわりと情熱が並々のものではないことは今さら小生が言うまでもないことですが、どちらかというとLIFEが意識しているのは万年筆のインク。
まさか150円そこそこのボールペンにこんな落とし穴があるとは…
でもその150円そこそこのボールペンが爆発的にヒットしている限り、ジェットストリーム×LIFEのノートという組み合わせを快適に感じるユーザーも大勢いるだろうし、もちろんその組み合わせをやめさせるわけにもいかないし、考えてみれば本当に大変なことなんです。
実際、紙製品使用時に起きたトラブルは筆記具ではなく紙製品にクレームが行くそうで、これはもう想像しただけで頭を抱えたくなります。
筆記具メーカー、紙製品メーカー、それぞれが日々努力していい商品を開発して、だからといってその両者が完璧に良い関係になるとは限らないんですよね。
だからこそ、ユーザーも少しは知っておくべきだというのが小生の考えです。
こんな記事を書いて、ジェットストリーム人気に水を差してやろうなどと馬鹿なことを考えているわけがありません。
誰よりもSXR-5を愛している小生ですから。
ただ小生は単に文房具が好き☆とか素敵☆とかではどうしても終わりたくないのです。
もちろん素人なので限界はあるけれど、商品開発に燃える研究者たちの知性や技術や努力に敬意を表しながら、一緒に考えたいし、感じたいし、愛したいと思うのです。
そしてその道具を使っていい仕事をしたり、何かを生み出したりしたいのです。
最後に今回の一連の記事は「ジェットストリーム0.5の黒」のみを取り上げたことを明記しておきます。
しばしばいろんな方からいただくコメントには黒以外の色のにじみ抜けについての報告もありますし、中には0.7や1.0のユーザーもおられると思います。
また調査していないだけで、同じく新油性系のアクロボールやビクーニャやスラリがどうなるかはまったく分かりません。
繰り返しになりますが、ジェットストリームだけを貶めるためにこの記事を書いたわけではないことだけはお分かりいただきたいと思います。
事実を知ること。
その上でわれわれは選択することができます。
それは自由でとても楽しいことだと思います。
いつも楽しく拝見させていただいています。
私は、色彩雫でググって出会いました。しかし、猫町さんのブログを読んでるうちに、他の文具にもハマり、早速ジェスト0.5黒と1.0青を使っています。仕事ではビクーニャ桃を最近使い始めました。ジャジャ馬ですがそこがかわいい(変)ところで、猫町さんは、「ビビビ・ビクーニャ」という、ブログ小説をご存知でしょうか?オススメです
PS ご存知かもしれませんが、デジカメで画面いっぱいに白い紙を撮影すると、カメラの計算上、18%グレーに写ってしまいます。露出補正プラスにして明るく写すと本来の色が出やすいのでおためしください。
文房具の悩みがあってコメントさせて頂きました
回答頂けたら嬉しく思います。
私はSARASAclipの書き心地が好きで愛用していますが、軸が細すぎてあまり好きではありません。なのでこの芯を他の本体に移植して使いたいと考えていますがどういったペンと互換性があるのかが分からないのでご存知なら教え絵頂きたいと思います。
ちなみに私はDrグリップのような太い軸が好みです。(Drグリップ)にはSARASAの芯は使えませんよね?
はじめまして。
ようこそ無罫フォントへ。
うれしいコメントありがとうございます。
ジェットストリーム0.5、少々神経質なところもありますが、かわいがってあげてください。
デジカメについてのアドバイス、ありがとうございます。
「露出補正プラスにして明るく写す」…そんな高度なことが小生にできるのでしょうか…
まず説明書を探すことから始めてみます…
文房具について好き勝手に書いているだけのブログですが、今後ともよろしくお願いいたします。
はじめまして。
ようこそ無罫フォントへ。
ご質問の件ですが、おそらくサラサクリップの芯(JF芯)はDr.グリップゲルの本体に入ると思います。
http://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/gel_ink/drgrip/index.html
あいにく手もとにもおそらく職場にもDr.グリップのゲルはなく、実験ができないのですが、Dr.グリップゲルの中に入っている芯と同じLG2RFが入っているGノックというペンが手もとにあり、それにJF芯と同型のノック式シグノの芯やぺんてるのエナージェルの芯が入るのでおそらくいけるのではないかと思います。
ちなみに上記のHPを見ていただいたら分かると思うのですが、どうも廃番予定みたいですね…
急いで入手されたほうがいいかもしれません。
*替芯マニアの方で、「いやそれは間違ってるで。入らへんで」の場合はぜひご指摘ください。
私の手帳は赤の部分などは裏は蛍光ピンクみたいな色になっちゃいます。家計簿に書いた緑は裏には染みているけど表側がすごーく薄くなってしまっている。
でも私もジェットストリームをすごーく愛してるんですよねー。
手帳と一緒に連れて歩けないのが悲しいです。
その後スタイルフィットが出てからは、手帳にはシグノ芯を使ってますね。
ジェットストリームは裏紙にメモしたり、普段使いに重宝してます。軽く書けるので、議事録用のメモを取る時にありがたいですよ。
おはようございます。
廃番予定でもまだ取り寄せは可能だと思いますよ。
単色サラサのJF芯がお好きとのことですが、例えば多色サラサのJK芯ではだめですか?
それでもよければハンドフィットライトにJK芯が入ったものがあります。
芯径が細くなるのでインクの減りは速くなりますが。
あとはノック式シグノのUMN-152シリーズ。
こちらはサラサクリップよりも少し太い程度の軸でDr.グリップのようなむっちり感はありませんけど。
入手が面倒な場合は代わりに手配しますのでメールをください。
追伸
今ZEBRAのHPを見ると載ってなかったのですが、エアフィットにJF芯が入ったものが以前あったように思います。
今日カタログで調べてきます。
こちらも取り寄せは可能かもしれません(確認は連休明けになりますが)。
むっちりした本体がお好みなら三菱ピュアモルトゲルUMN-515や、ユニボールシグノスタイルUMN-302はどうでしょうか?DR.GRIPゲルに比べたら軸径が太い割に軽すぎるのですが、普通のシグノのノック式よりは太めちゃんですよ。
JF芯というのは全くわからないのですが(^_^;)、むっちり、どっしりボディが好きなので、一推しは多色のDr.GRIP4+1で、インクはスタイルフィットのシグノ芯ですけども。
おはようございます。
JF芯というのはノック式シグノのUMR-85Nとほぼ同型の芯のことですよ。
シグノスタイル、なつかしい。
正直今はあまり店頭では見ないですが、確かにむっちりしてましたよね(今カタログで調べたらシグノ207シリーズと同サイズなんですね。こっちに変わっていくのかな。これ、むっちり感よりグリップのでこぼこが気になる系ですよね)。
全体的にむっちり系は廃番になる傾向にあるのか、Dr.グリップのゲルもエアフィットのゲルも終了の流れ。
PILOTのベガにも昔はゲルがありましたもんね。
ファンはきっと嘆いているはず!
もしかして明晰夢を見るために…?
昔から、夢の中で夢と気づいて自由に動きたい願望があるのですが、
最近は気づけないのでできないのです(T_T)
どこかで夢日記をつけるといいよ、みたいな記事を見たことがあります。
なんで夢日記をつけているのか、すっごい気になります!!
はじめまして。
ようこそ無罫フォントへ。
「電網郊外散歩道」拝見しました。
なんと小生のブログを記事に取り上げてくださっていて感激いたしました。
お返事がこんなにも遅くなってしまい申し訳なく思っております。
ジェットストリームのにじみ抜けについては、要するに湿気の問題が大きいのかなと思います。
しかしいくら難ありといえどもすでにジェットストリームなしでは仕事もままならない状況。
「(にじみも)素敵やん?」路線で使い続けていくことになりそうです。


