消え去る前の消しゴムの記録。
2015年 05月 15日
木琴堂の中にある猫町文房店(仮)には古い文房具を並べた展示コーナーがあるので、猫町のことをコレクターと勘違いしたのかもしれません。
自分はとにかく文房具を使うことが好きだし、その使い心地を味わったり、あれこれ考えたりするのが好きなので、もちろん消しゴムは最後の最後の消しカスの1本になるまで使い切りたいほうです。
もっとも学生ではなくなった今はあまりそういう機会もなく、さらに「比較研究」などと称して複数の消しゴムを並行して使うなどしているので、コラーーーーーという声があちこちから聞こえてきそうですが…
ということで、今いい感じに最期を迎えようとしている消しゴムをご紹介します。
もしかして消しゴムを極めている方はこの写真だけで分かったりするのでしょうか。
あ、分かるかもしれない。
独特のきめの粗さがあるし。
正解はこちら。
サクラクレパスのフォームイレーザーWです。
ヨタヨタのスリーブがなんだがビンテージジーンズのよう…
もちろんスリーブは長らく使っていませんよ。
1.5センチほどの長さになるまではそれでも入れていたかなあ。
自分は「消している最中にもげない」という理由でこの消しゴムを愛していますが、それでもこの大きさになるまでは2度ほどもげました(もちろんそのもげた部分も使いました)。
が、その時はすでに消しゴムの形(直方体+かまぼこ)は消失し、全方向から消す最終段階に入っていたのでよしとします。
さて、今ちょうど歯くらいのサイズになったこの消しゴムですが、英語日記の部分消しに非常に役立っています。
フォームイレーザーWのようなフォーム系は、消しカスが他の部分を侵すことがあると以前書きましたが、そんな消しカスが発生するまでもないちょい消しにこの人は登場します。
唯一にして最大の欠点はどこかにすぐに転がって行ってしまうことでしょうか。
なくさず、しっかり最後まで使ってあげたいと思っています。
学生時代(昔々) 同じ話題で同級生と盛り上がりました。
なぜ小さくなった消しゴムはスリーブを残して姿を消すのか?
いや、そもそもいつ消えたかなぜ分からないのか?
結局「指でつまめなくなってゴミと間違える」と結論づいたのですが、この画像見て、ちょっと発見。
小さくなると、丸くなるんですね… 転がったから無くなったのか…?
あのころの同級生に言って回りたい気分です。
私の場合だと大面積消すことが多いので指や爪をグキィやってしまうと大変なので力入れられないサイズになった消しゴムは「なくしても良い外出用」にしてしまいます。
展示会や何かの集まりとかだと高確率でどっか行っちゃうので…。
ボロくなって小さくなったスリーブにマステ貼ったりすると可愛くなって人前で使っても貧乏くさくない(と思う)ので、小さくなったらどのマステ貼ってやろうかな〜と楽しみにもなりました。
実際のところ小さくなった消しゴムたちがどういう最期を迎えているのかは分かりませんが、転がりやすくなるというのはあると思います。
そして転がったら本気でどこかに行ってしまうんですよ。
しかも音もなく。
指や爪をグキィは絶対ダメですよね…
漫画家さんなんですから…
「なくしても良い外出用」、分かる気がします。
自分は微妙なボールペンたちは、「なくしても良い職場用」ということで、職場の適当なペン立てに入れたりしていました。