筆箱拝見!~ニッシーさん&えりのきさん篇(2回目)・下~
2016年 12月 24日
前回の記事はこちら。
さて、一方のえりのきさんは筆圧が弱く、細軸で極細のペン先のボールペンがお好きだったはず。
インクはゲルインクかなめらか系の油性インクと相性がいいなと思った記憶もあり。
ということで、えりのきさんには猫町が普段使っている筆記具をあれこれと試していただきました。
なお、ニッシーさんがトラベラーズノート(買ったばかりでピカピカ!)に試筆されていたので、紙質をそろえるためえりのきさんには猫町のトラベラーズノート(無罫)で試筆していただきました。
わあい、四股名がいっぱい!
文房具にさして興味のないえりのきさんは、あらゆるボールペンに対する反応が素朴でそれがとても新鮮でした。
ボールペンに対してすっかりピュアさを失っている猫町は、えりのきさんのちょっとした反応から軸と芯をあれこれ組み替え、これは?これのほうがましでは?とたちまちあたりは芯と軸であふれかえり…
最終的にえりのきさんが選ばれたのは、PILOTのジュースアップの軸と三菱のジェットストリームの0.38の芯。
しかし残念、ジェットストリームの芯はジュースアップには入りません。
ジュースアップはペン先がいまいちとのことで、残念でした。
えりのきさんの試筆の最中にはニッシーさんがいろんな筆記具の解説を加えてくださいます。
ということで、試筆はついにシャープペンにも拡大。
クルトガが登場し、混乱するえりのきさんは何かつかめたのでしょうか…
お二人とは文房具以外の話もたくさんしました。
とにかく旅好きなので、旅の先々で食べた美味しいものの話などが興味深かったです。
また、行動派のえりのきさんに引っ張られているだけでニッシーさんは意外とインドア派だという話や、しかしそのニッシーさんも大学生時代には原付で北海道を何周かした(?)という話などなど。
いやはや本当に笑ってばかりの数時間でした。
お二人にはお土産もいただいてしまい、まずニッシーさんからはこちら。
先日の「2016年Bun2大賞」にもランクインしていた、ショウワノートのジャポニカ学習帳日本の伝統文化シリーズ(相撲)です。
Twitterで見かけ、欲しいけどこんなんどこにあるんじゃ!と思っていたのでうれしかったです。
ちゃんと横罫と無罫を用意してくださっているあたり、本当にうれしいなあ。
ちなみにこれ、白鵬バージョンもあるんですよ。
えりのきさんからはこちらの色見本。
前回も書きましたが、えりのきさんは印刷関係のお仕事をされているとのことで、色のプロなんですよね。
ぱらぱらとめくっただけでいろんな青があり、一番好きなのはこの青か?それともこの青か?などと時間を忘れてしまいます。
お二人が来られた日は営業日ではなかったので、急遽レトロな文具を並べたりもしました。
「えりのきさん、このノート(おそらく極東ノートのことと思われる)買えば?」
「いらんわ(笑)」
という会話がお茶を運ぶ猫町にも聞こえてきて楽しかったです。
なお、電車の好きなえりのきさんはレトロなヘッドマークシールが気に入られたようでした。
ということで、ニッシーさん、えりのきさん、今回も楽しい時間をありがとうございました。
お二人を乗せた青い車が再び木琴堂にやって来ることを願っています。