筆箱拝見!~ニッシーさん&えりのきさん篇・上~
2015年 05月 18日
長くなりそうなので、2回に分けて書くことにしましょう。
今回のタイトルは「好みが違っても楽しいの巻」。
そもそも無罫フォントを読んでくださっているのはニッシーさんで、えりのきさんはニッシーさんのお友達。
えりのきさんが運転する車で、中国、九州方面へと二人旅をされている途中に、ニッシーさんの希望で赤穂に立ち寄ってくださったというわけでした。
「ニッシーさん&えりのきさん篇・下」でもふれますが、えりのきさんは文房具にはまったく興味がない普通の(?)青年。
しかしせっかくなのでえりのきさんも楽しんでいただかなくては、ということで、ニッシーさんが友人であるえりのきさんと、初対面の猫町の両方に愛用の筆記具への思いを熱弁する、というなかなか濃い時間でありました。
というわけで、ニッシーさん愛用の筆記具について見ていきましょう。
こちらがニッシーさんの筆箱。
一番よく使うという筆記具たちは、手帳と一緒に持ち歩いているこちら。
PILOTのフリクションボールノックやアクロボール、Dr.グリップといったメンツ。
実際に話しながら手帳にメモされていたのもアクロボールの青(金属クリップバージョン)だったと思います。
さて、ここまでだと、単色ボールペンが青ボールペン、多色が青軸、青色の手帳など、猫町と共通点もあるのかと思うのですが、ぜんっぜん違いました。
ニッシーさんの特に思い入れのある筆記具はこちらなんですが…
ニッシーさんの好みをまとめると以下の通り。
・普通の油性ボールペンが好き(アクロボールは好き)
・太軸で太いペン先が好き
・1.0が好き(ゲルも1.0でOK)
・ごついのが好き
・重いのも好き
・アクロボールのタイヤパターングリップが好き
・Bicが好き
猫町の好みとまるで逆です。
ほとんど重なっていません。
普通の油性ボールペンが好きなのはともかくとして、太軸、太字、タイヤパターングリップ、Bic…
余談になりますが、ずっと以前、自分の名前をネットで検索してみると、某掲示板か何かのBicのスレで猫町を名乗っている人がいてたまげました。
もちろん自分じゃありません。
ああいうの困りますよね。
そもそもBicのボールペンなんて2本しか持っていないんですから。
閑話休題。
ニッシーさんによると、現時点でのニッシーさんのお気に入りは、Bicの1.0のしかもグリップのごついこのタイプだとか。
案外100均にあるとかで、見つけてまとめ買いされたものをその場でえりのきさんと猫町に分けてくださいました。
反応の薄いえりのきさんに無理矢理書かせるなど、熱いニッシーさんを思い出し、思わず顔がほころんでしまいます。
ところで、持つところがごつい軸がお好きというのはこういうことです。
何もないボールペンにこういうもこもこしたグリップをつけてしまう系。
これはタマミさんもやっておられたような…
世の中にはMuさんののようにラバーグリップのない軸を愛されている方がおられるかと思えば、こういうもこもこをつけてでもグリップにボリュームを求める方がおられたり、ボールペン一つとっても本当にいろいろな好みがあって楽しいですね。
ちなみに自分自身の好みは、邪魔にならない程度にラバーグリップが付いているというもの。
まったく付いていないものは長時間書いているとしんどいし、かといって長時間書いていると締め付けてくるようなラバーグリップはいけません。
今は年賀状を万年筆で書くようになりましたが、ボールペンばかりで書いていた頃は、グリップの模様や溝が長時間筆記ののちに指を攻撃してくる感じというのをリアルに体感したりました、
もっとも、こうした軸の太さや質、あるいはペン先の太さの好みといったことは、やはり筆記具の持ち方や書く文字の大きさによると思います。
見ていると、ニッシーさんはかなり大きめの文字を素早く書き付けるタイプ。
アーティストのメモ帳みたいで手帳もかっこいいことになっていました。
猫町のように、常に規則正しい字を書きたいタイプとはまた違った筆記具を好むのも当然といえるでしょう。
なので、ニッシーさんの好みはとにかくごつく、太いものたちばかり。
商品の存在は知っていても、絶対に自分は買わないだろう、使わないだろうというものばかりがニッシーさんから出てくるので、楽しくて笑ってばかりいました。
あまりにも好みが違いすぎて楽しいのです。
1.3ミリシャープもステッドラーのだったり。
あんなごついの無理ですわ。
自分はぺんてるのプラスチックの軽い軸で満足しているというのに…
で、2ミリシャープはどうでしょうということで、猫町の太芯シャープをあれこれ試していただいた結果、やはり一番重量のあるステッドラーの製図用シャープを選ばれましたね。
今頃はもうゲットされているでしょうか。
とにかく軸一つとっても、ペン先一つとっても、何一つ好みが重ならないのに楽しいニッシーさんでした(続きはこちら)。