猫町と中学生38(無罫力)。
2017年 02月 12日
例えば万年筆を使っているうちに字がきれいになった、とかそういう話。
猫町はこの数年で無罫力が上がりました。
無罫力というのは造語ですが、無罫ノートを使う力とでも定義しましょうか。
それまでは無罫ノートには文字しか書いてこなかった猫町が、ひょんなことから無罫ノートに数学や理科の問題を解くようになったのです。
その結果、単に真っ直ぐに書くだけではなく、余白を楽しみながらまるで新聞を作るように自由に割り付けることを覚えました。
今頃覚えたんかい、と言われそうですが、まあそんなところです。
というのも、猫町にとっての無罫ノートは多くの人にとっての横罫ノートとあまり変わりがないからです。
確かに罫線は好きではありませんが、真っ直ぐに書くのが嫌だとは言っていないわけで、要するに罫線のないノートをそこに罫線があるかのように(エア横罫)使うのが自分のやり方でした。
これについてはいつか無罫派を細分化してみたいという欲望があり、無罫派かつ真っ直ぐ派とか無罫派かつ書き殴り派とかいろいろあるんじゃないかと考えたりします。
で、猫町の無罫力ですが、ちょっと自信が出てきたのは表とグラフです。
特に表。
無罫は自由にアイデアを出したりするのにむくとされる一方で(この紋切り型も好きじゃないけど)、表やグラフを書く時は横罫や方眼にはかなわないと思われがちです。
実際その通りでしょう。
が、セブンセンシズから今やエイトセンシズに目覚めようとしている猫町は気の利いた表をさくさくと作れるようになってきました。
まず約1センチの幅で横線を何本も引いていきます。
もちろんフリーハンドです。
多少よれても気にしません。
縦線は少し慎重に、しかし途中で止めずに一気に引ききります。
なぜこの能力が高まったかというと、中学生の成績をノートに写させてもらう機会が多いためでした。
5教科の得点と偏差値と順位、3教科の得点と偏差値と順位、各教科の得点と偏差値と順位を見やすく表にする必要があり、自然と表を作る能力が高まりました。
手書きで完璧に作った表に数字を入れていく時の快楽。
線も含めて自分のフォントなのでしっくり感がすごいのです。
何も言わずに猫町の表を眺めている中学生も内心驚いているにちがいない(そうだろうか)。
グラフも結構いい感じで、あたかもそこに方眼があるかのように書いていくエア方眼グラフがまた楽しいのです。
もともと関数の問題が好きで、直線と放物線が交わるグラフの問題などはわくわくするのですが、ばしっときれいにグラフが決まった時は小躍りしたくなりますね。
まあこの場合も中学生は無言なわけですが…
というか、受験生である中学生はもう相当疲れているわけです。
猫町が美グラフを書こうがどうでもいいほどに疲れているわけです。
そしてそれ以上に猫町も疲れているのでした。
もう自分で自分をほめるしかないほどに、自分の書いた表やグラフに酔いしれるしかないほどに疲れているのでした。
早くすべてが終わればいいのに…
無罫力と引き換えに猫町が捧げたものの大きさを思います。
「無罫力」という言葉に惹かれてコメントをさせていただきたいと思いました。
当方、左利きなのですが、ノートを時計回りに45~90°傾けて使います。そうしないと、書いた文字が左手で隠れて見えなくなるからです。そのためか、罫線のない紙に文字をまっすぐ書くことがとにかく苦手で、かといって定規などを使いながら書くことも嫌で、使うノートは罫線入りばかりです。
ですが、当方無罫好きなのです。真白い紙に文字をいっぱい書きたい。一面みっちり字で埋めたい。ほらこんなにきれいに書けたぜ!とうっとり眺めたい。でもできない。だからこのノートはもっとうまく書けるようになってから使おう。→結局そんな機会がないままノートはたまる一方です。
などとだらだら書いてしまいましたが、つまりは「無罫力」を上げるためのアドバイスをいただけたらと思います。できれば「いっぱい書いて慣れる」以外でお願いします。


