1本目はPILOTのカスタムヘリテイジ912でしたが、2本目は三菱のユニボールシグノ・プルシアンブルーです。
1本目は万年筆ということもあり、自分の持ち方が書きにくさの原因であろうと思っていました。
が、2本目のこちらはおそらくボールペン側(あるいはそれを受けとめる猫町側)に原因があるのではないかと思っています。
考えられる原因は以下の2つ。
1:キャップ式のシグノの替芯はノック式のシグノの替芯であるUMR-83(シグノRT1以降)とペン先の構造が異なるため、UMR-83に比べてインクの出を渋いと感じてしまう
2:たまたまハズレを引いた
1については、改良前のUMR-83(シグノRT時代)とキャップ式のシグノの替芯とでは後者のインクの出がよかったのです。
が、シグノRT1の登場とともに改良されたUMR-83があまりにも優秀かつ、
猫町調べでは近年インクもますますつゆだくになっているということで、以前はキャップ式に比べて見劣りしていたノック式がいつの間にかキャップ式の書き味を超えたのではないかと思うのです。
つゆだくといえばキャップ式のシグノの特徴でもあったのですが(常時つゆだくなのではなく、考えごとをしながら書いていると文字が突然太くなる感じ)、今のシグノRT1の替芯であるUMR-83にはそういう部分がまずありません。
考え、考えしながら書き進めても「油断したら太字」ということは皆無です。
要するに安定感のある優秀なつゆだくっぷりなのです。
ということで、キャップ式のシグノはずっと昔からのままなのに、優秀すぎるUMR-83のせいでいまいちだなあと感じてしまっているのかも、というのが1つ。
もう1つは単に「ハズレ」を引いたのかもしれないということです。
メーカーの方はがっかりされるかもしれませんが、どうしてもたまにあるのです。
誰も何も悪いことをしていないのに最初から筆記不良ということがあるのです。
あるいは誰かが試し書きの際にペン先を痛めつけるようなことをして、運悪くその個体を猫町が買ってしまったという可能性もあるでしょう。
かなり慎重に試し書きをしましたが、実際に使い始めてみないと分からないことも多々あるので。
というわけでここは「調教」が必要と判断し、積極的に役割を与え、ガンガン使ってみているところです。
調教はまだ始めたばかりですが、調教前に比べると少しは機嫌よくはなってきた気がします。
が、ソフト下敷きにゆっくり筆記、という超過保護モードで使ってやっとなので、やはりハズレの個体なのかもしれません。
晩成の個体だという可能性を信じて使ってみます。