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無罫フォント

猫町フミヲの文房具日記

ZEBRA・デルガード0.3使用感。

ある方からZEBRAのデルガードの0.3をいただきました。
ありがとうございます。
ZEBRA・デルガード0.3使用感。_f0220714_22572329.jpg

ご覧のとおり色は白。
自分なら青か黒かで迷ってしまいそうですが、そうか、白という選択肢があったか。
白に水色のラインが入った非常に美しい外見です。
ZEBRA・デルガード0.3使用感。_f0220714_2257485.jpg

ZEBRA・デルガード0.3使用感。_f0220714_2258484.jpg

これまでデルガードというシャープペンにはあまり縁がありませんでした。
というのも、学生時代からシャープペンの芯を折って苦労した経験があまりなく、自分には特に必要のないものだったからです。

しかし、それは芯の太さが0.5だったからでしょう。
0.3だとさすがに何度か芯を折っていたので、デルガードの0.3が出たら使ってみたいと思っていました。
0.3で折れないならかなりすごいなと。

ということで、早速デルガードの0.3を使ってみました。

ちょうどコクヨのキャンパスノートのA罫に英語の問題集を解いている最中だったので、続きをデルガードの0.3で書いていくことにしました。

最近は鉛筆ばかり使っていたので、線の細さにかなり違和感がありましたが、気にせず普段と同じ大きさの字を書いていきます。
記入は筆記体、筆記速度はかなり速めです。

結果的に芯は折れませんでした。
今までの0.3(PILOTのS3や三菱のシフト)ならとっくに折れていたような筆圧だったと思います。
これがデルガードシステムか…

が、不満な点がいくつか。

まず、芯の減りが速すぎること。
折れないのでつい強い筆圧で書いてしまい、その結果芯がガンガン減るはめになったのかもしれませんが、こんなに忙しくシャープペンをノックしなければならなかったことはちょっとありませんでした。

で、そのうち焦れて思わずノックしすぎると芯が折れました。
HPだと4回以上ノックするとダメとありますが、3回でも厳しかったように思います(厳密には減りかけでノックしていたので3.5回分くらいの長さになっていたのかもしれません)。

とにかく、いくら「折れない」と言われてもあんなに小刻みにノックしながら使うのは使いにくいです。
あ、今分かったのですが、芯が折れるのを恐れてノックをちょっとしかしないからすぐに芯が減るのですね…

あとは、書き心地の問題でしょうか。
クルトガよりはずいぶんましですが、やはりパイプが安定しないシャープペンは書きにくいですね。
が、デルガードはまさにここにこそこだわったシャープペンなのだから、不満を言うのは申し訳ないような気もします…(クルトガもそうか)

あとは、ペン先を見つめていると酔うこと。
最初は(おおこれがデルガードシステムか)とちょっと楽しいのですが、あとは目をそらす感じで。
ちなみに最初に使ったのが英語の筆記体だったのでこの程度ですみましたが、試しに「デルガード」と書いてみるとぺくぺく感がすごかったです。
0.5を店頭で試筆した時はこんなに感じなかったけどなあ…

しかしまあ、従来のシャープペンならとっくに折れていたであろう使い方をしても芯が折れないのはすごいと思いました。
問題は0.3のシャープペンをいつ使うかということです。

線が細いのも困りものですが、それよりももっと困るのは筆記線の薄さです。
線が細くても濃さがあれば、極細ボールペンのような感じで楽しめる可能性もあるのに、0.3の場合2B以上だと折れるとHPには書いてあります。

Bだと少しましなのかなあ。
デルガード替芯って何か工夫されているのかな?
何の説明もないけど…
パッケージをかっこよくしただけだったら笑うなあ。

まあいくら芯が折れないとはいえ、0.3のシャープペンでわざわざ問題集を勢いよく解く必要もなく、極細のペン先には極細のペン先向きの用途があるのでしょう。
美しい軸を眺めながら、ゆっくり考えてみたいと思います。
Commented by なぎねこ at 2016-02-26 20:09 x
私は学生の頃から0.3の製図用使ってましたが、折れて困るといった記憶がありません。さすがに薄さに関してはBを使って補ってましたが…。ちまちま小さい字を書いてるからでしょうかねぇ、A4ノートに数式書くと行列式でも何十行も書けたような気がするので。字の癖でこんなに使用感が違うものかと驚いた記事でした。ちなみに今はクルトガの0.3を使ってますが、ガタツキが気になりません…筆圧が低いからなのか、ただただ鈍感なのか(^^; シャーペンひとつ取っても人の感じかたって十人十色だと面白かったです。
Commented by 梅屋敷 at 2016-02-27 14:46 x
デルガードの白、綺麗ですよね!
ピンクを買って試して1本あれば良いかな…と思いつつ、店頭で見た白軸の綺麗さに買ってしまいました(笑)
パールのかかった光沢に、控えめな面積の水色が上品で気に入っています。
紙と手の間に余計な色が挟まるのがあまり好きではないので、ペンの色は肌色系寄りか紙と目盛りの色系に偏ります。
Commented by mukei_font at 2016-04-01 00:09
>なぎねこさん
A4サイズのノートに小さな字だと相当書けそうですね!
今回のデルガードの試筆はいろいろまずいところがあり、それは英語の筆記体を書いてしまったことです。
クルトガ同様、ちゃんと日本語を書いてこそなのかもしれません。
また機会を見つけて試してみたいと思います。
Commented by mukei_font at 2016-04-01 00:10
>梅屋敷さん
いつも青系の軸なので白軸は新鮮でした。
「紙と手の間に余計な色が挟まる」とかまったく考えたことのないことだったので、さすがだなあと思いました。
Commented by PenPenPen at 2016-12-02 05:09 x
 0.3ミリ芯では、筆記面との接触面積が0.5ミリ芯の3分の1(正確には2.76分の1)なりますから、芯の硬度が同じとして、紙面に同じ濃度で記される為には、0.5ミリ芯で書く“3分の1”の筆圧で書く必要があります。この場合は筆記出来る長さ(減る早さ)も同じになります。筆圧がそれ以上であれば、より濃く記され、その分だけ芯は早く減り、筆記出来る長さも短くなります。同じ硬度の芯において筆圧を上げて行く事で、文字/線の濃度(紙面への黒鉛の付着量)がどの程度に比例して上がっていくのか実験してみていませんが(メーカーには何かデータが有ると思いますが)。
 猫町さんのグリップを見ると筆圧は400グラム以上ではないでしょうか?。筆圧に合わせて芯の折れないよう余り傾けないグリップになった結果、芯を折る経験がないのではないかと思いますが、万年筆でも同じグリップですか?
Commented by mukei_font at 2017-01-17 10:06
>PenPenPenさん
詳しいコメントをありがとうございました。
なるほど、芯が細い分筆圧を下げて書かないと芯の減りが速いのは当然の結果ということですね。
納得です。
筆圧は筆記具によって違いますが、以前セーラーの人に測ってもらうと、万年筆で112グラム、ボールペンで232グラムでした。
自分はペンを強く握りますが、それは狙ったところにペン先を持って行くためで、紙に強くペン先を押し付けているわけでもないように思っているのですが、それでもきっと筆圧は強い方なんでしょうね。
Commented by ななし at 2020-05-24 15:12 x
デルガードで頻繁にノックしなければいけない、というのは大変同意します。
自分は0.5を使っており、芯はBです。
そんなに筆圧が高いとは思わないのですが、レポートの下書きを書いていると3行に1回はノックする感じ。
軸の太さといい、グリップがゴムでないのといい、すべて好みなのに、芯の減りが早すぎることが欠点で、書き物に集中できないです。
by mukei_font | 2016-02-13 23:59 | 筆記具・シャープペンシル | Comments(7)

by 猫町フミヲ@無罫フォント
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