前回はぺんてるのエナージェルフィログラフィの限定版に心惹かれていると書きましたが、自分は基本的に限定品に弱くないタイプです。
などと指摘されるとギャフンと言わざるを得ないのですが、それらは安価なことも手伝い、限定品に手を出したという感覚さえないものですよね。
しかし。
買っておけばよかった…と今なお思い出すたびに歯ぎしりしたくなる限定品があるのです。
AURORAの
ルナという万年筆。
あれは買っておけばよかったです。
ホワイトマーブルレジンの軸が月のイメージにピッタリの素敵な万年筆。
でも、ショートサイズの万年筆だったこと、舶来品のペン先が自分に合うかどうか自信がなかったこと、けっして安い買い物ではなかったことなどから躊躇して買い逃して今に至ります。
あらゆる限定品の中でも万年筆の限定品はもっとも自分に縁遠く、縁遠いゆえにきれいな軸を見てもまったく心が揺れないのですが、このルナだけはいまだに忘れることができません。
ペン先のことなど気にせず、とりあえず所有しておけばよかったです。
限定品というキーワードに踊らされている人を見ると気の毒な気がしますが、時には素直に限定品に乗ってみるのもいいのかもしれないとしみじみ思うのでした。