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無罫フォント

猫町フミヲの文房具日記

赤青鉛筆の理想と現実。

以前、赤ボールペンを求める旅は赤青鉛筆に出会ったことで終わってしまった、というようなことを書きました。

今読み返してみてもどこも訂正するところのない記事なのですが、今日は赤青鉛筆の理想と現実について書いてみたいと思います。

まず現在の赤青鉛筆を見てみましょう。
赤青鉛筆の理想と現実。_f0220714_05554685.jpg
そうです。
色のバランスが問題です。

自分とてド素人ではないので、これは使い始める時から分かっていたことでした。
使用頻度は圧倒的に赤が高い、青を積極的に使っていかなければいずれバランスが悪くなる、と。

が、現実はこのとおり。
青も結構使っているつもりですが、もっと赤を削るのを我慢すればよかったか…

もちろん知っています。
三菱鉛筆にもトンボ鉛筆にも「朱藍7:3」の赤青鉛筆があることを。

非常に理にかなった商品だと思います。
赤の使用頻度を考慮した画期的な商品だと思います。

しかし7:3て…と猫町はつい反抗してしまいました。
もうちょっと使うやろ、と。
せめて6:4(3:2)やろ、と。

が、現在まさに「朱藍4:6」になってしまった赤青鉛筆を前にし、これはこれまで以上に青に対して積極的な介入が必要なのではないか、このままだとまんまと「朱藍3:7」になってしまい、それはかなり屈辱的なことではないのか…などと煩悶していたまさにその瞬間に中学生の視線を感じたのでした。

中学生「その鉛筆さ、」
猫町「うん」
中学生「赤と青の長さって」
猫町「うん最初は同じやったで。まあ赤が多いバージョンも売ってるけどな」
中学生「やんな。何でそっちにせんかったん」
猫町「馬鹿にすんな、みたいに思ってもたんや」
中学生「…」
猫町「気をつけて使ったらなんとかなりそうにも思ったし」
中学生「あかんやろそれ」
猫町「…」
中学生「ずっと見てたけど」
猫町「…」
中学生「最後は青鉛筆になるやつやろ」
猫町「…」

見られていたか。

文房具を観察するのはこちらの専売特許みたいに思っていましたが、見られていたうえにもっともなことまで言われ、ギャフンというのはまさにこういう場面のためにある言葉だなあと先達の感性に感服したしだいです。

Commented by YAS at 2018-04-22 22:33 x
こん○は。
その色鉛筆を見ると赤と青の棒磁石を思い出します。S極とN極の境、どこからがSでどこからがNかを考えると夜も寝られませんでした。
ひょっとするとその色鉛筆も、赤側だけ使っているとずっと赤色の芯が出てくるというマジックはおこらないんでしょうかね?
by mukei_font | 2018-03-20 23:59 | 筆記具・鉛筆 | Comments(1)

by 猫町フミヲ@無罫フォント
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