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無罫フォント

猫町フミヲの文房具日記

ダイソー便箋の可能性。

あれこれ考えすぎて今夜もいい時間に…

とりあえず手紙について書く場を設けようと、「手紙」カテゴリを新設。
レター用品というよりも、手紙についてあれこれ書きたくなった時用のカテゴリに。

が、まずはレター用品についてふれておきましょう。
昨日夢中になって使った便箋がこちら。
ダイソーの常備箋。
ダイソー便箋の可能性。_f0220714_2335630.jpg

これはブログの読者である万年筆好きのELBさんに教えていただいたもの(ついにダイソーのノートに手を出す。参照)。
が、どうも小生の手持ちの万年筆とは相性が悪く、いつかボールペン用にとそのままになっておりました。

しばらく手が伸びなかったのはB5サイズだったからというのもあります。
B5サイズはかなりたっぷりとした行数。
そんなに書くことがあるかなあとついおののいてしまうのです。

しかし昨日はとにもかくにも「むちゃくちゃ手紙に書くことがある!」という気持ちからスタートしたので、迷わずこの便箋をチョイス。
そして書く気持ちがあまりにもはやっていたので、これはインクの乾きが気になるゲルインクボールペンだと間に合わないと判断、油性ボールペンであるジェットストリームを筆記具に選びました。
ソフト下敷きももちろん必須です。

結果的にこの組み合わせは素晴らしいものがありました。

ノートやレター用品と筆記具の相性は無数にあり、それらは論じるのが難しいようなところがあります。
そして「星の数ほどある組み合わせ、それがいい」みたいな結論になります。
確かにそうです。

が、自分自身へのメッセージとして、これは記録しておいてもいいのではないか。
今回に限らずこれからも、素晴らしい組み合わせを発見するたびに記録していこうではないか。

そんな風に思ったのが昨日でした。
なのでこれはその第1回目の記録です。

ダイソーの常備箋×ジェットストリーム0.38×ソフト下敷き。
この3点がそろったのがよかったように思います。
比較的目の粗いダイソーの常備箋にジェットストリーム0.38のカリカリしたペン先がくっと引っかかるのをソフト下敷きがアシストした形とでも言いましょうか。
とにかく筆圧をかけて書くのが楽しくなるような快感がありました。

ちなみに手紙を書くのに100均の便箋を使うことへの抵抗はさほどありません。
もともと便箋は地味なものにして、封筒に凝るのが好きなので、便箋をリーズナブルなものにしたのなら封筒を手作りするとか、ばら売りの高級な封筒にするとか、いろんな楽しみ方があるんじゃないかと思うので。
もちろん封筒から取り出した瞬間からエレガントな気分を味わえる便箋にも憧れますし、買い求めますが、それこそ便箋と封筒の組み合わせもまた星の数ほどあるわけで、いろいろな化学変化を楽しむのもありかなと思っています。

もっとも100均には明らかにホールマークや学研ステイフルの人気柄を模倣したファンシー系のレター用品があるのも事実ですよね。
100均系のアイテムにはどうしてもそういう志の低さが付きまとう傾向にあるので、柄入りのものは避けることにしています。

ということで、このダイソーの常備箋はなかなかゴキゲンなアイテムとなりました。

最後に、早速使ってみようと思われた方に一つだけご忠告申し上げることがあります。
「天のり部分」にご注意ください。
あのぴりっとはがすのりの部分。

小生が買ったものはあそこがたいそうはがれにくく、最初にはがして失敗したからよかったものの、書き上げてからはがして失敗していたらぎゃーーーとなるところでした。
これはダイソーの便箋に限らないことではありますが、あの天のり部分が本当にきっちりはがれてくれるかの確認は最初に(買う前にという意味ではなく、使う前に)したほうがいいと思います。

もっとも、はがすのに失敗した紙はいろんな筆記具での試し書きに使うことができるのでそれはそれで楽しいですよね。
どの筆記具と相性がいいかのチェック。
万年筆ならどのインクやペン先がにじむかとか。
まあ失敗しなくてもやればいいのですが。

今後も便箋と筆記具のいい組み合わせを見つけるたびに書いてみたいと思います。
Commented by NecotaToran at 2013-10-26 13:58
この組み合わせで書かれた手紙はもしかして音や質感も楽しめそうですね。
しっかりとした筆圧で文字がうっすら凹むように刻まれて、紙全体が波打ちぱりぱりした感じになりませんでした?
凹凸でぱりぱりしたり、墨やインクが乾いてぱりぱりしている状態の紙が好きなので封筒から出して開いた瞬間を想像してしまいました。(時代劇とかで書状を包みから出して広げる瞬間もかなり好き)

関係ないですけど最近のレター用品はパックのもの限らずお対の封筒と便箋でも数量が封筒:便箋=1:2のことが多くて必ず一セット分くらいは筆記具を試すために無駄にしてしまうんですよね。お試し用紙がついていればいいのにな。
Commented by ELB at 2013-10-28 22:31 x
便箋の使い道が見つかってよかったですw
私は使い終わって、ダイソーではない100均便箋に浮気中です。しかし、滑りが少し悪く、ダイソーの方が良かったです。。
天ノリ、、私も何回かミスりました。何枚か使って行くと、ノリの吸着力が弱まるのか、剥がし方がうまくなるのか、ミスらないようになってきますw。こつは、角度をつけずに水平のまま引っ張る感じですww
Commented by mukei_font at 2013-11-15 21:10
>NecotaToranさん
そうなんです。
手紙のアナログさは単に相手の筆跡を眺められる楽しみにとどまらないんですよね。
まさに五感を刺激するものというか。
素敵な香りとともに文を、というのは光源氏の時代からありましたが、ボールペンの筆圧で凹凸ができた紙のぱりぱり音を楽しむというのは比較的最近の感性かも。
そう考えると文通っていつの時代になっても風流なものなのかもしれません。
便箋のお試し用紙、同感です。
高級になればなるほど書き損じが痛いですよね。
でも不揃いになった便箋や封筒をいろいろ組み合わせて使うのもまた楽しかったり…
Commented by mukei_font at 2013-11-15 21:12
>ELBさん
ELBさんには素敵な便箋をご紹介いただき感謝しています。
極細の油性ボールペンでぐいぐい書いていく感じ…とても快感です。
天のり、コツがあるのですね。
自分は表紙部分を強く引っぱって天のり部分をむき出しにしてからちぎるようにしています。
ダイソー以外の100均便箋も試しましたが、紙厚が薄く、レポート用紙とまではいかないまでもなんとなく物足りない感じで、ダイソーの「常備箋」はあれでも結構高級感を出していたのだなと分かりました。
by mukei_font | 2013-10-25 23:59 | 雑貨屋・100均・無印良品 | Comments(4)

by 猫町フミヲ@無罫フォント
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