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無罫フォント

猫町フミヲの文房具日記

大相撲手帖から考えるクルトガあるいはマークシートシャープ。

今自分の中で相撲が熱いです。
ずっと熱いのですが特に熱いです。

というのも、ひいきにしていた力士がつい先日横綱になったからなのですが、春場所の初日から緊張して見守りすぎてしまい、どうも見ているほうが燃え尽きてしまったというか、めでたさに反比例してどんどん体調が悪化しているような気が…
でもめでたいことはめでたい!

閑話休題。
昨年末に一度記事にした大相撲手帖を覚えておられるでしょうか。
大相撲手帖から考えるクルトガあるいはマークシートシャープ。_f0220714_18123691.jpg

ばっちり使っておりまして、こんな感じになっております。
大相撲手帖から考えるクルトガあるいはマークシートシャープ。_f0220714_18131040.jpg

星取表は7人分ついておりまして、この7人を選ぶのも一苦労だったわけですが、これからの出世が楽しみな幕下力士2人分と、いろんな理由で好きな幕内力士5人分をちまちまと付けています。

ブランクがありつつも長く相撲を見てきましたが、こういう星取表を自分で付けるのは初めてでして、いろいろな発見がありました。
もちろん文房具的な発見が。

この大相撲手帖を使う際の筆記具をシャープペンにした話は以前書いたと思います(これもまた手帳用筆記具。参照)。
ご覧のとおり桝目は小さく(縦9.5ミリ×横7ミリ)、この中に決まり手や四股名を書かなくてはいけません(といっても実はこのページの正確な使い方が分からないので我流。全然違うかったりして)。
四股名には鳥や龍などのつぶれてしまいそうな漢字が多く使われており、これはボールペンで書くなら超極細(0.38あたり)の油性ボールペンじゃないと駄目だなと思っておりました。

が、一見その条件に当てはまりそうなジェットストリームはにじみ抜けなどの危険性から却下。
残念ながらここぞという時に信用できないペンなのであります。
次なる候補はスラリ0.3(プレフィールのリフィル)でしたが、使っていたペンはずいぶん前にひっそりと死亡。
あまりにも死亡が早かったので、これはかまってちゃん系リフィルと判断、リフィルのリピートはしていません(やはりボール径も小さいですし、常に使ってあげないといけなかったのでしょう)。

かつては三菱からウルトラファインという普通の油性インクの入った0.38のボールペンも出ていましたが廃番。
たとえ廃番になっていなくてもインクの性質上、ジェットストリームほどきれいに書けないことも分かっていました。
同様にタプリクリップの0.4も却下。

ということで、ボールペンをあきらめてシャープペンに。
0.3にしようかと一瞬迷ったものの使い慣れた0.4に。
頑張ったら0.4でも小さい字が書けるでしょう。

実際書けました。
相撲に興味のない方でも相撲の番付表などに書かれた独特の相撲字というものを頭に思い浮かべることができると思うのですが、あのでーんとしてむっちりした隙間のない字には意味があって、「相撲場にお客様がびっしり詰め掛けて、『満員御礼』になるように、との願いが込められている」(「大相撲行司さんのちょっといい話」三十六代木村庄之助・双葉文庫より引用)そうです。

ということで、不肖猫町もできるだけみちみちになるように書いてみたわけですが…
まだまだですよね。
もっともっとでーんといかないと。
ということは、この欄にあえて0.5や0.7で挑まないといけないのか…

で、文房具について気づいたこと。
こういう細かい字を一定の太さで書く必要のある時に障害になるのが芯の偏減りです。
シャープ芯の一部だけが削れていき、結果的に筆記線が太くなったり、削れて尖った部分で書くとひょろひょろの線になったり、パキッと芯が欠けたりしておもしろくないことになります。
特にこういった星取表では黒星に塗りつぶしたあとにそうなります。
そりゃそうですよね。

そこでクルトガなのか?
三菱が誇る、シャープ芯が偏減らないように芯がくるくる回るクルトガの出番なのか?

違います。
クルトガとて黒星を塗りつぶした後は偏減りしているはず。
というのも、クルトガは芯が紙から離れるたびにカチカチと芯先が回るようになっているから。
なので、こういう星取表にはクルトガはむきません。
別に使ってもいいのですが、クルトガの良さを堪能することはできないのではないでしょうか。

で、ここで頭をよぎるのがマークシートシャープです。
ぺんてるから出ている1.3ミリのシャープペン。
最近はコクヨも鉛筆シャープとして売り出していますよね。
あれで塗るのはどうだろう。

もちろんいいでしょう。
マークシートも黒星も同じようなものです。

が、星だけマークシートシャープを使い、決まり手や四股名は0.4のシャープを使う。
面倒ですよね。
ということで、塗りつぶすべき星に軽く印を付けておき、細かい作業をすべて終えた後で0.4のシャープペンで塗りつぶすことにしたしだいです。

でもこれ、マークシート式の試験でも同じことが言えるのでは?
皆さん、マークシート式の試験の時はマークシートシャープ1本ですか?
答えさえ分かればいいからきれいな字で書く必要もないし、1.3ミリのシャープペンでもさもさと計算して、マークシートを塗るのかな?
まさかクルトガと使い分けたりなんてしませんよね。
試験の時の筆記具の数とかも決まっていたりしますもんね。

うーむ。
あんなに普段学生さんの心をとらえておきながら、最後の最後でマークシートシャープにその出番を譲るのか…
クルトガ案外いいやつなのか…
それとも二次の記述試験で美味しいところをさらう作戦か…

と、大相撲手帖からついクルトガのことを考えてしまった猫町であります。

でも気になるなあ。
マークシートシャープは塗る専用なの?
マークシートシャープと、非マークシートシャープの2本使い?
そもそもマークシートシャープって必要?
持っててよかったマークシートシャープ!ってなったことありますか?
あ、別にマークシートシャープを批判しているのではなく。

自分が受験生の時は名もない0.5のシャープペンで普通に計算してマークも塗っていましたが、選択肢が広がるといろいろ大変なような、そうでもないような。
そもそもマークシート式の試験においては消しゴムもまた重要になってくるはずだし。
それとシャープ芯。
汚れやすいのや消えにくいのは困りますよね。

ということで、消しゴム>シャープ芯>シャープペン

なんじゃないでしょうか。

まあ、星取表を塗っているだけの小生は時間をかけてにまにましていればいいわけですが…
Commented by ゴン at 2014-03-29 04:50 x
紙に合うペンを探すのって大変ですよね
参考にさせていただきます。
Commented by たまみ at 2014-03-29 10:49 x
猫町フミヲ様
こんにちは。
たしかに、芯が太いシャープペンは、テスト用紙の余白で計算するのにきつそうですね…。
受ける科目や計算の有無で複数本を使い分けされてるのでしょうか?(数学の作図は製図用、計算はクルトガ、マークは太いシャープ…?)
3つの芯径が1つになったぺんてるさんのシャープペンで極端なタイプ(0.2、0.5、1.2)とか、できたら最強…?(テスト中、ノック音でうるさくなりそう(笑))
机から筆記具を落としてしまったり、芯が折れてしまった場合などを考えて、テスト前日に勉強でなく筆箱の中身の準備に時間をかけたことを懐かしく思い出しました。
筆箱といえば新作ロールペンケース、かっこいいですね!!
星柄(星座も含めて)はこのようであってほしい(笑)
Commented by ねぎ at 2014-03-29 12:55 x
コクヨのマークシート用シャープ、買ったはいいけど結局使えず持て余した元受験生です。
もっとも、大学入試センター試験ではマークシートは鉛筆以外使用禁止でしたので、、、他の資格試験に使ってみようとしたのですが。
どうも鉛筆の安定感というか、だんだん丸くなってきて塗りやすくなってくるあの感覚が感じられなくてですね、今のところお蔵入りしています。

マークシートといえば、ユニのマークシート用鉛筆&消しゴムのコンビはなかなかよいです!プラシーボ効果かもしれませんが、鉛筆は濃いけど減りづらく、消しゴムは消しやすい、気がします。これを買うまでは、ハイユニとモノのコンビが私のマーク試験の相棒でした。
因みに私は試験の際、お気に入りの非マークシャープでゴリゴリ計算し、マーク部分は鉛筆に持ち替えてまとめて塗っていました。試験用文具、人によって色んなこだわりが見えそうで、興味深い。
Commented by ぬす at 2014-03-29 13:05 x
こんにちは。コメントするのは初めてですが、いつも楽しく読ませていただいています。

今年大学受験をした身なのですが、私もねぎ様のようにセンター試験などのマークシートの時は事前に先を丸めておいた鉛筆と0.5のシャープを使い分けていました。たまみ様も仰っていますように、特に数学では問題用紙の狭い空きスペースに計算をすることになるので、芯が太い鉛筆だけだと困るのです。また、床に落とした時のために机に何本も置いておきたいことを考えると、単価の高いマークシート用シャープは候補から外れてしまいました。

2次試験では国語の記述だけ尖らせた鉛筆、あとは0.5のシャープでしたね。数学は製図用で臨みました。10本以上のペンと消しゴム5~6個を出して「俺フィールド展開!」的なことをしたのは記憶に新しいです。

私のマークのお供はモノワンでした(こちらも普通の消しゴムと併用です)。隣のマークが消えないようにピンポイントで消す時に大変お世話になりました。

そしてクルトガのペン先の不安定感がどうも苦手な自分です。
Commented by mukei_font at 2014-03-29 23:20
>ゴンさん
完璧なペンも紙もないわけで、それらの組み合わせだと思っています。
Commented by mukei_font at 2014-03-29 23:21
>たまみさん
受験生時代があまりにも昔のことなのと、当時は文房具よりも目の前の勉強に小宇宙を燃やしていたこともあり、自身がどんな筆記具をどう使っていたか思い出せないんですよね。
もちろん愛用のシャープペンは覚えているのですが、マークシートの時にどうしていたかとかまでは…
使い分けた記憶もないので、愛用のシャープとせいぜい鉛筆を併用していたのでしょうか。

ロールペンケース、こんな星柄もいいかなと思って選びました。
絵本のイラストみたいでなごむんですよ(笑)。
Commented by mukei_font at 2014-03-29 23:23
>ねぎさん
なるほど、非常に説得力がありますねー
文房具の選択肢が少ない時代&田舎でよかったとしみじみ思ってしまいます。
今の時代だったら迷ったりこだわったりして訳が分からなくなりそう!
Commented by mukei_font at 2014-03-29 23:24
>ぬすさん
はじめまして。
ようこそ無罫フォントへ。
いろいろ細かく考えておられるのですね。
しかし10本以上のペンと消しゴム5~6個は多すぎるような気もしますが…
自分なら多すぎてかえってばらばらと落としてしまいそうです。
シャープペンがもし壊れたら…という想像は当時あまりしなかったように思います。
せいぜいシャープ2本と鉛筆くらいでなんとかなったのでしょうね。
by mukei_font | 2014-03-28 18:55 | 手帳・日記・家計簿 | Comments(8)

by 猫町フミヲ@無罫フォント
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