PILOT・オプト。
2012年 07月 19日
年賀状のときは確かあかぎれと闘っていたはずが、今はしたたる汗に四苦八苦。
なんてハードな気候なんだ日本は。
さて、マイペースで文房具の話を。
もうね、流行を追いかけるのはあきらめました。
そのぶんじっくり定番文具を語りたいと思います。
今夜取り上げるのはPILOTの油性ボールペン、オプト。
このブログを読んでいる方の中には熱烈なファンもおられることでしょう。
分かります。
だって人気者でしたから。
ちなみに小生は3本持っていたのですが、今残っているのはこの1本だけ。
残りの2本は限定軸だったのですが、オプト好きの同僚にあげてしまいました。

この軸を買ったのはもちろん星屑に心惹かれて。
これぞまさしく小宇宙(コスモ)…とひそかに熱くなりながら購入したことを思い出します。
オプトのいいところはいくつかあって、小生はまずリフトクリップがありがたかった。
それならZEBRAのタプリクリップでもいいような気もするのですが、タプリクリップはどうしても100円ボールペンの範疇。
パティントやクリフターにはさらに「うるさすぎる」という欠点が。
次にありがたかったのは重み。
そしてグリップが少々太いこと、そしてちゃんとラバーグリップであること。
小生はオプトを仕事中に発注書を書くのに使っていたのですが、発注書に書く文字は普段書く文字よりも速く大きく書くことが多く、軸の重みやグリップの太さはその際に非常に有益でした。
普段は細かいところまで正確に文字を書きたい小生でしたが、仕事中はそうでもなかったのと、何と言うか…いつも同じボールペンだと飽きてしまうんですよね。
その点オプトは200円で楽しませてくれる。
100円ボールペンにはない満足感が得られる。
それは書き心地という点もそうだし、種類豊富な軸のデザインという点でもそうだと思います。
もちろん200円ですから、デザインといってもそんなに期待してはいけないのかもしれません。
でも小生がここで言いたいのは、ちょっとした気分転換になるようなデザインという意味。
そういう意味では十分に機能しているのではないでしょうか。
先に、「オプトは人気者だった」と書きましたが、それは小生の錯覚ではないと思います。
PILOTが何度も限定軸を出してくるのもオプトが人気だからだと思いますし、お客さんの反応も決して悪いものではありませんでした。
いつものアイテムの中にポッと新しいもの、明るいもの、楽しいもの、華やかなものを加えたい(ただし安価で)という場合にニコニコと力を貸してくれるのがオプトという気がしています。
なお、オプトの実力はそれだけではありません。
芯が長い。
そうです、油性ボールペンの長いほうの芯(BPRF)が入っています。
ノック式の油性ボールペンで長い芯が入っているボールペンというのが各メーカーでいくつかあるのですが、オプトがまさにそれ。
これはうれしい人が多いんじゃないでしょうか。
このような「軸のデザインの豊富さ+経済性」が愛されるのか、文具店員時代の同僚の何人かはオプトを使っていました。
ジェットストリーム等の「新油性」が台頭していくにつれて減っていきましたが、それでも使い続けている同僚もいました。
そして小生はいつもその人たちのことをまぶしく思っていました。
その人たちが芯を入れ替えているとドキドキしたものです。
あんなに長い油性芯が空になることがあるんだな、と。
それに比べると、新油性ボールペンの替芯やゲルインクボールペンの替芯などひよっこです。
それらはさくさくと減っていくからです。
早くなくなってあたりまえなんです。
小生は文具店員時代、いろんな替芯を売ってきましたが、実は一番尊敬している替芯の一つがこのBPRFでした。
ZEBRAのH-0.7や三菱のSA-7N、ぺんてるのBKLも同じく。
これらの芯をまとめ買いする人が本当にまぶしかったです。
ああ、もう小生はこんなに字を書くことがないだろうという悔しいような、かえってすがすがしいような気持ちで何度もお客さんに確認したものでした。
しかし、PILOTのHPにはオプトの限定軸の情報は出ないんだなあ(まあオプトに限らずだが)…
いつか不意打ちで見たことのないオプトに出会えることを願いつつ。
実際はピンクのストーン柄しか使っていませんがかなり禿げてきました。この柄が好きなのでもう1本買ってたりして(笑)
替芯も赤と、黒の0.5ミリを買ってあるのですがなかなかなくならないので替えるチャンスがありません。
(本体がたくさんあるので替芯買わなくていいんですけどね!)

ボールペンもシャーペンも両方書き味がよく、いっぱいいっぱい意味もなく文字を書き続けたくなります。
いつも「この書き味の理由はなんなんだ?!」と思いながら、なんとなく字も綺麗になった気がして気持ちよさに酔ってしまいます。

愛用してるのはメタル。どこかのレビューで昔の電気ポットみたいだと書かれていたので即購入。
フォルムの美しさが一番実感出来るのはメタルだと思いました。
アロハコレクションも各2本ずつ購入。他にはカーボンとスターダスト。
0.7の赤、黒。0.5の赤、黒、青のリフィルで計5本が常にペンケースに入ってます。0.5の黒で書く時が一番好きですね~
しかし、インクがなかなかなくならなくて…
使い切った時の達成感は半端無いでしょうね。

また、他のページですが、「ふみ@さん元気でね~」は思わずウルッとしました。「おとし玉」には吹いてしまいました。
よかったです。
ちゃんとファンの方がおられて安心しました。
アロハちっくな柄のは小生も持っていました。
同僚にあげてしまいましたが。
あのシリーズは冬になると売り場で浮いてしまって大変でしたよ…
熱いコメントありがとうございます。
それにしてもオプトファンは実際に何種類もの軸を入手されているんですねえ…
PILOTの人、ここを見ているといいな。
こんなにもオプトは愛されていますよ!
この記事がきっかけでオプトを購入されたとは…
とてもうれしいです。
それから別のブログまでお読みいただいてありがとうございます。
へこんだときはいつもあのメッセージを思い出して頑張っています。
使えば使うほどその魅力に引き寄せられます。
キャップ式の替芯をノック式の軸で使えるというのは素敵ですし、長時間戦闘を考慮した軸の太さ握りやすさ書きやすさ替芯自体の長さ。
本当に書くことの好きな人たちが開発したのだと思います。
わたしの持つは四本。
限定軸でテキスタイル・パターンなコンテンポラリー・アートみたいなモノを二本。透明軸で市松模様を一本。
真夜中の青を一本。
三本を最前線で使用中です。

この前、お店のレジでこの柄を使い、かわいいな~と買いに行き、
猫町さんの好きそうな青なのかな~?オプトの記事あるかな~?
と検索したら、見事にヒット(笑)
中の芯見てびっくり!!使いきれるのかな?(笑)
確かにあのオプトは柄に飛びついてしまいました。
青の色味は好みからは少し外れるのですが、星空が好きなので。
芯が長いので、文房具屋の同僚たちにはわりと人気がありました。
小生のように替芯にハアハアしない真面目な子たちが使っていた印象があります。