ノーブルマスマティクス。
2014年 10月 30日
依然として使い続けているわけですが、最近再びキャンパスノートを買うべきかどうか迷い始めています。
というのも、重いのです。
各教科の参考書や問題集が増え、それらを詰めただけでカバンがパンパンなのに(本当は自分が使い慣れた辞書も持って行きたい)、ノートまでも重いというのは…
それに問題集ごとにノートを分けたほうが検索性も高いのでは?などとノートの分冊化にも魅力を感じ…
何冊の問題集に手を出しているんだという話なんですが。
もちろん、自分が問題集を解くだけなら何でもいい気がするんですよ。
それこそ計算用紙感覚で無罫ノートでもなんでも。
しかし、せっかくなのでノートを模範解答がわりに使いたいなと思い、自分が解いたノートを広げながら解説することもあり、そうなってくると問題集ごとにノートが分かれているほうが自分がやりやすいんですよね。
キャンパスノート、買おうかなあ。
あの色込みになっているやつ。
もし余ったら中学生にあげてもいいし。
いや、そういう話じゃなくて、今回はノーブルノートの話を少々。
重さが理由で今まさにキャンパスノートに乗り換えようとしているわけですが、ノーブルノート、いいですよ。
当たり前ですが、本当にいいノートです。
LIFEに限らず、高級ノートはすべて万年筆を筆記具として想定しているような気がして、ボールペンで書くことさえためらわれるのですが、いいノートというのは何で書いても気持ちのいいものです。
数学の問題は主にシャープペンで解きますが、細くて硬い芯も、太くて軟らかい芯もそれぞれの良さが十分に発揮されるというか、書いている最中の気持ちよさというのは独特のものがありますね。
それに、紙のなめらかさと張りとほどよい厚みのおかげか、消しゴムでも消しやすい気がします。
使うたびに贅沢だなと思うんですよね。
だからこそ、ただのノートにしたくなくて、これを手書きの模範解答集みたいにしたいと欲が出てしまったのですが…
あ、でも、じゃあ数学にはノーブルノートがいいのかと勘違いしないでくださいね。
そういうことじゃないんです。
自分がノーブルノートで数学を解いているのは、上記にリンクした以前の記事にも書きましたが、たった数ページで挫折したノーブルノートが余っていたから、ただそれだけなんです。
働いていた文具店の店頭に出すサンプルにするために日記を書こうとしたんです。
だから1ページ目はノーブルノートを買ったことについて書いた「レッツ・ノーブル・ライフ」というタイトルの日記になっています。
でも続かなかったんです。
そもそもなぜノーブルノートのサンプルを作ろうと思ったかというと、すでにあったサンプルがぼろぼろになっていたからでした。
働いていた文房具屋ではノートの試し書きができるようになっていたこともあり、サンプルが激しく劣化していました。
ノートの試し書きは値の張るノートを買う際にはありがたいものですが、ああいうサンプル帳というのはどうしても便所の落書きみたいになっていってしまう運命にあります。
誰も見ていないとなると、どうしても扱いも乱暴になりますし。
あれが個人的に悲しくて…
素敵なノートを買おうという気持ちもそがれそうな気がして。
で、ある程度、実際に使ってみたものをサンプルに出したらどうかと思ったわけなんですが、いくつかの理由で見送られました。
1つには猫町の日記が進まなかったこと、2つにはそんなことをしなくてもノーブルノートがよく売れていたこと。
そんな事情で手元に残ったノーブルノートというわけでした。
でもまさかあのノートが数学のノートになるとは。
1ページ目の日記によると、このノートを買ったせいで生活費の残金は954円になったとあります。
懐かしいなあ。
6年ぶりに続きを使うことになった自分はあの頃の6年先を生きているのに、ノートは変わらずゆったりと高貴なまま待ち続けてくれていたんですよね。
これこそがノートのすごいところだと思います。
ちょうど半分にさしかかってきたノーブルノート。
使い方を考えながら、今後も数式を書き散らしていきたいと思っています。