中学生と勉強するようになってしみじみと実感したのは「文房具は破壊される」ということでした。
それもしょっちゅう。
シャープペンの消しゴムのキャップをなくして消しゴムがむき出しになっているのは朝飯前。
もはやボールペンのクリップが折れていても、ボールペンのインクが逆流していても、定規が折れていても、下敷きが欠けていても、消しゴムに直径1センチの大穴が開いていても驚かなくなりました。
ちなみにシャープペンの芯をバキバキに折るのは入っていません。
いったい何がどうなっているのかというくらいにそれらは頻繁に折られ、いつか折れて飛んできた芯が目に入るのではないかと内心恐れています。
あまりにもバキバキ折るので、「それデルガードやろ。ノックしすぎちゃうん」と叱ったことがあるのですが、「違います」と言われ、「もしかしてモーグルエアーみたいなやつ?」「(コクリ)」「あかんやんPILOT!!!」という一幕も。
ほんま頼みまっせ…
さて、そんな破壊神たちにありがちな光景として「ボールペンの芯だけを握って書いている」というものがあります。
あたかも普通の赤ペンであるかのように握ってはいるがサラサの芯JF-0.5、みたいな時が本当に多く、聞けばたいていふざけて本体を壊しているのです。
トホホ…
先日もジェットストリームの芯SXR-7を握って書いている中学生がいたので聞いてみると、使い込まれた軸が壊れていました。
これはわざと壊した訳ではないようだったのでSXRの入る軸をたんまり持っている猫町は軸をゆずることにして、使っていないシグノRT1の軸を渡しました。
中学生は喜んでくれましたが、あれは確か東京旅行の時に世界堂で買ったやつでは…
しまった…
まあしかたない。
あの時はゲルインクボールペンのまとめ記事でも書こうかと思っていたのですが、もうそんな気力はどこにもありません。
若い子に荒々しく使ってもらうのもまた良きかな。