筆箱拝見!~あむさん篇・下~
2013年 04月 30日
あむさん、のろまな猫町をおゆるしくださいね。
ちなみに前回の分はこちら。
筆箱拝見!~あむさん篇・上~
さて、前回も書きましたが、あむさんといえば「キティさんと極細の油性ボールペン好きの方」というイメージなわけですが、後半である今回はまず極細の油性ボールペンからスタートです。
こちら。
ZEBRAのクリップオンスリムなんですが…
中の芯が4色とも全部0.4になっています。
いいですね!
好きですよこういうの!
要するにもともと入っているSK-0.7をSK-0.4にしたわけですが、通常SK-0.4は黒と赤しかないことになっています。
カタログ等には黒と赤しか載っていないんですね。
店頭で替芯を売っている文具店でもSK-0.4は黒と赤しか置いていないのではないかと思いますし、文具店員も知らない人が多いのではないかと思います(小生も知りませんでした)。
が、ZEBRAのサイトで替芯を買う場合には青も緑も買えてしまうという…
これはこのブログのコメント欄であずさんに教えていただいたのですが、そのあずさんのアドバイスをあむさんが実行してこのペンが誕生したというのがおもしろい(名前が似すぎていて混乱しますが別人物です)。
ああ、「無罫フォント」にも意味があったなと思うわけです。
特にセンスを感じるのが、このクリップオンスリムが透明軸だということ。
SK-0.4のほんのり緑がかった芯が透けて見えて、これがちょっとしたカスタマイズだということが分かります。
カスタマイズにもいろいろありますが、小生はちょうどこのくらいが好きなんです。
同じメーカー間の芯で無理がなく、ほとんど自己満足なんですが、ほんのちょっとした主張もある。
主張といっても世間に対してではなく、カスタマイズした自分自身に対してのささやかな合図みたいなもの。
ここまでしたんだから大切に使いましょ、という目くばせみたいなもの。
そういうささいな工夫で幸せになるから、替芯とかカスタマイズが大好きなのかもしれません。
もちろんこれは猫町の勝手な意見ですが…
さて、お次もかなり素敵なアイテム。
こちら、ステッドラーのアバンギャルドのANAバージョン。
もともとノベルティものには評価が甘い猫町ですが、これは本気でかっこいい!
名入れされていてもこういう上品さだとまったく問題ないですよね。
ほらほらさりげなく飛行機。
他人様のものなのにハアハア言いながら写真を撮らせていただきました。
本当にこういうの、大好きです。
デザインがどうとか難しい話じゃなく、ちょこっとだけ誰かを喜ばそう、驚かそうというかわいくてあたたかい気持ちがうれしいですよね。
お次はこちら。
これまたハアハアアイテムです。
こちらはPILOTのスーパーSというボールペンなんですが…
なんと緑!
緑がありますよ緑が!
それだけでハアハア度MAX!
あむさんは分かっておられるなあ…
絶対小生がハアハアすると分かってて持ってきてくださったに違いないんですから…
じっくり見てください、緑のスーパーS。
もともとスーパーSって80円のキャップ式のボールペンにしては軸がインク色に合わせた透明軸で洒落ているんですが、もう見なくなったこともあって緑のきれいなこと…
まさしくパシャパシャ激写してしまいました。
スーパーSについては以前、筆箱拝見!〜優煌海さん篇・おまけ2〜で少し書かせていただきましたが、実は使い心地的には口金のカタカタなる感じ、チッチッと音のする感じが苦手でありました。
使う分には口金までプラスチックでできた三菱のもっさりしたキャップ式ボールペン(現在は廃番。芯の太さがちょっと細い、今の芯とは形状の違う芯の入ったもの)なんかが好きでしたね。
それでも。
それでもスーパーSは素敵だし、その緑を持っているあむさんはすごいと思います。
緑色の替芯がなくても(当初はあったのでしょうか?)、黒のBPRFを入れたらいいんですから。
どうか大切に使ってくださいね。
お次はこちら。
ロットリングのティッキーです。
まったくもうあむさんという方は、キティラーだけで終わらない実に楽しい文房具好きさんなんです。
前半だけのチョイスの方や、後半だけのチョイスの方というのはたくさんおられると思うのですが、その両方をバランスよく、しかも眺めるだけじゃなくちゃんと使っておられる点、意味のある選択をされている点…本当に頭が下がります。
こちらのティッキーは0.5と0.7。
太さが違うのにも理由があって、仕事で用途によってちゃんと使い分けておられるとか。
水色の軸も白色の軸もいいですね。
小生はティッキーを使ったことがないのですが、絶対にいいシャープペンだろうなと使う前から予感があります。
ただ、知った時にはシャープペンをもうそんなに使わなくなっていて…たぶんティッキーの優秀さにこたえられないだろうなと思って、ずっと買わずにいます。
そういうペンがあってもいいですよね。
その他のペンはこちら。
フリクションの多色あり、プラマンあり、ペリカーノジュニアあり、ステッドラーの消しゴムあり、ローリー多色あり…
いやはや、楽しかったです。
仙台からわざわざこんなにたくさんお持ちくださったこと、本当にうれしく思います。
その他、猫町文具店(仮)の商品を眺めながらのとりとめのない会話などなど、何もかもが楽しいひとときとなりました。
ブログの読者の方々とはおそらくほとんど会うことなく終わります。
それが普通ですし、言葉だけのやり取りでもずいぶんと小生は幸せです。
が、実際にその方を前にし、ペンを手に取りながらいろいろなお話ができる喜びはまた格別なものがあります。
あむさん、このたびは遠いところ本当にありがとうございました。
迷いながらもブログを書き続けてよかったと思える経験をまた一つ重ねることができたことをとてもうれしく思っています。
ちょっとてれるけど、やっぱうれしいです。
たくさん話した中で、やっぱこれに食いついたんか!とか思ったり。
年齢が近いこともあり、昔の文具で盛り上がりましたね。
中学生の私の中では、スーパーSは背伸びした文具でしたからね。
今の子達は羨ましいです。
今くらいのラインナップだったら…もうちょっと勉強したかな?!
記事にするのが遅くなってしまってごめんなさい。
本当にいろんなことをお喋りしましたよね。
とても楽しかったです。
自分の学生時代に今くらい文房具があったら…という妄想はよくするのですが、文房具以外のものもおそらく数多くあり、それらの誘惑にそれぞれお金が発生し、学生の身分では自由になるお金もなく…ということを考えると、誘惑が多い分悩みも多い気がしてきます。
勉強になりますよね!
コメントのレスがあまりにも遅くて皆さんにご迷惑をおかけしてしまうので、コメント欄を閉じたほうがいいのか今も悩みながらやっているのですが、こうして貴重な情報を得ることもあり、それが他の読者の方の文房具ライフを豊かにすることもあるんですよね。