無罫派の矜持と享楽。
2017年 11月 28日
最初は放物線のグラフが上手く書けたことがうれしくてノートの写真を撮ったりしていたのですが、ちょうどその日にブログの読者である松さんが店に遊びに来てくださり、ノートをはさんで雑談をする中で、無罫の素晴らしさにあらためて気づいたのです。
落ち着いて見ると全然上手くもなんともないのですが、こちらが猫町の数学のノート。
俺/私のほうがもっときれいに書けるよ、というコメントもごもっとも。
漫画を描いておられる方などはきっともっとつるりとした線が書けるのでしょう。
そういう話がしたいのではなく、松さんに指摘されて初めて気づいたのは直線も定規を使っていないことについてでした。
全然気づきませんでした。
フリーハンドで書くのが当たり前だと思っていたので。
方眼派の松さんはお嬢さんと数学の勉強をする時に方眼のノートが便利だったとおっしゃっていました。
なるほど、グラフなどはきれいに書けそうですよね。
横罫にドットが入ったノートも同じようにきれいに書けそうです。
が、そういうノートだとフリーハンドでグラフを書きたくなくなるのではないでしょうか。
定規さえあてればいくらでもきれいなグラフが書けると分かっていて、あえてフリーハンドのよたよたしたグラフを書きたいでしょうか。
いくら直線に自信があっても罫線と同じくらいまっすぐな線を引き続けることは難しく、どうしても横罫や方眼といった「正解」からずれていきますよね。
自分が横罫や方眼(とくに方眼)が苦手な理由がこれです。
正解をそっと突きつけてほしくないのです。
字も図もまあまあ上手く書けていると思いたいのです。
勘違いして自分の狭い世界の中でいい気持ちになりたいのです。
そんなわけで無罫派の自分は図や表を書くときに定規を使いません。
例外的にノートの端に引く線(ページ数や問題番号を書くことにしている)は定規を使いますが。
これが無罫派のなけなしの矜持であり、何よりの享楽であると思っています。
現在、大学の課題をレジュメに書き込むことがあるのですが、コピー用紙=無罫なのあって無罫に苦手意識を持つことも少なくなったことにも起因しているのかなと思います。
ちなみに自分の中学時代の数学ではその時担当していた教師からグラフをかくときは方眼紙を使うように指示されたので、コクヨの方眼紙(レポートパッド状になっているやつ)を買ってかいていました。
コピー用紙に書けるのなら無罫ノートも平気ですね。
学生さんも解答用紙が無罫だということに気づいてほしいものです。
グラフ用紙、小学生の時に使いました。
あれはあれで楽しいのですが、中学生以上はざっくりとグラフの形をつかめればいいのにと思うことがあります。
もちろん理科の実験などで数値をきちっとグラフにする時はグラフ用紙や方眼ノートがいいですね。
YASさんのコメントへのレスにも書きましたが、こまめにコメントのレスをすることがなかなかできません。
コメントの投稿はありがたいのですが、あしからずご了承くださいますようお願いいたします。
無罫にあの直線。驚きました。
実は高校生の頃漫画を描いていたので円や線のフリーハンドには少しだけ自信がありますが、あんなに真っ直ぐは描けません。
私は娘(この間は話せませんでしたが今でもテスト前に少しだけ教えています。三角関数を今更再勉強・・・)に教える、見せるという目的があるので長さが正確でない線だと視覚的にも把握しにくいかと思い方眼を使ってます。
内分や外分(特にxy軸のグラフ上にある点を結んだ線の外分)では目盛りによる距離感も把握しやすいですしね。
いやしかし。これだけ親が無い頭捻って色々やってるのに赤点取ってくる娘っていったい・・・
とまぁ愚痴とそれっぽい理由はともかく。単純に方眼好きなんですね。
規則正しく並ぶ四角形が好きで。
長く使う内に字を書くときは線を無視できるようになったので、割と自由に空間を使えるようになりました。
修行の末のフォース覚醒です。
結局、そこに愛があるかが一番重要なのかもですね。
・・・あ、スターウォーズの話するの忘れてた、今度ガッツリ話させてください。
自分もそう思って中学生に言うのですが、テスト中は必死なので真っ直ぐに書けなくても気にならないが、普段のノートはきれいに書かなければと思っているみたいです。
あと、提出物の美しさ(?)みたいなものも採点されるみたいで、内申点を気にして見た目にこだわる中学生もいますね。
一生懸命その子らしさを発揮した痕跡のある提出物に辛い点がつけてあるのもよく見るし、学校の先生はいったい何を求めているのやら…
ちょうど誰かに見せたいと思っていたところに松さんがやって来られていい感じでした(笑)。
スターウォーズ!
松さんにいただいたスターウォーズノートもようやく3冊目に入ったんですよ。
今度は英語日記も見てくださいね(あ、松さんにメールするのを今思い出しました。大晦日ですが送ります)。