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無罫フォント

猫町フミヲの文房具日記

2012年Bun2大賞についてのブング・ジャムの文具放談を読む。

昨日の続きでBun2というステーショナリーフリーマガジンの話。
昨日の記事で言及した「2012年Bun2大賞」について「ブング・ジャム」(高畑正幸氏、きだてたく氏、他故壁氏氏からなる文具ユニット)のお三方があれこれ語り合っているのを読んだ感想を少々。

1位のデコラッシュから順番に、それがどういう文具で、どういう層に支持されていて、どういうおもしろさがあるかということを相変わらず楽しげに語っておられる。
シヤチハタの「ケズリキャップ」のくだりは特に力が入っていて、ああいう単純な仕組みの文房具をここまで深く解釈しながら盛り上がれる感性に思わずにやりとしてしまったり。

全体的にまあ楽しいことは楽しい。
でも、こういうことはいくら素晴らしい人が言っても最終的には自分が決めることなので、うのみにしなくてもよい。
自分にはない感じ方を「ほう」と思いはしても、だからといって低評価だったものの評価を急に上げなくてもいい。
そう小生は思っている。

例えばデコラッシュは昨日も書いたように転写に問題がないとはいえない、と小生は思う。
だからデコラッシュがダメだということではなく、失敗したときにダメージの大きいライン使いはやめて、短い転写を繰り返して賑やかすように使えばどうか、という風に考えてみることができる。
なのでデコラッシュの欠点に言及する一面があっても、それイコールネガティブキャンペーンにはならないはず。
ということで、もっとつっこんだコメントがあってもよかったように感じた。

でも、当然のことながら全体的にはポジティブな言葉が並ぶ。
本当に聞きたいのはそんなことじゃないのにな、と少し残念。

一つどうしても個人的に物申したくなったのは、ナカバヤシのレスカットというテープカッターのくだり。
これがレジまわりで使えるのではないか、というのは「ない」と思った。
申し訳ないがこのコメントにはリアルが感じられなかった。

いったいそれはどんなレジまわりだろうかと考えてみた。
可能性があるのはお中元やお歳暮のシーズンの包装のコーナーのような、かなりスペースに余裕のあるレジまわり(しかしそれははたして「レジまわり」と呼べるだろうか)。

でかい。
とにかく嵩高いのだ。

使ってみてください、とメーカーの人に言われ、働いていた文具店のレジに導入され、半日ももたずに撤去された。
でかすぎたのだ。
テープを等しく同じ長さに切れる機能と、テープカッターの嵩高さを比べたら、圧倒的に前者は不要だったという…
まあ文房具屋のレジでは、という話ではあるが…

しかしこの「嵩高さ」というのはまったくもって無視できない要素で、ニチバンの「直線美」がヒットしたのも嵩高くなかったからだと個人的には信じている。
いくら切り口がまっすぐでも嵩高かったら…それはかなり悩ましいものだ。
ただでさえテープカッターはそれなりの存在感を持つものなので、便利な機能と同じくらい嵩高さについても配慮すべきものに思う。

あとはコクヨのドットライナーフィッツについて。
塗りたてなら貼り直せるナイスなテープのりで、コクヨは学生向けに出したようだが、つめ替え用テープをわしづかみにしてレジに持ってくるのは大人だった。
だいたいテープのりなんて安くはないものだし、学生のようにせっせと貼るものがあるとあっという間になくなるはずなのに、本当にテープのりを買えるくらい学生ってリッチなんですかね…

いや、そんなことが言いたいんじゃなくて、このドットライナーフィッツのすごいところは、貼り直しができるのに、時間がたつとしっかり貼り付くという点。
貼り直せるだけなら弱粘?と思いきや、6時間経過するとなんと強粘着のものと同じくらいの強度になるという…
これはすごい!

が、失敗したのであった。

なんと、このテープのりで封をした封筒が、相手に届いた時に開いてしまっていたのだ。
なぜ?
時間とともに強粘着になるのでは?

と思って、上記にリンクしたドットライナーフィッツのサイトを見てみると、「封筒の口止めには適しません」。
(´_ゝ`)
ああ、俺が悪かったよ…
完全に見落としてたさ、そんな注意書きは…

でもなぜ?
時間の経過とともに強粘着になるのであれば、時間が経過さえすれば封筒の口止めにもOKということになるはず。
小生の場合、果たして6時間が本当に経過していたかどうか自信がないが、それでもなんとなくすっきりしない話ではある。

いや、そんな話をしたいのでもなかった。
このドットライナーフィッツに関するブング・ジャムさんたちのコメントについてだった。

この「貼り直しができる」機能について、「あっ」という失敗を恐れなくてもすむことへの共感で話は盛り上がるわけだが、文具王の「全ての文房具にアンドゥ機能が欲しい」という言葉を読んで小生の頭に浮かんだのはやはり最初に述べたデコラッシュだった。

デコラッシュだって「あっ」はいやでしょ。
あれがもしアンドゥできたらなー…

と、ここでデコラッシュからの連想で思い浮かべたのが修正テープ。
デコラッシュはなくても生きていけるが、修正テープは結構使う。
筆記具には特にアンドゥを求めないが(フリクションは特に必要に思わない)、修正テープだけはアンドゥしたい。

あのしょうもないところまでラインがかぶさった感じ。
許せん。
完璧に消したいのにちょこっとまだ線が残っていて、かぶせて消そうとすると今度は引きすぎる感じ。
許し難し。

もっとも修正テープの引きすぎ対策にはトンボの修正テープモノPSというテープリムーバー付きのものがあるにはあるが、ひそかにあれは病気です。
すみません。
使ったことがあります。

誰か、修正テープのアンドゥを一刻も早く何とかしてくれーーーーー

ということを、コクヨのドットライナーフィッツのくだりで思ったのでした。
まあいろいろ思うわけですよ。
すべての読者の方がそうであるように。
それが楽しいわけですが。

繰り返しになりますが、こういうことはいくら素晴らしい人が言っても最終的には自分が決めることなので、こういう放談もうのみにしなくてもよいのです。
ほうほう、と思っておればよいのです。

もちろん猫町が何を言ったかについても同様に。
Commented by チェスナ at 2013-01-14 23:01 x
ドットライナーフィッツを鼻息荒くしながら発売とほぼ同時に購入した者です。
コクヨのHPで情報を知り、興奮しながら試用しましたが、あのガッカリ感は今でも忘れられません。それでもテープのりということのアドバンテージは引き易さに関しては優秀なので、ずっと使用していましたが、学生(現役中学生)にあの出費は痛いです。
私は安いスティックのりに仕方なく移行しましたが、周りでは使っている人も案外多いですよ。クラスの過半数はテープです。
Commented at 2013-01-14 23:45 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by at 2013-01-17 12:28 x
「Bun2」、初めて知りました。
めちゃめちゃ読みたいです(・´з`・)

テープカッター、直線美の大きさは確かにですねー。
凝ったテープカッターは全部デカイです。
ウチの場合レジではなく内職仕事的な使い方ですが、直線美の小さくて比較的軽いのに、テープ引いた時微動だにしない所が気に入ってます。

封筒の封止めに関して思ったのは、例えば書いてすぐ投函した場合、回収時などに他の封筒の擦れて封を剥がす可能性があるのでは?と思いました。
私は付けてすぐ、二度と開かねーよ、くらいの心意気をノリに求めるので、ドットライナースタンプ愛用してますw

修正テープのアンドゥ機能ですか、なるほど。
逆回転すると戻ってくれたらいいですねー(・∀・)
私は現在、引き摺りに関してはカチットである程度解決してます。
カチット自体に別の不満がない事もないのですが・・・

うーむ、毎回コメントが長文ですみません(´Д`;)
猫町さんの記事を読ませていただくと、書きたい事が多すぎて困りますw
Commented by mukei_font at 2013-01-18 22:39
>チェスナさん
ガッカリ感、というのはどの点に関してでしょうか?
貼り直しが案外できなかったとか?
テープのりの詰め替え用テープは大人にもけっして安いものではないように思います。
もちろんあれだけの商品なのだから値段には納得なのですが、贅沢品だから特別な時だけにしよう…とついつい身構えてしまうんですよ。
まあ小生が貧乏性なだけかもしれませんが…
Commented by mukei_font at 2013-01-18 22:40
>非公開コメントさん
なるほど、デコラッシュの失敗には消しゴムが有効なんですね。
今度試してみます。
ありがとうございます。
Commented by mukei_font at 2013-01-18 22:44
>松さん
「Bun2」、大阪なら比較的入手が容易なはず。
頑張ってください。
テープカッターに限らず、事務用品が無駄に嵩高いのが個人的に大嫌いなんです。
自分がかなり散らかすほうなので、事務用品まで嵩高いとどりゃーーー(ちゃぶ台)となってしまうというか…
テープカッターは確かに重みが非常に重要なので、理想はスリムでしっかり重みがあるものですよね。
昔、ニチバンから南部鉄のテープカッターが出ていたように思いますが、ナカバヤシのレスカットはこれよりも大きかったように思います。
ドットライナーフィッツについてはそうかもしれません。
郵送中というのはなかなかタフな状況ですもんね。
いつか時間経過と粘着強度の実験をしてみたいです。
修正テープのアンドゥですが、小生の場合、テッテ的に確実に引いてやんよ、くらいの心意気を修正テープに求めるので、そうそう容易にはアンドゥできないのです。
ちなみに3Mの微修正派です。
by mukei_font | 2013-01-14 21:47 | 文房具与太話 | Comments(6)

by 猫町フミヲ@無罫フォント
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